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Yalangi Rain Tea(ヤランギ レイン ティー) ー目に浮かぶのはエアーズロック。

 最近、飲んで既に紹介していた気がする紅茶をよく取り上げている。今回も、その内の1つであるYalangi Rain Teaを紹介する。ちなみに、産地はオーストラリアだ。

 袋を開けてみると、茶葉が非常に細かい。葉の形状だけでいえば、前々回のAdawatte FBOP1(アダワッテ エフビーオーピー1)に似ている。ただ、それ以上にすっきりとした飲み心地であり、あっさりした味わいだ。
飲み方としては、やはりストレートだろう。濃いめに淹れてミルクティーにするのも良いとは思うが、絶対的に牛乳と組み合わせるべき茶葉という印象はない。ちなみにレモンは試していないが、あまり酸味の強さを感じないため相性はそれ程良くないと推測する。
 完全に余談だが、私はシドニーやブリスベン等何カ所かオーストラリアの土地を訪れたことがある。中でもこの茶葉のイメージは、何となく乾燥した大地にそびえ立つエアーズロックだ。多分、さっぱりとした無骨とも取れる性格が、この茶葉に似た雰囲気を持っているのだろう。

 マリアージュを考える場合、強い個性を持つタイプの紅茶ではないので、基本的に好きな食べ物と組み合わせて欲しい。
 食事系の場合、前述の通りさっぱりとした味わいなので、少し濃厚さを持つ料理でも大丈夫なはずだ。個人的には、チーズとハムが入ったトルティーヤと一緒に楽しんでみたところ、トロリとしたチーズとハムの塩味が紅茶とよく合っていた。
 スイーツも同様で、色々な物とペアリングできるだろう。洋菓子から和菓子まで何でも良いと思う。個人的には少し濃いめになった紅茶にチョコチップメロンパンを組み合わせた。チョコレートと紅茶のこっくりとした深みのある味わいがぴったりでよいひと時となった。

 最後にYalangi Rain Teaは、茶葉の量り売りのみの販売となっている。ティーバッグではない分、扱いづらいとは思うが、紅茶の産地として有名ではないオーストラリアの茶葉という意味で、興味をそそられる人も多いのではないだろうか。遊びに行ったこもがある人もない人も、手に取って思いを馳せてみてほしい。


Yalangi Rain Teaの量り売りが入った袋。

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