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上田泰江展2024 阿曾美術にて。

今回の展覧会が始まる数日前、上田泰江さんとお電話でお話しをさせていただいた。阿曽美術で三回目となる上田泰江展の案内状が手元に届きました。(うちの店主が添えた)文章を読み、とても嬉しかった、とのこと。        
その案内状はこちらです↓


その後、『でも、こんなふうに書かれるとなると、これからうっかり喋れませんな〜』と子供のように天真爛漫に笑っておられました。ほんとに、もう、無邪気に。

昨日、仕事を終えた帰路の途中でふとこんなことを考えました。『私がもっと歳を重ねた時、あんなふうに笑っていれるようになれたら良いな』と。

上田さんは今年で94歳になられます。上田泰江画集の制作にあたって、京都にあるご自宅を訪ね、いろいろなお話しを聴かせていただきました。誰しもそうなのでしょうが、生きていく中で時に厳しい局面も多々あったようです。それでも、現在、明るく朗らかな笑顔で接し話しかけてくださいます。満面の笑みの陰に、風雪の日々もあった。そんな日々があったからこそ、現在の上田さんの魅力が形づくられた。痛みや哀しさも綺麗な心をつくる大事な養分なのだな。そんなことを思いました。

今回は、3月開催ということもあり、ここ10年で描かれた春と夏の作品を中心に展覧しております。そして、うちで編集制作した二冊目の上田泰江画集も販売しております。
作品と併せて、是非そちらもご覧いただけたら幸いです。

『みどりの中で遊ぶ』

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