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新年の挨拶:苦難の1年を超え、回心。そして、実り多き来る年へ。

振り返ってみると2023年はほんとうに苦難の年だったと思う。

2月には、金銭的事情から京都での生活が厳しくなって、親を頼って実家に帰った。4月には、復学を決意して、約2年行けていなかった大学に改めて通い始めた。6月には、いよいよ経済的に首が回らなくなり、一度は自分の活動の断念すら考えた。いろいろな人に助けてもらった。

2022年7月に立ち上げた自分の会社を畳む決意をしたのも2023年7月。人生で初めて精神科を受診して発達障害(ADHD)の診断を受けたのも7月。この後の人生をどう歩んでいくべきかすごく悩んだ時期だった。

8月からは、また新しいことが始まる。この時期からは本当に多くの読書をしたし、精神的にずいぶんと生長したと思う。改めて自分の人生を問い直した。幼少期に聞かされていたレゲエの魅力に再び目覚めたり、幼いころからの反骨精神や、心のどこかに飼っていた脱近代論、オルタナティブライフへの目覚めもこの時期に顕著だった。ある意味、宗教的回心ともいえる出来事だ沢山起こった。内面的に生長した。

そういえば、8月は「セミを食べる会」にも参加したっけ。これは本当にいいリフレッシュになった。獲って、〆て、調理して、食べて......。人間的生とは何かを改めて実感した。

10月には自分の立ち上げた媒体を事業譲渡する経験もした。6月~10月はほんとうに精神的にも金銭的にも最も苦難の時期で、このときに助けてくれた人たちには感謝してもしきれない。

大学生活はしょうじき、良くも悪くも忙しい。計画的に履修を組むということが、実は初めからできていなかったんだなということを改めて思い知らされる。取らなきゃいけない授業が多すぎる。ほんとうに、あと2年で卒業なんてできるのか......。

まあいい。Every Little Thing Gonna Be Alright. ボブ・マーリーも言っている。

2024年はどんな年にしていきたいだろうか。実はこれは決まっている。

「素朴な内面的感情を大事に育てたい」

そのために、なるべく新しい経験を積んでいきたいのだ。

2023年は人生についてよく考えた。2024年からはそれを実践するターンだ。人生についてよく考えた中で、ひとつの気づきがある。これは、以前読んだニッポン放送アナウンサーの吉田尚則さんの著書『没頭力』に書いてあることだが、人生のあるべき姿とは「上機嫌であること」なのだ。

つまり「朝ワクワクして目が覚め、夜満ち足りて眠る」。この実感をどれだけ内面化して、日々を歩んでいけるかだ。あとは椎名林檎と宮本浩次によろしく。「借りものの命がひとつ、厚かましく使い込んで返せ」だ。

どれだけ日常的な生を実感し、厚かましく使い込めるか。当分はその方向で、自由を謳歌し、それにより実現される道徳的価値を最大限に高めていきたい。それが、人生を賛歌するということだ。バガヴァッド・ギーターだ。

2023年は苦難の年だった。その分、気づきや生長も多い年だった。2024年は、そこで身籠った果実を大切に育てていく1年にしていきたい。

みなさま、あけましておめでとう。
今年もよろしくお願いします。

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