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【NAB Show 2024 速報】Thunderbolt 対応の最強・最速 ワークフローハブ iodyne Pro Data に、最新ファームウェア v1.5 が登場!

皆さん、こんにちは!アスク・エムイー広報担当のみなみんです。
夜はまだ冷え込みますが、少しずつ暖かくなってきましたね。

私の住むマンションは今時珍しく屋上が開放されているので、そろそろキャンプ用の椅子を引っ張り出して、"夜風浴び飲み" でも開催しようかなぁと計画中です、、、(*´ω`*)ニヤニヤ

さて、今回は!
以前の記事で、NVMe SSD 搭載で高速&大容量な Thunderbolt RAID【 iodyne Pro Data 】についてご紹介したかと思いますが、、、

先月ラスベガスで開催された NAB Show 2024 で、この iodyne Pro Data に新機能を追加した ファームウェア v1.5 が発表されました!!!

今回は待望のサポートが追加されて、さらにパワーアップした iodyne Pro Data についてご紹介します ♪



■ iodyne Pro Data とは?

まだ iodyne Pro Data がどんな製品か分かってないよーという方に、ざっくりお伝えすると、、、
最大 48TB の SSD を搭載した 大容量 と、デイジーチェーン接続で最大6台の Pro Data を連携可能な 拡張性 が強みの "Thunderbolt 対応ストレージ&ワークフローハブ" です。

撮影現場に Pro Data 1台を持ち込むだけで、カメラインジェスト、データ処理、編集などの作業に、同時かつリアルタイムに対応できます。
チームでの共同制作が必要な現場や、屋外でのロケ撮影には持って来いな製品です ◎

iodyne Pro Data の製品概要は、下記リンク先の記事にてご紹介していますので、ぜひこちらをチェックしてみてください (^^)!


■ ファームウェア v1.5 の注目機能とは?

さてさて、そんな Pro Data に新機能が追加されたとのことで、メーカーの NAB 出展資料から注目ポイントをまとめてご紹介したいと思います!

まず大注目のアップデートが、【 Windows サポートの追加 】です!!
2023年の9月に初めて YouTube ライブで皆さんに Pro Data をご紹介した時から、Windows PC にはまだ対応していない・近日対応予定だとご案内をしていましたが、ついにファームウェア v1.5 で、マルチ OS への対応が実現しました。

2つ目の注目ポイントは、最大 4 名のユーザーでデータの同時読み取りが可能になる【 マルチリーダー機能 】です!
この新しい機能を使えば、カメラから取り込んだ映像データを最大 4 台のコンピューターで同時に利用できるようになります。

編集用のシーン・テイク選択、ライブ制作、撮影チェック用の映像素材 (デイリー) のトランスコーディングなどなど、、、さまざまな制作作業を複数のマシンで同時進行できちゃうので、Pro Data が益々パワフルな製品にアップデートされました!

【 Pro Data v1.5 で追加された機能 】

  • Windows へのサポートを追加

  • Pro Data に最大 4 台のコンピューターを接続し、同時に複数ユーザーでのデータ読み取りが可能に

  • Microsoft DirectStorage API をネイティブにサポート

  • macOS、Windows、Linux 間でのワークフロー共有が可能に
    ※ 現在、Linux への対応はベータ版のみ提供


■ Pro Data 活用例

ここからは実際に、NAB Show 2024 の iodyne 社ブース (South Lower Hall - SL5047) にて実機デモが行われた、2つの活用例をご紹介します。

【 撮影現場向けワークフロー 】

まずは、Pro Data のマルチリーダー機能を撮影現場に取り入れた、"マルチカム用オフロード作業のワークフロー例" からご紹介しますね。

ワークフロー例1:DIT 向けのデータ取り込み・複数ユーザーでの同時アクセス

ワークフロー例1では、Mac Studio と Pro Data を組み合わせ、複数台のカメラから映像を取り込む "オフロード作業" を、効率的に実行できる Pro Data の活用例です。

一般的にカメラのメモリーカードから撮影データを読み込む際には、撮影データが全ビット正確にコピーされていることを証明するために、データ管理ソフトなどでチェックサムを確認しながら読み込むパターンが多いです。つまり、オフロード作業は使用しているマシンのスペックにも依存するので、高速化させるのはそう簡単な話ではないのですが、、、

ワークフロー例1のように Pro Data を使えば、複数のメディアリーダーが "同時並行" でデータの読み込みに対応してくれるので、各リーダーの処理速度は変わらずとも、全般的な作業時間を短縮することができています。

何と言っても Pro Data の最強ポイントは、その "拡張性"。
例えば、Pro Data のパススルーポートに Thunderbolt ハブを追加すれば、カメラの映像を複数のカードリーダーで、Mac / Windows PC へ一気に取り込む "複数データの一括&高速インジェスト" も実現できちゃいます。

しかも Pro Data は、"RAID-6 でデータを保護+ハードウェアエンクリプションで常時暗号化" しながらデータを取り込んでくれるので、安全性もバッチリ!撮影現場で求められる条件にかなり応えてくれる製品なのです。

〜 ワークフロー例1のポイントはここ!〜

  • Multi-Reader Sharing (複数ユーザーでの同時アクセス) モードで、データの整合性やコンテナのセキュリティを確保

  • 最大 4 名に読み取り専用のアクセス権を付与

  • コピー作業は不要

  • Thunderbolt × 2本を使った「マルチパス接続」で、最速 5.2GB/秒のデータ転送速度を実現

  • カメラのメモリーカードから最大 2400MB/秒でデータを取り込み、同時に暗号化にも対応

  • 複数のアプリケーションおよび OS との互換性

  • Mac Studio Max (macOS Ventura) 対応

  • データのオフロードやバックアップを簡易化


【 ポストプロダクション向けワークフロー 】

続いて、マルチプラットフォームを活用した "ポストプロダクション向けの Pro Data 活用例" をご紹介します。

ワークフロー例2:マルチプラットフォームの活用

ワークフロー例2では、制作チームの3名が 8K RAW のソースファイルに対して、編集やルックの適用など、複数の作業を同時に進めている様子をデモしています。1 台の Pro Data 上でソースデータが共有され、macOS × 2台 + Windows PC × 1台 + Linux × 1台が互いに連携している状態です。

各メンバーが使用しているマシン・編集ツールの早見表

上記3台のマシンでエディターがそれぞれの編集作業を進めており、4台目のマシン (MacBook Pro) が、カメラデータのインジェストと MAM の整理を担当。整理し終わったコンテナを読み取り専用モードに切り替えて、他3台のマシンにもデータを共有するフローが組まれています。

こちらのケースでは Pro Data のおかげで、データの処理速度を落とすことなく、暗号化でデータを保護しながら、それぞれの制作作業を一気に進められています。つまり、、、「複数ユーザー&マシンでの同時制作で、めっちゃ効率的なポストプロダクションやっちゃおうぜ!」という、矢沢永吉さん感のある制作現場にはかなり実践的な活用例だと思います ☆

〜 ワークフロー例②のポイントはここ!〜

  • 高速化技術 Windows DirectStorage API に対応した、唯一無二の Thunderbolt ストレージ

  • 最大 4 台のコンピューターを Thunderbolt 経由で接続可能

  • マルチパス接続と複数の OS システムに対応

  • 複数ユーザーで共有するアセットには、読み取り専用でのコンテナ共有が可能

  • 複数のアプリケーションと OS との互換性
    - Mac Studio Ultra (macOS Sonoma)
    - Avid Media Composer
    - ASRock (Windows 11)
    - Adobe Premiere Pro
    - Renderboxes Atom (Windows 11)
    - DaVinci Resolve

  • 接続コンピューター間でコンテナの受け渡しを可能にする「Storage Handoff 機能」を搭載

Storage Handoff 機能 は、実際にメーカー担当者に連携方法を見せてもらったインタビュー動画も公開しています。ぜひこちらもチェックしてみてください〜


■ ちょっと小話 「もっと寝てください…?」


iodyne メーカー本国が NAB Show 2024 出展情報として公開した資料には、「Get more sleep! (もっと寝て!)」と言うセリフがたくさん書かれています。

何だか快眠グッズの宣伝文句のようですが、、、笑
これはクリエイター、監督、エディターなど、映像制作に関わるすべての人がもっと睡眠時間を確保できるように、制作業務をめっちゃ効率化できるストレージ製品を開発したよ!と言う、Pro Data の製品テーマみたいです。

直訳で日本語にすると大変おかしなことになりますが、笑
最新テクノロジーを味方につけて作業時間を節約できれば、睡眠時間だけでなく、チーム内でもっとクリエイティブな話し合いを進める余裕と時間が生まれます。

特に複数人で同時に作業を進める制作チームや、ジャック・バウアー顔負けの短い納期に迫られている現場では、"データを処理する時間の短縮" がかなり大きな課題ですよね、、、?

作業効率をアップしたいけど何から取り入れたら良いんだ、、、とお悩みの方は、ぜひ一度 iodyne Pro Data をお試しくださいッ!ヽ(´▽`)/

■ 最後に

Pro Data のモデル展開は、12TB / 24TB / 48TB の3種類。お客様の制作ニーズに合わせて容量を選択できるのも、Pro Data の推しポイントです ☆

Pro Data は、「はいっ!はいっ!私に持ち運ばせて!ヾ(。´囗`)ノ」と言いたくなるほど "コンパクト&タフガイ" ですが、その売り文句を謳うほど、専用ケースやラックマウントキットなどのオプションも充実しています。

野外でのロケ撮影や DIT カートなど、あらゆる場所でスッポリ・ピッタリ最大限の仕事をしてくれる優等生です。

【 Pro Data DC 電源アダプター 】

中でも、Pro Data 用 DC 電源アダプター iodyne Power Converter は、ロケ撮影に凄まじくピッタリなオプションです!

Power Converter は、USB-C または XLR 経由で Pro Data に DC 電源を供給します。
USB-C と XLR 両方の入力ポートを使用すれば、一時的な電力喪失が起きないように電源の切り替えが可能に。Power Converter が、Pro Data の安定した動作を保証する "頼もしい助っ人" になってくれます ◎

さらに、Power Converter を使えば、大容量のバッテリーパックなど、AC 以外の電源で Pro Data を駆動させることも可能。この最強タッグを揃えれば、ロケ撮影など電源供給が足りない制作現場でも、データの取り込み / 編集 / トランスコーディングなどの作業を実行できます。


と言うことで今回は、
チームでの映像制作を効率化させる機能が追加された、iodyne Pro Data v1.5 をご紹介しました。

私の記事を通して、「Pro Data 気になってきたわ〜」と言う方がいれば、お気軽にアスク・エムイーへお問い合わせください!

アスク・エムイーでは、導入前に製品を検証いただける【 導入前貸出サービス 】を提供しています。ご希望のお客様は、下記リンク先のお問い合わせフォームより、お申し込みをお願いいたします。

貸出サービスへのお問い合わせはこちら:https://www.ask-media.jp/contact.html



■ ショールーム『エースタ』

アスク・エムイーには、取り扱い製品を揃えた自社ショールーム『エースタ』がございます。 エースタは、「製品に直接触れ、使い勝⼿や機能を確かめてみたい」というお客様の要望に応えるため、" 気軽に製品やシステムの検証ができる実験室 " としてオープンしました。機材検証だけでなく、製品デモやセミナーの開催、販売パートナーを通しての技術紹介にもご利用いただけます。

詳細はこちら:https://www.ask-media.jp/a-st.html


■ About アスク・エムイー

〜 映像関連市場における、リーディングカンパニーに 〜
株式会社アスク メディア&エンタープライズ事業部 (アスク・エムイー) は、100 社を越えるアスク取扱いメーカーの中から映像関連市場向けの商材を中心に、 国内のシステムインテグレーターとの共同マーケティングにより、 多種多様なニーズに合った適切なソリューションを国内のお客様へ提供しています。 常に“お客様の立場で考えること”をモットーに、現場でのシステム運用効率の向上に貢献すべく、 ソリューション開発を進めていきたいと考えています。