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コズミカルシアター『CAN・DAY・A・SORT』~宙周りの日々~


                           地球編!!第一話!!                                

そん時って俺はなんつってたのかな。
ケセラセラだと思う。
多分。
具体的にゃ思い出せんのどぅあが。
なんて意味だっけ。

どんなのサルサ?
パンとか食むさ?
今のはマルサ?
とんこつタニタ?

あー。なんとかなるさか。
うん。
だから俺はときたま思い出すんだよね。
日本語じゃないんかいって。
最後のことば。

訊ねるところによるとだね、その夜、地球に向けて隕石が向かってきていたらしい。
なんつーのかな。超巨大な。みなさんが想像するミートボールとは事を違えるサイジングの巨大隕石が。
なんつーのかな。たとえるなら地球儀にラグビーボールぶつかって来るって感じな。
結構デカめでしょ?
思ったよりも。
でしょ。
うん。そーなんだよ。
で、そこを横切るキランとしたひとつの物体。それがまあーーキャンディさんだったんだよ。


                                      ~地球~
                              ~とあ~る山奥~
                           (↑あ、もうこれ地名)
                                  “登歩留山・奥”

ほーほほーにがおがおがー。
何がしかの獣達。鳥獣達の声が聞こえてきますね。
ここはまさに獣の領域。
ちょいとしたどこぞの動物園よりその種類を幅広~くとっとる動物達の楽園なワケ。
最初はそんな事なかったんだけどなぁ。
俺が住み出してからさー。どういうワケかぶらぶらとそこ往く動物達が集まってくるよーになったんだよね。
最初はカバ。びっくりしたよ。え?ここにカバおわすんですか?って思った。
あ、最初はって言うけど基本となる鳥類子リス等々は居たさ。
ベースはあってさ。山の獣達って下敷き下地はありつつも。
そこに突然訪れたる珍奇な動物のはしりがカバだって事ね。
次がライオンね。
おい、流れ考えろよと思った。ペース配分。次に来る動物出にくいだろって。お前は最後の方だろ~って。
こんちゃ~す!ハシビロコウで~す!あ、ライオンさんいらっしゃるんですか…ボク、パンチ弱いですよね~って。
そんな事ないよって言うしかないじゃん。ま、ハシビロコウクラスだったらパンチ強い方なんだけどね。
もう鶏とか立つ瀬ないじゃん。ぼく、そこら辺でお目見え出来ますよね~へな。みたいな。そんな事ないよ!ないない!
だから俺言ったのよ、ライオンに。おめー、ちょっと早く入りすぎだわって。
したらなんて言ってたと思う?

                                        がお

                    言葉ワカンネえええええ!!

俺、心で通じるタイプだから!
げんでは通じねータイプだから!!
こんな事なら動物語の駅前留学通っておけばよかったよね。生の動物達に教わる言語教室。月謝肉3Kgキロ

あ、戻るね。ライオンさん。一喝!!

まあでもしょげて前脚頭の上に乗せてるから反省してるなこれはと思ったよ?

流石に言いすぎたかなと思ったけど。
で、そんな感じで動物達が集まって自慢じゃないけど寄って好かれてたまーに顔“ガッ!”てやられるもんだからさ。
あ、でも甘斬りよ。甘~い感じで爪で引っ掻いてくんの。ま、当然甘かろーと辛かろーと傷は残るんだけどさ。
ほんでちょーしに乗ってよっしゃって重い腰下げて切り株に座るわけ。そしたら集まるわ集まるわ。鳥、獣、もう。ありとあらゆる動物。たまーに大人の成人男性も混じってくるからハウス!って言って帰したけどさ。

で、これまた調子に乗って重い腰さげた切り株で竪琴取り出したもうて爪弾くじゃん。てらららららりんんって。

ほんだら、動物達が一斉にわ~って逃げ出すの。そっからそういうノリが始まった。

バンビなんか、前脚で耳抑えて二足で跳んでいってるからね。いや、お前そういう動き出来たんかいꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)って。

どーぶつ園開こっかなと思った時期もあるけどよ。なんつーのかな。こいつら見せもんにするってのもなんかちげーし。開放された動物園作るにしても人が集まってくればそりゃ中には悪しきヒューマンもいずって来るワキャだ。

そーなると俺の思うところと違うしな。
こいつらもこいつらで何がしか傷付いて来たからここで俺とピントが会ってんだろーなって思う時もあるし。

結局はここでひっそり暮らすかって話になってくるんだよ。

今日もそんな事考えてた時にひゅーんずどん。

アイツが落ちてきた。

いや。正確に事を表すなら

ひゅうううううううううううううううんん!!!


ずどばああああああああああああ!!





ツカサ「うええええええ!?何!?何よこの音!!」
あ、こっからセリフ調入ってくるよ?
そんなけったたまし~音で目覚めたオレ。

ツカサ「何今の爆音!? なに!?鼓膜爆ぜた!?」
急いで布団から出て全裸のままで布団を片付ける俺。しゅぱぱぱぱっ!! うむ。今年度全裸布団片付け選手権第2位!!ーーおしいっ!!

とかそんなこと言ってる場合じゃないでしゅ~~がぁ!!

とてつもない音炸裂してんだ!!
こいつは見に行くしかねえ!!
どこへ?
どこってそら、音のした方だろ。
そっちの方へ行けばケムが上がってるはずだぜ。
 なんとなーく感じる。俺は多分何かに呼ばれてる。
何にだろう…本当の俺とかかな。
ちょっち怖いけど、そんな風な考えは捨てて外へ出る。
いつもの一張羅ーー
白タオルに青作務衣、そこに黒いサンダル履き履いたら完成だい!!

いつものツカちゃんフォルム!!
じょりっと顎元を撫でてみる。
うーん。ヒゲの伸び具合が実に心地いい!!

さあいくぞ!!目指すはでっけえ音のした方!!
ずびしぃ!!
がらがらがっ!!俺は扉を開けて夜天を指さす。
勢いよくだ。特にそっちの方向に煙のアテがあるとか関係なしにだ。
そこの直線上にある光がきらんと一段と大きく輝いた気がした。気のせいだろうか。
とかく俺はくるりとそこに背を向けて家の外堀を半周する。

寝室回ってトイレ回ってしゅ~っと裏庭へ。
そこからお目見えすんのはずら~っと長~い山への登り道、実は俺ん家は山の大麓にあるんだ。

                       

                  B☆I☆N☆G☆O


オーライ! やっぱりそこから煙があがってる。
なんとなーくそんな気がしたんだ。俺は直感が強い。直感型だ。なんとなーく自分はそう思ってる。自負してる。ジフシー。

数秘術でも11を記録する人間だからな。俺はなんだかんだ言ってこういう、うさんくさ不思議なものを信じてしまう。なんで信じるかって考えるとバイアスかかったり理由をこじつけてしまうからあんまり考えないようにしてるが、簡単にいうとこーいう神秘的なものを信じてる俺が好きだからだ。
あったらいいよねって感覚でいる俺がすきなのだ。
こういう時の俺といえば凄く調子がいい。
たとえ誰にその観点感覚をつつかれようと俺はこんな俺でありたい。

               不思議を信じていたい

オーパーツとか、都市伝説とか。UMAとか。なんかそーいう実際にはありませんぜーみたいたものをそのまま世俗間のままクールに受け流す俺ってかっこい~みたいな感じにはなりたくねえ。

そりゃそうだろ。それを踏まえてあったらいいな~って楽しめるか否かだろ。ボケナス共。一生クールに過ごしスカして、エンタメから拒まれてろ。

ーーっと、口悪いな俺、いったいなにがあった?
一体何をされたんだ、そういった夢のない方々から(笑)(´・_・`)←今の俺心の顔。というか、俺はこんなお済まし顔でこんなことをいつもいっつも考えてる。おかげで周りからは何を考えてるか分からないとかミステリアスとか言われるが、そんな事言われてもって感じだ。
じゃあ逆に皆々みんなは何を考えて生きているんだろうか。
そういう事にも俺は結構興味強かったりするする~☆

なんかごめんね。探偵私小説みたいな口調でカッコつけてるけど、多分俺は今かかってる。
でもこんなことでもないと、男の子はカッコつけられんのだ。
たまには許して☆
精神的スパイごっこの範疇。スタートしたのだ。

俺はひとまずだだだっと山道を上がる。最近出不精で太ってきたけど、これはまあ仕方ない。
誰だって日頃からでけえ音したらすぐそこに馳せ参じる為に痩せておかないノダ☆

肥えを嘆いてもしょうがない。肥満憂いても後に残らず。ーーみたいな格言を考えながら俺は山に登ります。

ちくちく作務衣の裾にくっついてくる、いわゆるくっつき虫がうっとーしー。なんぢゃいこの陸のコバンザメは。まったくこいつらったら自分の事しか考えてないんだもの♡ ーーまあでも生き物はそんなもんでいのかもな。俺はどんなものからでも学びを得られる生き物。生きながらにして生徒の性質を持った永遠の“すとゅーでんつ”NANODAよ。

俺ってばエラい。無知の知を知り得足るもの。ソクラテスにそっくら(り)てす。

と、まあ俺はこんな時でもくだらねーダジャレを考えてしまうくらい頭の回転が早い(のか?)

通りがかりのハシビロコウがくちばしを開いて俺にあいさつをする。俺はそこに掌をすっとやるだけで走り抜ける。いつもと違うあっさりとしたあいさつにあやつもびっくりして動きをとめるだろうがーーってあいつはそれがフォーマルか。うむ。まあでも、なによもうツカサくんったら今日は愛想がないのねって想われる可能性大だがそれもやるかたしゃーなし。今日はちょいと事情が違うじゃろーに。

お。クマだ。このクマには“上野さん”ってあだながある。俺が山篭り前(ーーやまごもりぜんーーと読む。生前みたいな感じ)
に大部分お世話になった人に似てるからだ。
あの人は俺の事をどう思ってるか知らないが、すくなくとも俺は感謝しているぜ。上野さん。

ーーみたいな事を忘れない為にも俺はこのクマに上野さんて名前をつけて過ごしてる。出会でくわした時のノリでいっちょ、金太郎よろしく稽古と称して相撲を一番、二番とるわけなんだが今日はちょっとヤボ用というかボヤ用があるからーーとすり抜けようとすると、後ろから追いかけて来て俺のまわしをガッ!おいおい。今忙しいんだって。俺は釣り上げられ様に腰をくいっと回すーーそうとするも、これ大事な々々な一張羅なんでやめてもらえますかねーー“がふん!”

地面に手を付き、ばよよーんと腕で受け身をとったのか、これ超いてえんだが。腰から熊の手が外れて一番最初に俺がとった行動が、いってええええとばかりに手首を気掛かりにすること。うーむ、目の端がじんわり。ないとんぞこれは。

上野さんの方をみたら、腹を抑えて笑っとる。ほんとなんなんだこいつ。クマじゃなかったら一発ぶん殴りにイッテンゾ。
(´・(エ)・`)“スッ…”
ーークマだから控えておくものの。

どうせ負け越しーーというか一片たりとも勝った覚えはないので負けても全然メンタルには来ない。人間がクマに勝てるワケなかろーが。

だだだっと途中サンダル履きをずっこかし、ちょっち置いてけぼりになったものを迎えに行きつつ、山に登る登る登~る。依然として目下の物は黙々と煙ざかっている。ちょっと煙の勢いが弱まっただろうか。

お。リスだ。ちょちょいと木の枝を弾いて俺の肩に乗っかーーっておい!俺走ってんだから差額出来んだろ!!ってところを俺がギャッチリカッチ!ーーじゃなかたガッチリキャッチ。

ふう。片手にリスを乗せたまま俺は袖で汗を吹く。
ホッーーなんて文字が俺の背後に浮かんでんだろーなと思う。漫画だったらよ。
ま、でも現実だったら出るわけないんだけどな。

                        CAN・DAY・A・SORT

頂上へついた。辺り一辺がもっくのもくもっく。
ヒデえ有り様だこりぁ。
どうやら火は起こってはないものの(辺りの木にそれらしい形跡ははい)
ぼっかりと大きなクレーターが出来ている。何が落ちたらこんなことになるんだ。
MOTHER2の冒頭かこら。……だったら俺はこれから冒険に出掛けるのか?無理無理。俺はケツに火がつかなきゃ冒険になんて繰り出せない人間なんだ。

……逆に言うと、ケツに火が着けば何処に行くにしても繰り出せる人間なんだがな。

ーーしかし、何が落ちたのかはまるでわかんねえ……MOTHER2だとまるままの隕石が残ってたんだがなあ。実際にこんな感じになると何も残っちゃーー
と、俺の足にかつんと何かが当たる。
瓦礫だ。それは穿たれたかめくれたかの土の一片だと思っていたがそれは何間違いだった。
なんだか異様にメカニカル。

                                   メカニカる
                             メカニカっている。
                              メカメカしている。

黒く焦げが廻っている為分からなかったが、月の明かりの当たり方によってそれが何かしらの機械のいちパーツのように思えた。
俺が足で転がすと、それはぐらりとめくれ、銀色の部分がくっきりと俺に示された。

何かでみたことある。車とかバイクの部品……に似ている。
俺は作務衣のあらゆるところをまさぐってみる。
あった。右ポケットにあれ。

俺はその小型のライトを使って辺りを照らしてやる。
するとその様がむざむざと、それこそまざまざとお出ましやがった。

                        ーー克明


かつあきじゃない。俺の名前はツカサだ。散々迷ったけど俺の名前はツカサなのだ。ジテンじゃない。
ツカサなんだ。

これはこくめいと読む。ライトで照らされたそこは、いくつものバラバラになった機械のパーツが影を作って俺にこの事を報せに来ていた。

ーー僕たちは今までここにあったんだよ。と。

その僕たちだったものが今の俺には分からない。
機械?マシン?なんの機械だったんだ。
天から落ちてきてーー飛行機?いや、そんな残骸が残らないはずがない。だったらもっと小さい小型のーーヘリだろうか。通称ヘリコプター。正式に区切るとヘリコ・プターなんだそうだがそんなんはどうだっていいんだ。
ヘリでもなさそうな気がする。もっとこう折れたしっぽの先が残っていてもよさそうだ。
ならばなんだ?もっと小型のーーUFO?
ありうるな。もしUFOが実際にあった場合、それは大いにありうる話だ。ーーだって我々地球人はUFOのサイジングしらねーもん。

ってことは超小型のUFOがあってだねーー

みたいなくだらない事を考えてたらガサゴソーー中身はゴミばっかり!みたいな事もなく、草むらが揺れる。
俺がなんだーー!?なんて身構える前にそこからびょいーんと丸型の影が飛び出し、俺がてらしてピンクのまるい

            「トリアエズテメーキャトラセロ!!」

                       ~CAN・DAY・A・SORT~

ツカサ「落ち着きましたかい?ばあさんや」
目の前にいるピンクの丸型「ほんにほんに。いやあ。あの時は錯乱していて申し訳ないことをしたーー“ズズズ”」

と、それは器用に触手を2本繰り出してはお茶ーー湯呑みをひょひょいと掴んで自らに当てて飲む。ごきゅごきゅ。喉を鳴らしている。どこにそんな喉があるんだなんて考えているバヤイでもモヤイでもモアイない。俺は誰とも待ちあわせしていないのだ。無論、こやつともだ。出会い系サイトに登録しているわけでもなし、それがなんの因果で宇宙生物とコンタクトの媒介になったわけでもなかろうなのだ。
モアイ自体は好きなんだけどな🗿///

それがお茶を飲み干し、ことんと湯呑みを置いて早々、

それ「んじゃま、お身体拝借ーー」
と言って数十本からなる触手を伸ばして俺をとりまこうとしてくる。
俺はそれに一々、ていていてい!と手刀をお見舞いし、(もちろんなんらかの手心は加えておいた)それを丁寧にお断りする。

それ「えー!一旦休憩してからキャトらせてくれるって言ったじゃーん」
ツカサ「言ってねーです」
それ「言ったね」
ツカサ「言ってないってば」
それ「えー。じゃあ、これスクロールしてみ?」
ツカサ「いや、あんた出てきてからそんな日にちたってないから」
それ「ちくそー。上手いことその部分省いて書きやがって」
 ツカサ「何の話してんだこいつ」
それ「もー。お腹減って仕方ないんだけどー!」

どうやらキャトる・・・・という動詞は食事を意味するらしい。
ーー多分キャトルミューティレーー
そうそう、キャトルミューティレーションから来とるよ?地球辞の。
あ、そうなんですか、んえ?
あ、わたし?私の事は気にしないでよ。ツヅケテツヅケテ。
……ん?これなななに、どーいう状態?
え?どーいうもなにもおたくの頭に直接話しかけてるンダガ

ツカサ「はあッッ!?」
ーー何が?
ツカサ「いや、分かんないから!直接、音発してよ!」
それ「直接も何もあーしどう見ても口ないじゃん?」
ツカサ「ほんとだね……」
それ「だろい?」
ツカサ「……え?じゃあ今まで喋ってたのは?」
それ「あーそら、ふつーにあたすは電波飛ばしてたよ、念波」
ツカサ「うそ~ん」
俺は正座から後ろ手に手を挙げてダイブ。ずりずりずりぃ。
それ「うそーんって言われても実際そう。地球人ってのは、だいぶアレだね。まだテレパシーみたいのが使えない種族なんだ」

それはそういうと、側面から触手を一本突き出しぐるりとねじって自らの前方に当てる。ーー我々地球人でいうところのフムフムポーズだ。
そんな感じでそれは、(     )←(こんな感じ)ホムホム言っている。

ツカサ「てれぱすぃ~ねえ」
それ「あ、バカにしてるでしょ」
これだから野蛮人は~みたいな感じでその桃色球体一塊ももいろきゅうたいひとかたまりは俺の方を見てくる。
それ「それ採用」
ツカサ「はい?」
桃色球体一塊「あーしの事はこれから桃色球体一塊と呼びねェ」
ツカサ「……」
桃色球体一塊「…短い間だけど」
ツカサ「……」
桃色球体一塊「短い間だけどって言いな?」
ツカサ「…短い間ですけど……」
キャンディ「ちなみに私の名前はキャンディ」
ツカサ「ほんとに短い間だな!!」
キャンディ「きゃきゃきゃ」ꉂꉂ(◍◍)“ボコッ”
ツカサ「うわぅ!ナニカデテキタ!!」
キャンディ「あ、もう治ったか。目が出てきたね。さすがうつーじん」
ツカサ「宇宙人?」
キャンディ「そうそう。あーしは宇宙人のキャンディさまよォ~!」
ーーそういってそいつはぽよぽよ跳ねる。
いつかあらびき団で観た風船太郎さんみたいに。
ま、基本はカービィみたいなんだけどな。
(◍ ◍)「よろすく」
ツカサ「なにがよろすくなんだか」
(◍ ◍)「短い間ダケドサ」
ツカサ「え!?ずっと居る気なん!?てか何しに来たの!?」
(◍ ◍)「ーーんとね、順を追って話すとだね、地球が滅亡するまでヾ(・ω・`)ダネダネ♪‌‌」
ツカサ「めっちゃ居座るじゃん!なんだこいつ!」

俺はそのジョーキング(ジョーク)に思わず飛び退く。そう。俺はこんくらいリアクションの大きい人間なのだ。自分でもびっくりするぐらい大きめにリアクションをとってしまう。

(◍ ◍)「いや、ほんなには長くないよ?」
俺は腕組み。
ツカサ「そっかー。地球もあれか。人が生み出すゴミや地球温暖化やら森林伐採の煽りを受けてーー」
(◍ ◍)「いんや。それとは違ってだね」
ツカサ「おろ?じゃあいったいなんででゲショ」
(◍ ◍)「今から2時間後。地球に隕石落っこちてきます」“ドデケー”
ツカサ「?」
イメージ的には俺の頭の上にポンっと感嘆符が浮かび上がった感じ。
(◍ ◍)「あーしね、それを伝えに来たんだけど何かのひょーしにハンドルとられちってね」
ーーハンドル?UFOのか。
(◍ ◍)「ほんでこのザマよ」
ぽよんぽよん。再びや。
ツカサ「ーえ?なに?」
(◍ ◍)「ダーカーラー ニジカンゴ ニ チQ ホロブカラ」
その桃色の球体はぺこりの前のめり気味に凹ませてーー
(◍ ◍)「短い間だけどこれからよろしくお願いします♡」


                                   

                         【ツカサ】
                「うえええええええ!?」


                       ~CAN・DAY・A・SORT~

ツカサ「そ、しょんなに短い間だったとぅわ……」
俺は芋虫のような前傾姿勢でぱたりと倒れ込み、そのまま強かに顎を打つ。どだん。いでえ。でもそんな顎のひりひりを気にしているバヤイぢゃネー。よっしゃ、俺の髭と座敷のどちらがザラザラか勝負じゃ!!

ーーざらざらざ~……

ぐぬぬ……つ、強いぞ……我が座敷ながらこれは転生前からなる宿命のざらざらライバル……よもやこんなところに居たとはーーこういう一番の強敵は実は身近にいた的なパターン構造が多いけど、まさか俺の場合にも適応されしーー

キャンディ「気は済んだ?」
ツカサ「済むわけないでしょうよ!!」
俺は( ゚д゚)クワッ!!と起き上がり、キャンディさんに顎をぶつけにかかる。
キャンディ「いでええええ! ちょっとやめてよ!ヒゲがいててね」
ツカサ「くっそ~が!!この疫病宇宙人!きさまのせいで!!きさまのせいでえええ!!」
キャンディ「いやいや、あーしは別にあーしのせいじゃ!!」
ツカサ「わかってますよ!!わかってますよ!!そんなこたあ!!」
俺は涙を流す。こんな時くらいはいいだろう。
ツカサ「やけ髭じゃあ!やけ髭こすりじゃ!!」
キャンディ「あんた、行動が宇宙人だな。地球人ってみんなそーなん??」
ツカサ「こんな地球人いないやい!!やけヒゲなんて行動に出たのは地球生誕から数えて今の俺が初めてだい!!ハッピーバースデー!!おめでとう地球!よろしくツカサ!そしてありがとうさよなら我が母星!!」
俺はうわんうわん泣く。身近に蹲るうずくまる事の出来る母性があってよかった。凄くやさしくて暖かい。それは、キャンディさんと言った。
キャンディ「わーった、わーった。たんとお泣きよ地球人」
ツカサ「いやだいいやだい!俺は地球人じゃなくてツカサなんだい!!一人のオトコとして見て欲しいんだい!!」
キャンディ「分かったよツカサくん……そんじゃらよ」
ーーよっこいしょとばかりにキャンディさんの2つの緑目から少し下の方がもっこりの2つの山を作る。
ツカサ「なんですかこれ」
キャンディ「あたしのおムネだよ。ホントはもっと爆乳なんだけど、まあ今は色々あってしぼんでるからそこんとこシクヨロ」
“ばちーん✨”とひとつの目がピンクの膜に隠れる。
あ、これウインクか。これ今俺ウインク飛ばされたのね、ふむ。
まあなにがシクヨロなのか分かんないけどとりあえず泣きますむせびます。

うわあああああああああああああんん!!

                      嗚呼、すっごい暖かい

                   ~CAN・DAY・A・SORT~


触手で頭をなでなでしてもらってる間に俺はハッと起き上がる。
ツカサ「こんなことしている場合じゃねえ!!」
キャンディ「あんたちょっと肩のリスが起きちゃうよ?」
ツカサ「てめーまだ乗っかっとったんかい!!」
そやつは俺の肩口で未だ乗っかってるどころか寝息をすーすすー立てて眠っていた。おいおいそんな感じで寝息扱きやがって。うらやましいのォ。そのようなマインドが。Zzzなんて段々ちっちゃくなるZ、並べ立ててお眠り入りやがってほんまにもー。うらやましいことこの上ナッスィングなマインドだこと。
ーーでもムカつくからぺいっ!

俺はそんなリスを片手でぺしり。畳に叩きつけられたリスが衝撃に起き上がり、ダッと走ってくるぶしをガッ!! お れ の ! !

ツカサ「いっでええええ!!」
俺はくるぶしをさすって王貞治る。おうはださるーー形容詞。つまりは一本足になるって事よ。
俺はそれでぴょんぴょん飛び退く。
キャンディさんはそれを見て
「ギャハハハ!こいつ馬鹿じゃねーの!」
って触手差す。

ツカサ「うるせえなあ!!」
リス「がるるる!!」
ツカサ「いやコリスくん!そんな事言ってる場合じゃないんだ!!」

でもそんな俺の静止も聞かずにコリスは今一度俺に翻り飛び掛りーの。

俺の耳にダイブ!!
もうオチは読めるだろ??

ツカサ「いだだだだ姉さん!!」
ーーカツオぶる俺。ここまでは流石に読めなかったんだろ?え?

ツカサ「なんだよこの地球が大変な時に!!」
キャンディ「そいつメス
ーーああ、それは悪かった。くん呼びがマズったノネ!!
俺は耳に齧り付くそいつを見ようと目線を動かすもやはり見えん。そらそーだ。見えんもんは見えん!!
ツカサ「……それはごめんね!!コリスちゃん!!」
ーー離れてくれた。俺のくるぶしにスリスリ頬ずり。……どーせなら齧った方のくるぶしにしてくれるカナ?あ、俺菌とか気にしないから。
ああ。これ絶対血が出とるヤツだ。 深いなこら。
( 。•̀ϖ•́。)←リス
ごめんて。

キャンディ「そんなことよりもよ~なんか暇つぶし出来るもんない?」
ツカサ「ひ、人が耳かじられてん時に暇つぶしも何もありますか!!てか、人が耳かじられてんのにその耳に言葉投げ込まないで!!」
キャンディ「はは」
ツカサ「ははじゃないんだよ!!その母なる母星が大変なんだよ!なあ!そうだろ!!母星様ぼほしさまが大変な時に暇なんかあるかい!!あと約2時間後に地球滅亡するっつってんのに暇つぶしなんかアルカイダ!!」
ーーなんとかしてよ、アルカイダさんよぉ。

キャンディ「ーーなんとかねえ~」
あ、この人また俺の心読んだな?
キャンディ「ってかよ、なんでオマエこーゆー時にそんな感じなん?」
ツカサ「へ?」
そんな感じとは? 永久。
キャンディ「いや、だからさ、こーゆー時って諦めムード漂わせんの?」

ツカサ「いやあ?」
ーーだって諦めてもしょうがなくね?
だったら足掻かんと。なんなら、俺から隕石にぶつかりに行くみてーな。俺から浴びに行くみたいな。どーせなら一番乗り志向で居たいじゃん。

キャンディ「ふ~ん」
まーた、この人俺の思考読んだんだなこの頷きようは。

キャンディ「聴いてた地球人感とまるで違うね」
ツカサ「そうすか?みんなこんな感じだと思いますよ?」
キャンディ「君は思考指数が宇宙人だ」
しこうしすう?なにそれ。
キャンディ「なにそれじゃないよ。ニュアンスで受け取りなよ」
ニュアンス?
キャンディ「ニュアンスで受け取るのが得意な人が宇宙人と呼ばれる者だよ」


                                      ふ~ん

                              あそう
                                                            だったら                   

                      大の得意だ


キャンディさんがこちらをまんじりと見てくる。結構カワイイ。
メスの星のカービィというか。あ、そういう人に心当たりあるな。こりんさんだ。

宇宙人から宇宙人と呼ばれるとこうなんというかそうなのかなって面持ちがーー

                           ん?

               宇宙人??(◥◣_◢◤)

(◍ ◍)?

ツカサ「えっとキャンディさん、宇宙人なんですよね?」
キャンディ「そだよ」
ツカサ「宇宙人ってなんかこービームとか出せません?」
キャンディ「でけるよ」
ツカサ「…どっち?」
なんだよその日本語。
キャンディ「でけーー」
ツカサ「出来んのね!?」
キャンディ「…うん」
じゃあそう言えよ最初っから!!
キャンディ(ーーごみんーー!)
いやあ!心の中入ってきた!これがあるのよ宇宙人!!そしてその謝りの際も誤って来たじゃんごみんで!伝わるけど!ニュアンスで伝わるけど!!

ツカサ「ビーム出せんのね?」
キャンディ「出せるよ」
俺はここで浮かんだ一案ひとあんを提示してみる。
ツカサ「それってーー此度の隕石吹っ飛ばしたり~~」
キャンディ「でけるよ?」
ツカサ「できんのかい!!」
じゃあ話は簡単だよ終わりだよご破算だよグッドエンディング突入だよ!!
キャンディ「元々そのつもりで来たし」
ツカサ「なんなんだよ!散々脅かしやがって!!」
キャンディ「うゆ。だって、地球ココってそんな隕石撃退装置完備してねーだろん?」
ツカサ「はい。そのとーりでございまひゅ」
なんだよ壊せんならもうどーだっていいよ。だら~っとミニコント扱いてたろ。DRAGONBALL読んでたろ。
キャンディ「健常だったらね」
ーーけんじょう?
キャンディ「怪我してなかったらほれもいけたろーね。ほら言ったじゃん。あーし原付で来たろ?そん時ハンドル引っ張られてご覧の通りよ」
ツカサ「ご覧の通りと言われましても」
っか桃色球体一塊それ怪我だったんかい。
キャンディ(いんや。なんつーなエアバッグ形態っつーか。ナンダケド衝撃強過ぎて御覧の有様☆)
キラーン☆じゃねえよ語尾にあしらいやがってーーってか原付で来とったんかい。すげえな宇宙人。原付で地球訪ねーーってか、宇宙回るんだ。

いいなあ。俺もそんな風に旅してみてえなあ。


キャンディ「ごめんね。感慨深いところ遮って悪いケド」
ツカサ「あ、自分の精神的な内情のトークはお構いなく」
キャンディ「あ、そう」
大変だな宇宙人。そういうところも気遣うのか?
下手に心読めるからーーってか、心透かせた方が楽なんけ?そうすれば俺もこんな事にはーー
キャンディ「そっか。君は人間嫌いでこんな山奥に住み込んだのか」
ーー凄く楽だな。この人ーー宇宙人とのやり取りはーー無駄がねえ。嘘がねえよ。
ま、人間嫌いというか、ちょっとニュアンスはーー

キャンディ「うむうむ。解るよ。ホントーは人間好きなんだナ。でも向こう側がそう来てくれねーんだ」
ツカサ「はい」
むーん。嘘が付けない。え?心の中読まれると嘘ってつけないの?
キャンディ「そしてそれも人の所為だとは思っていない。人間社会が人を疲れさせている為だと信じておる」
ーーあ~あ。全部丸出しだ。 
キャンディ「そだよ。あーしからすれば君のちんぼこすら丸出しなんだよ。包茎である事が丸分かりなんだよ」 
ーーそれは読心とはカンケーなくね?
キャンディ「ほれ。こう手に取るように君のおちんちんのサイズが分かる」
ーー
ツカサ「触ってますからね」
キャンディ「アラホント」
キャンディさんは触手を伸ばして俺のおちんちんをさすっていた。

                        ーーなんなのこの人
                                        ホント
                       対話していて全然疲れない

          地球人みんながこんな感じならいいのに

                    ~CAN・DAY・A・SORT~

キャンディ「マ、そんなアイキャッチ銘打ったところで場面転換はしねーんだけどよ」
ツカサ「……なんの話し?」
キャンディ「宇宙人側コッチの話」
こっち?
キャンディ「君も宇宙人側に来ればワカルよ」

                    そんなことあるのかなあ。

キャンディ「ってか、だいぶこっち寄りな気がするけどね。あとひと押しってところ」
ツカサ「あとひと押し?」
キャンディ「そーそー。ほら、よく一度幽霊見るとそっから見えるようになるって言うじゃん」
ツカサ「あー。そういうのあるんだってのか」
ーー次元のというか、そういう物の見方があるんだって知る事に寄ってそういう次元が知覚出来るようになるって類の話か。
キャンディ「SoSo~♪ 案外あーしというファクターに出逢う事によって君の中の宇宙人性が目覚める事になるやもネ」 

                     そういうもんなのかなあ

キャンディ「そうそう。キミは見込みがあるよ。そういうもんなのかなーってマズは信じてみる事なのだよ。何の疑いもなくね」「そーゆー世界もあるのかなって、そう思ってみること。そーすればそういう人にだけそんな世界が開かれる」
ツカサ「ーーあんまし地球人はこーゆー話信じませんよね」
キャンディ「そだね。ないものはないって考える人多いだろーね。それも文明の低さが物語ってる」
ーーいちおう母性なんでなまじコケにしないでホシイナ(´;ω;`)

キャンディ「ワリーな。つい熱が入っちまった」 
ツカサ「隕石熱源が近付いて来てるからでしょーな」
キャンディ「お。ウマイ」 
                     ソンナデモネーデスヨ?
キャンディ「キミの宇宙人性が目覚めればーーあるいはビーム出して隕石マップタツ!!ってこともカノーなんだがーー」
ーー俺にか?いや、無理むーー

   違うな。そんな推し並べた人間ライクでどうする。

          そんな展開の小説は腐るほどあるぞ。

                   これぞ人間の心理みたいな。

                  人間こう動くべしみたいな。

    人間の想うべき思いってこうでしょ?みたいな。

俺はそういうのがでぇの付くでぇっきれぇなんだ。

     俺はそういう小説にいてこまされてきたんだ。

     小説っつーのはそうやって書くもんだみてえな。

                             クソみてえな動線。

                               お決まりの流れ。

                                ふざけんなよ。

                              くたばれ純文学。

人間の機微とは弱さを描くものであるみてーな定型の常套の描き口えがきぐち

俺はそーゆう、みんなこう動くでしょ?考えるでしょみてーのが大っ嫌いなんだよ。

         第一、人間はそんな弱くねーっつーの。

弱さを真骨頂みてーに描いてんじゃねーよ文学者気取りどもが。

             強いんだよ。本来の人間ってのは。

                     第一、俺は宇宙人だしな。

キャンディ(ーーまだ続ける?)

                                 ///////////////// 

                      え?聞かれてたのハズカシー

キャンディ「カッコつけてるとこ悪いんだけどさ」

うん。その言葉が一番キツいよね~刺さっちゃうよね~♡
キャンディ「てか、DRAGONBALLまだ?」
ーーまだって何?
キャンディ「はよう持ってきてよ。時間ねーんだならよ」
「あーし、噂に聴いてたそれ読んでみてーんだよ」
「地球名物DRAGONBALL」

ふーん。ドラゴンボールは宇宙にまで轟いてんだ。
スゲーなドラゴンボール。……てか、ドラゴンボールって元々宇宙ナメック星の物なんだけどな。

~CAN・DAY・Aそーーあ、ドラゴンボール全巻取りに行く俺にコリス乗ってきた。ってかまだ居たんかい。かわいいのぉもう。

                    ~CAN・DAY・A・SORT~

キャンディ「うおおおお!おもしれえええ!!」

触手足をじたばたさせてキャンディさんはドラゴンボール読んでる。やっぱ伝わるんだな、面白いものって。その惑星規模には留まらねーんだ。おいおい、ほんとーに孫悟空だなー。って、そう考えてた時にふと、こんな思いが過ぎった。

悟空って宇宙人なんだよなーと。
あ、もちろん西遊記の方でじゃなくてだよ?
無論、最遊記の事でもないし。

地球に慣れ親しすぎてたまにちょっち忘れ気味になるけど、あいつって宇宙人なんだよサイヤ人。
そーいうと、そんな感じするよな~ゆったりとしてて。ベジータとかはそんな感じじゃねーんだけどな。あれ?頭ぶつけたからあんな性格になったんだっけ。確か。

キャンディ「うおおお!!ダブルサンデー!!」

ツカサ「ずわあああああああ!!」
「なんか出たよ!!なんか出たよ指先から!!」

お聞きの通り、キャンディさんはびばびば~っと2つの触手から何か光線みたいなのを出しました。
え?宇宙人スゴ。でも出たのはダブルサンデーってよりも放物線ラッキービームでしたけど。

キャンディ「やっぱ本調子じゃねーからラッキービームになっちゃうな~」
てか、ラッキービームは知っとんのかい。
キャンディ「いや? 君の頭の中のラッキーマン像を頂いただけだけど?」
頂くってなに?何よその表現。ちょっと怖いんだけど。え?俺の中からラッキーマンの思ひ出なくならないよね?
キャンディ「だいじびだよ。心配性だなあ」
ーーというかよりによって真似すんのダブルサンデーなんだ。
キャンディ「別にそこは良くない?」
そだけど。
キャンディ「で、今の見て、なんか思わない?」
ツカサ「今の?」
うーん。なんだろう。すげーなって思ったなふつーに。あとは畳焦げちゃったなとか、嫌なニオイすんなって感じかな。あとは別にどーってことない??ま、驚きはしたけど。

キャンディ「そんな感じ、そんな感じ。で、自分で撃てそーな気がしてこない?」
ツカサ「ーーえ?俺に訊いてる?」
キャンディ「そりゃそーだよ。肩のリスにはキーてねーサ」
俺はそのリスを首を寄越して見る。
あーもう、またZzzの文字出して寝込んでらっしゃるわ。
ツカサ「またこいつZzzの描き文字繰り出して熟睡してますね」
キャンディ「ダロー?さっきもそうだったんだぜ?」
ツカサ「分かります分かります。青色に白の縁取りでね。なんで急にこんなもん見える様になったんでしょ」 
キャンディ「そらーもう、あたしのいう存在を知ったワケだからずっぽし宇宙人の領域内にはうあッッ!!」

ーーなんすか今度は。ドラゴンボールの次は漫☆画太郎ですか?あ~確か珍遊記もあったなーー

キャンディ「そうじゃねーよカバチタレッ!!」
ツカサ「あ~ごめんなさい。それはないです。俺どっちかってゆーとファンタジー系の方が……」
キャンディ「そうぢゃねーよ!!それ見えてんの!?」
ツカサ「それって?」
キャンディ「ああもうメンドクセーな!!」

これっ!!と叫んでキャンディさんは部屋の柱に体当たり~☆☆☆

急にどーしたんだよって感じはへうげものの利休がしぇらかべえええと言って同じく柱につっぱりをご披露したくだりに似ている。
あれもいいシーンだった。その後、左助に言うわけよ。笑いひょうげた左助にな。

            ーーそれがあなたなのですーーって。

キャンディ「ひょ、ひょんなことはいいから何見えてる??」
とか、言うけどあなたが何見えて突進したんだろ。そんな感じの時ってこんな感じだよな?え?この見えてる物言えばいいの?

                なんかこんな件、前にもあったな。

そうそう。STEEL BALL RUNの黄金長方形に目覚める件ね。ジョニィが。あれも良かったな。次回作で哀しい終わり方になっちったけど。

                               俺は信じてたなー。

7部の最後、回収された遺体は聖人の物で、そして愛馬の乗者の方がジャイロの物だって。

だってわざわざ友人と友達って分けて書くんだもん。

旅を通して、聖人の方を友達として見るようになったのかなーって。

この話、友達に話したら考えすぎwって笑われたけどな。

          そっか。そーゆー取り様でいいのか。

自分だけにとれるーーそう見えるものを言えばーー

ツカサ「ーーほ、星が見えてます」
キャンディ「ーーほゥ……ほんで他にワ??」
ツカサ「えーっとそんな風に言われると、ヒヨコとかも見えてきましたね」
キャンディ「他には!オリジナルのものはないか!!」
オリジナルねえ。いや、これ見えてればじゅーぶん凄いと思わない??
キャンディ「そーだけど!!他になんかないか!!」
ツカサ「たとえば、エビとか??」
キャンディ「なんでえび!?」
なんでだろ。走馬エリィさんにスターシュリンプっての教わったからかな?
キャンディ「違う!!もっとオリジナルのやつ!!」

ツカサ「う~ん」
キャンディ「もっと見たいように見て!!」

なるほど。見たいように見ることが出来るのが宇宙人なのか。

キャンディ「そう!!」
ツカサ「んじゃーねえ……」

ケーキとかお寿司とか動物達が回ってるように見えます。

ーーってか、見たい。そんな風なビジョンが。

ケーキやお寿司を追いかけ回す動物達……それこそリスやクマやーー

                           🎂🍰🍣(´・(エ)・`)

お。段々と見えてきた。しかも色付きだ。

あ。ドーナツ掴んだクマがそのまま貪り食べ出した。ったく……もっと綺麗に食えよ……これだから野生のドーブツは……

キャンディ「イケる!!」

そこでパチンと泡が弾けたように、俺の視界からクマが消える。

キャンディ「それがキミの世界観だよ!! 二度と忘れないでね!!」

ーーあら、左助が言われたげんみたい。
ドーナツを貪り食うクマが俺の世界感??なにそれ。

キャンディ「そのイメージがキミの強み!! 他の奴らの言う事なんざ気にするな!!君はそのままの君でいけ!!」

              ーーそんな事言われましてもーー

キャンディ「君が撃ちたいビームは何!?」

なにこれなんの話し?

キャンディ「いいから早く!!」

うーん。かめはめ波かなぁ。だって目の前にあるし。

キャンディ「それでいい!?」

それでって?いや、撃てるなら撃つけど。

キャンディ「よっしゃあ!ほんじゃちょっくら今から撃ちに行くぞい!!」

ツカサ「なにを?」
キャンディ「かめはめ波を!!」
ーーぐいっと触手を立てて、キャンディさんはこっちへ!みたいな事を言って、窓をガラガラガッ!と開けて俺を帯同する。

いや、そこ窓だしここ2階だから。

ぴょいんと降り出すキャンディさんを尻目に俺は慌てて外を見下げると、そこには着地したキャンディさんが俺に向けておいでおいでしてた。

えーっ。この高さ飛び降りるの~??💦

俺から飛び出した汗マークが俺の部屋の畳を濡らす。びっちゃ~……

              改めて思うけど何だよこの現象。

キャンディ「んお~い! 早く早く~ゥ!!」

ーーま~るでこれから虫捕りにでも赴くかのようなションテン・・・・・

                まあ、いいか。楽しそうだし。

      こういうのは乗っかったもん勝ちなんだよ。

よく言うじゃん、催眠術かかりやすい人ってのは楽しみ屋さんだって。


ーー多分だけどオレもそっちの人間だと思うーー

                   

いいねいいね。楽しもうとした者にのみ、その世界は開かれるんだ。

                 だったらやってみようかな。

催眠術にかかりやすいみたいなもんだろ。ま。騙されたと思ってやってみよ。だって損は無いし。

          どーせ2時間後には地球滅ぶんだしな。

                   ~CAN・DAY・A・SORT~

キャンディ「ほいっ。じゃあ、どうぞ!!」
ツカサ「ええッ!?レクチャーなしィ!?」
それでコーセン撃てっつーノ!?
キャンディ「れくちゅあ」
キャンディさんは目とおっぱいの中間辺りを触手で回してそう言う。
ツカサ「いや、発音のレクチャー要らねえから!それになんで宇宙人に地球語のレクチャー受けてんだよ!」
キャンディ「にゃははは」
ツカサ「ほんで、おたく今、口ねーから!!」
キャンディ「oh!すっかり忘れてた~!」
と言って彼女はぼゆんと口を生み出す。
ツカサ「ぐぎゃああああ!!」
飛び出してきたそれを俺は躱し、今に至る。よう反応出来たものだ。ーー腰がちょっと痛え。
キャンディ「むむむ……よくぞ躱されたし……」
キャンディさんは弾む弾む。なんだ今のやり取りがそんな面白かったのか?
キャンディ「いや~君みたいにオモロイやつが地球に居るとは思わなかったよ」
ツカサ「地球も見くびられたもんですな!」
こんなもん居るよ!地球人にはごまんと!
キャンディ「いいや君は見くびりスギだね!」
ーーそりはアンタでしょーが!
キャンディ「違う違う!君が君を見くびりすぎなの!!」

                            ーー俺が??ーー
キャンディ「あんたケッコーイカスよ!!大丈夫!自分を信じてあげて!!かめはめ波を撃ちたいって思った自分を信じてあげて!!!」

んー。まあ、やってみるか。損は無いし。

            ツカサ「かめはめ波ぁ!!」


し~ん。何も起きず。そらそうだ。

キャンディ「し~ん」
ツカサ「いや、あんたはこっちの味方であれよ!」ーーしーんやあるかい。
キャンディ「ぎゃはははは!」
ツカサ「ぎゃははじゃありませんよ!」
キャンディ「おめー自分で思ってるほどコミュニケーション能力低くねーぜ!」
ーーそんな話したっけな?またこの人は容易く人の心透かしてーー
キャンディ「ちょいとそこらの地球人がノータリンなだけだZE☆!!オメーは充分コミュニケーション能力あるある!!ただそれが地球規模には収まってねーDAKEDAZE!!」
ーーほんとかなあーー
キャンディ「ほんとほんと。宇宙人はだいたいそーよ」
ーー辛気臭くないの?
キャンディ「ないないwみんなそこんところ凄まじく陽気よ!?」

あー。だったらいいな。宇宙に出てみても。

       あ?

                             

                         俺今、なんつった?


               宇宙に出る? 俺がか?


キャンディ「そうそう!!宇宙に出よ!!一緒に!!」

俺が宇宙に? キャンディさんと?

キャンディ「自分の想った言葉を一々疑わない!!ーー疑い出したらキリがないんだZe!!☆」
そういってキャンディさんは再びやウインク仕掛ける。これウインクだよな。まあ、ハートが飛んでくるから俺はキャッチするけど。
キャンディ「ね!見えるでしょ!ハート!!」
ツカサ「まぁ、ね」
ーーこれってふつーの地球人には見えねーもんなのか。
キャンディ「いいよいいよー。だいぶ宇宙人の貫禄出てきたよ~」
それってどんな感じよ。人を頬がコケた精悍な顔立ち人みたいにいいやがって。
ーーいやあれか?宇宙人の貫禄っつーと、ピッコロみてーに触角出てきたり、表面緑色ばんで来たりーーあれ?悪口ヂャネ?
キャンディ「はい、そんなこと気にしない~悪いようにとらない&良いようにとるよ~ニンゲンバンジサイオーガウマ~そしたらビーム出してみる~」
もう、矢継ぎ早だなあ。も少し休ませてよ。
キャンディ「こーゆーのは、自信と事象だから!さっき、あーしのビームみたでしょ!」
ツカサ「ああ、なんちゃってダブルサンデーね。フォルムはおもくそラッキービームの」
キャンディ「そうそう!あ、こーゆーの撃てる人いるんだ~ってのを知っとくのがジューヨー!!言わば心の師匠よ!!」

                    ふ~ん。そんなものなのか。

キャンディ「あとはあれよ~?あーしの☆とかゴビのZEとかハートマーク!!あんた見えてんでしょ~!?」
ツカサ「まあねェ。」
キャンディ「やっぽりそなたは宇宙人体質!!イケるよ~イケますぜよ~??」
ツカサ「何よそのビミョーに土佐弁カスってるやつ」
みたいな感じで笑みがこぼれる。
あー。こういう感じね。リラックス。
追い詰められてんだけど、ゆる~く人生賭けてみる。ってな事ね。
今までそんなことした事なかったからな~それでここまで、40位まで来たかなら~。にんともかんともだぜ。
キャンディ「年齢なんか気にしない!!宇宙規模で考える!! あーしなんか268歳だよ!!」
うえー。そんなに生きんの??
キャンディ「まー。地球人換算なら17歳だけどね」
ツカサ「ウゲ~!じゃあ胸預けるの犯罪臭するじゃん!!」


     ーー飽くまで地球の法的にかんがえればねーー


キャンディ「そうそう!!」
だいたい俺はそーゆーの大っ嫌いだったんだよ。
17歳からどーのこーのとか。そーゆーの当人同士の問題だろ。間違いがあったらだのなんだの、くだらねー。愛ってのはもっとそういうのを超えたところにあるもんだろ。それをルールで堰き止めやがって。全くクソみたいなもんだよなそーいうの。

俺達は人間とか地球人である前に、もっと根源的に生き物だろーが。
その観念を縛ってんじゃねーよバカ面下げたルールマンどもが。

キャンディ「はい~!!いいねいいね~だ~いぶ、ムラムラして来とるね~!その感じをバネに~♪」

何そのラジオ体操第八番みたいな導入。第八番まであったらそんな風に遊び出すよね。それとももっと奥か??
みたいな感じで俺は心と体の肩肘を張らずにふーっとする。何だか気が抜ける感じ。
多分、こういう感覚が何か物を為す時に必要な感覚で帯びるべき感覚だと思う。
そんな感じで俺は今一度、腰を落としーー溜めって感じなのか?とにかく各関節部にチカラを溜めるイメージ。
えっとーー

              ツカサ「かめはめ波ッッ!!」 

思わず俺は目を瞑ってしまう。怖かったワケじゃない。なんか反射的に目を瞑ってしまったんだ。
あ、俺はつむるって詠むタイプ。なんかそっちの方がカワイイから。ソコントコシクヨロ~♪


                                   でもでも、


あっづいなッ!!なんかあっついのが俺の足にーーかかっーーた~んだけど……

俺はいやーなというよりもひとつぴぃんと来た感覚と共にそこを見る。
見たくないって感じよりも、なんて言うんだろう。あ~俺にも出来たんだってのかもう、見なくても分かるって感じ。
おしっこ?そんなんじゃない。俺はまだまだオムツなんて必要じゃあないし、だいたい尿漏れかどーかなんて感覚で分かる。
キャンディさんの方をちらりと見る
キャンディ「やるじゃん」
ほらね。
俺は足元を見る。

すこーしだけだけど、足元がほんのり蒸気を召して抉れてる。

え?これってそーいう事だよね?

キャンディ「いえーす」

く~わ~……なーんか俺今非常に俺史上主人公してない?? 


                       ~CAN・DAY・A・SORT~


って、最初のほうは威勢良かったものの、そこからは見るも無惨になんにも出て来ん。

テンションガタ落ちってほどではない。
てゆーかテンションは高め。
だって、地球が今から滅びるって行ってんのにわざわざテンション下げるやつ居る?

もうタイムリミット分かってんだから楽しくやるだろーよ。

……そうでもないのかな?今頃地球の皆々、大騒ぎしてんのかな?

悪い方で。

ーーったく、俺はそーゆーのが嫌で山篭りしたんだよ。 
せっかくなら騒ぎなよ。お祭りなんだぜこれは。

もうみんなで楽しくやっちゃえばいいのに。
あっけらかんと平然と楽しく。ある者は大笑い。またある者はセックスしたりして。

                     大いに楽しみゃいんだよ。

キャンディ「そろそろ出そう~??」
ツカサ「おしっこしーしー待ちみたいに言うな!」
キャンディ「にゃははは♡」
ツカサ「ったく、人を赤子のように扱いやがって」
キャンディ「にゃははは♡」

あーあ。みんながキャンディさんみたいだったら俺も気を遣わないで済むのににゃ~

俺は手頃な岩に腰掛ける。

ふと俺は代案を思いつく。こういうのは休憩してる時に浮かびやすいってゆーけど、そんなスピーディに訪れるかね。果たしてその閃きのワット数や如何程か。ごろんと転がった足元の電球を見ても暗いし、明るくないから詳しくないから(電球に)分からない。 
ーーってか、この電球これ俺が今出したんか!!

先程のヒラメキで。ごろんと。頭の上にぴこん!となったやつが落ちたのか。引力で。
その見上げた最中に、まばゆいひとつの小さな星が見える。

ーー!!いや、あれが目下のーー

キャンディ「そ。隕石だよ」
ツカサ「ムカつくな~☆」
キャンディ「ナニガ?」
ツカサ「いや、なんか思ったよりも綺麗だったから」
キャンディ「おー。そうだろね」
ツカサ「うーん。なまじっか引力があるから地球ここに向かって振り下りるんダローか、この厄災は」
キャンディ「どーだろね」
ツカサ「そんなこと考えても仕方ないかってか」
俺は座り込んでいたが、ひょいっと岩を押すようにーーあるいは跳び箱を飛び越えるようにしてひと跳躍!!

それからその迫り来る隕石に向けて

               ツカサ「波動拳!!」


これが俺の思いついた打開策。
かめはめ波がダミなら、他のものを撃ってみようと思ったがダメだった。なんなら俺の好きなマブカプのストレート真空波動拳が出たりするかな~と思ったけどそれもない。あー。俺、デケエだけの波動拳よりもレーザー真空の方が好きなんだよな。

って、そんな事はトーデモユイイイ。

キャンディ「ナニソレ」
流石のストファイも宇宙には轟いてなかったか。 
キャンディ「そこは気功掌でしょ」
ツカサ「いや、知っとったんかい!」
ーー何がそこは気功掌でしょうなんだよ、あれ一応飛び道具だけどバリア風だから。隕石弾き返すには向いてねーだろ。超接近しねーと無理なんだから。

キャンディ(あ、そうか)

もう心の内透かされて念波で返されるの慣れました。

キャンディ(そりはよかった)

はあ。 

キャンディ(でも、手を替え品を替えチャレンジしてみる事はだいじだぜ? だって自分がどれを撃てるかは撃ってみねーとワカンネーからな)
(だって、孫悟空でも波動拳は撃てねーし)

ーーあ、そっか。
それはちょっと考えつかなかった観点だな。

孫悟空も波動拳はうてねーのか。
逆にリュウもかめはめ波は撃てねーってか。

ふーむなるほど。じゃあ、俺には俺にしか撃てないものがあるとしたらーー

           ずごおおおおおおおおお!!


なんの事かと頭上を見上げればなんてこたない、隕石大接近。いや、話とチゲーじゃん。キャンディはん。

キャンディ「うええええええ!?いや、Σ(◍ ω◍)シラネ!!なんだよこのスピードぁ!!」
ツカサ「こっちが聞きたいスよ」
キャンディ「うわあああああ!!コラやべえ!!こらヤバめよおお!!」
とか言って、てんやわんや~なんて書き文字を浮かべながらもキャンディさんは楽しそうにはしゃぎ回る。回るってか、はしゃぎ弾む。ぽいんぼいんぼ~い~ん。その様がなんともまあコミカルな感じで、宇宙ーーコズミックと併せてコズミカルなんて造語が生まれる。


                   ーーそうなんだよなあーー

     み~んなコズミカルに生きたらいいんだよな~


そんな思いと共に俺の掌がほんのりとアツくなる。

そこを見つめるオレ。と、そんな俺を見つめてくるキャンディさん。

                   所謂グレンラガンの構図よ。

            お前を信じる俺を信じろ


俺は、天に腕を掲げてみる。
ーーちょっとギガドリルブレイクを撃ってみようかなって思ったけど、あれ突撃技じゃん。
したら俺の身が持たねえよ(笑)
撃てたらどうするよ、逆に。

そこで俺はかめはめ波と叫ぶ。 

少しーーいや、だいぶ期待していたんだが。やっぱり出ない。しかい依然として相変わらず俺の掌は光に包まれてる。ってか、そんなオーラの膜が引っ付いてる。

ーーこれが飛んでくれたらいいんだけどなあ。

声量が足りないのだろうか。

ツカサ「かめはめ波ァァァ!!」

イメージ的に超武闘伝の言い方に近い。
分かる方は、脳内再生よろしく。

それでも出ない。

なんでなんだろう。それでもイヤホイイヤホイ騒いでるキャンディさんが愛らしい。

もう分かってるよ。俺にはあなたから吹き出す汗マークや💦あなたの思ってる心が分かるようになって来ました。

俺の為に素知らぬ、楽しげな、愉快な素振りしてくれてたんですね。

                                 ありがとう。

えー。俺には無理だよー。
とか言う前にかめはめ波ッッ!!
そうそう。俺には元より無理なんざんしょ。このピュア蔵というかピュアボーイ、ピュアニコフには。
とかよぎるけど、それを振り切るようにかめはめ波ッッ!!どだい無理なんです。
地球を救うことはもとより。
自分すら救う事も。

           みたいな事うるせえな!!


ツカサ「かめはめ波ああああ!!」
また一応言ってみましたよ?
でもさ…ほーらな。何も出ねえ。


                  うるせえな



びた一文としてビームはこぼれ出やしねえんすわ…俺からは。俺は俺。所詮孫悟空にはなれないんだよ。だいたい俺なんかどーせさプレッシャーに弱いし。

   今更ごちゃごちゃ言ってんじゃねえよ


                 それに主人公ってガラじゃーー

うるせえよ!!出すんだよ!!俺の必殺技を!!

                               俺の必殺技?


キャンディさん「ーーーー!ダーーダ!!」
え?
キャンディさん「ーーーッてるよーーラダー!!」
なに?なによもう。隕石の音がうるさくて聞こえて来ない。それにこえーからもう目を開けてらんねーんだ、分かるんだよ、もうチリチリ熱くて間近マジカ(>_<)!!ってのが!!

    キャンディさん「カ~ラ~ダッッ!!」



その声に導かれてうっすら目を開ける。
“きゅぴ~ん✨”
ツカサ「え!?あは!?」
なんだこりは。何を隠そう俺の体が光って唸っているではないか

               か が や い て い る で は な い か ! !

ツカサ「な、なんじゃあこりゃああ!!」
往年の俳優ーー刑事ドラマの死に際のようにして、自らの手のひらを見つめる俺はそこに十字にトガって光った光を見つける。
ーー十字の光。十字光。光る手裏剣みてえ。
よくよくあとからキャンディさんに訊けば、その光は俺の全身に亘って帯びており、その光というかそれらの光ってわけだ。  

……多分これがキャンディさんに大事にしろって言われた世界観。

俺は俺の見たいように見る。

俺が見たかったのは、マジなリアルな光なんかじゃなくて、漫画みたいな十字状に描かれた光。

               漫画的表現である世界!!

                 夢のある世界観!!

後から考えると、かめはめ波を撃とうとしていたからダメだったのかもしれない。所謂、あの蒼白い感じの光量を出さなくちゃとか、何かに寄せようとか、そういう工程が俺に合ってなかったのかもしれない。

だって俺は俺なりのやり方でやるしかないんだから。

ツカサ(てかこれあれじゃん。俺が子供の頃に編み出した設定ーー輝人かがやきびとじゃん)
キャンディさん「ツカサあああああ!!お前全身光ってんぞおおおお!!」
ね。
ツカサ「おうよォ!!」
それを聴いた俺はたちまち自信を取り戻す。
ってか、元々自信なんて失ってなかったっつーの!!その取り戻した自信と共にーーというか、自信で押したのか、手のひらを元のあった場所に戻す。
ーーそう。かめはめ波の構図にだ。
なんとなーく感覚で分かっていた。出ない事は。
今の俺にはなのか、そもそもの俺にはなのかは判然とせんが、少なくとも今の俺にはこの手のひらにアツいもんは感じなかった。アツいもんは感じてたんだが、なんかこう、それでいいんですか?本体だんなって感じて出渋でしぶられてる感じがした。

なんだよ。スゲー生意気だな、これの中のエネルギー。

分かってるよ。かめはめ波のGOサインじゃ出たくないんだろ? まったく。そんな余裕も猶予もないってのに。誰に似たんだか剛直張りなこって。

その感じで俺の全身が熱く反応する。

アッツアッツだ。
ヒートアップ。それは降り来る隕石のせいじゃねー。
俺の全身を通してこぼれ日でる、なにがしかーーこう、たとえようのない、そう。
エネルギーってやつだった。
俺自身がエネルギーと化していた。
と、まあそこまでは今のところかっこよくはいかねえが、俺全身がエネルギーを帯びていた。
これは確か。
テラリアン、嘘つかない。
そこで俺はピィンと来たんだ。
これって何かの形に似てねーか?って。
俺ってば俺の事を俯瞰で覗くのが得意なんだよ。上から俺の事を覗くのが得意。
こう腕を直近に突き出すだろぅ? ほんで左足を突き出し、右足を補助に、支えに後ろに支えてーー
そうなんだよ。
この手のひらが牙みてーに開いんてんだよな。

                                          ー
                                        ーー
                                       ーーー

                    ーーティラノサウルスだーー

                                       ーーー
                                         ーー
                                           ー

今の俺、てかかめはめ波ってそもそもティラノサウルスに似てね?
突き出したる諸手は顔兼牙で、続く頚椎胴体だろ?ほんでするするっと目線を下げていけばそこには左足の如き左足と、尻尾の如き右足がくるりととぐろを巻きそうにしている。
うん。あ、これティラノサウルスだ。
そうと決まれば話は早い。
だってそうだろ?
もう決まったんだ。
俺のオリジナルの必殺技が。
確かに最初は模倣から入ったかもしれねえ。
でもよ。そこに俺なりの着眼点、インスパイスが加わればもうそれは俺のものこっちのものなのよ。
どんなスパイスかって?
何もティラノサウルスに見立てたってだけじゃあない。
それだけだと芸がないだろ? せっかく光ってくだすってるんだ。
それごと何かにたとえねーとな。
そうだな。
今は俺の全身に光が帯びているワケだしーー宇宙のパワー。
ふむ。

           ☆! ーーティラノサウルス座だーー!☆

今の俺はまさしく星座の如き様相なんじゃあねーのか?
それがティラノサウルスをとってるワケだからティラノサウルス座なんだよ、これ。
いいじゃん。
ーーいいじゃねえかこれ。

ーー多分、だからダメだったんだ。

かめはめ波だからダメだったんだ。
だって俺は孫悟空じゃないんだから。
でも、孫悟空だって俺じゃあない。

俺は俺の必殺技じゃなきゃ駄目だったんだ!!




キャンディさん「⊂╬¥⊂´灬¥´Σ☆厂Σ☆乁Σ☆´☆Σ´!!」
あーらら。宇宙語で何か喋ってら。
てか、聴こえないんだよな。こう隕石がチラついてたら。


キャンディ「分かったんだよ!君が引力の発生源だったんだ!!私も君にハンドルとられて!この隕石だって君に惹かれてやってきて、それで君の覚醒に応じてスピードをあげたんだ!!」

ああーーこういう時は心でーー念波で会話すればいいのか。


                           

                  でも今はいいや。



ーーいいんだよ、今そういう答え合わせみたいな伏線回収。

そんなの物語人生不必要ないらねェんだよ。

なるほどね。キミは俺を一躍有名にする為に来てくだすったのか。

でも、なんだよ、それ、まるで俺が主人公ヒーローみたいじゃん。

凄いイカスじゃん。

なんだよ。

俺出来るじゃん。


いいよ。
いいよいいよいいじゃん。


         

      こ こ か ら が ク ラ イ マ ッ ク ス だ ! !


                                  隕石来襲!!
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおツカサ「ーー敵討ちだ」おおおおおおおおおおおおおおおおおキャンディ「なにいいい!?」おおおおおおおおおおツカサ「俺達の先祖である恐竜達はよ、こいつにやられたんだ」と言って俺は隕石を睨みつける。今の今まで以上に以上に。おおおおおおおおおおおおおキャンディさんo(゚◇゚o)「ほえ!?」おおおおおおおおツカサ「ちょーしくれやがってよ」おおおおおおおおツカサ「ま~たぞろ地球の生き物滅ぼしたろ~な~んて調子に乗ってへらへら沸いて出てきたんケ」おおおおおおおおおツカサ「……ざけんなよ」おおおおおツカサ「今度こそ地球はてめーなんざには負けてやらねえェェェ!!」おおおおおおおツカサ「残念だったな~ァ。今の地球には俺がいるんだわ」

                        そこで俺は例の一言。
                       俺の初めての必殺技さ。

          みんな、この中に好きなのあるかな?
          
孫悟空にとってのかめはめ波。
ネスにとってのPKキアイ(他多数)(俺の場合はPKアルター等)。
カズマにとっての衝撃のファーストブリット。
空条承太郎にとってのオラオララッシュ。
東方仗助にとってのドララララッシュで、
キン肉マンにとってのキン肉バスター。
万太郎にとってのマッスルミレニアムで、
キャプテン・ファルコンのファルコンパンチ🔥
ゴンにとってのジャジャン拳グー。
勇者ニケにとっての魔法剣キラキラで、その恋人のククリに於ける魔方陣グルグル🌀
ダイのアバンストラッシュそして
浦飯幽助にとっての霊丸で以て、 
エンジェル伝説北野誠一郎のきえええ掌底じゃい!
ウルトマランに於けるスペシウム光線で
仮面ライダー555のクリムゾンスマッシュ!!
そんでそんでWのマキシマムドライブサイクロンジョーカーキックにゴッドフィンガー及びヘル・アンド・ヘブンにゴッドハンドスマッシュ成敗!!
ボンディングエイトクラッシュも忘れずに!!
あとはあとはえーと草薙京の裏百八式・ 大蛇薙でしょ!!
覚えてんなー俺。
ハガー市長のマッスルボマーで
ご存知リュウにとっての…うーん真空波動拳としておきましょうか!!(マブカプのごんぶとレィザー状)
グレンラガン等々のギガドリルブレイク。
ほんでほんでほんで以て剛打銃にとっての44マグナムや!

       みんなみんな、少年時代にあこがれたーー

                     そんな、そんな必殺技が。

         ようやく出来たんだ。
                                                    俺の。
                    俺なりの。
                                              必殺技。

                        《ツカサ》

「ティラノサウルス座ああああああああ!!」




今後とも長い付き合いになるこの必殺技の名前を今ここで初めて叫んでみたわけ。
                               ぐおおおおおお。
そのまま隕石が俺を飲み込み往く。


                       ~CAN・DAY・A・SORT~


がばり!!
ツカサ「はれっ!? ハレー彗星!?ジャナカタ、あれはれ??」
布団からはみ出した俺の上半身がこんなこと言ってる。
ってかいつの間に寝てたんだ? しかも布団で。超熟睡…なんだが。
ツカサ「あり? 俺はーー」
思い出そうとしても何も思い出せん。あれから何があった??
キャンディさん(忘れちまったのか?)
ツカサ「あれ? どこすかキャンディさん!」
俺はきょろりきょろりと産まれたての恐竜の赤ん坊のように首を振って探すがーー未明。
どこにも見当たらねえ。
ツカサ「キャンディさん、どこすか!?お、脅かさないでくださいよ性質たち悪いなあ」
キャンディさん(ーーもう…分かってんだろ)
ツカサ「……はい」
ーーはい? 俺は今はいと答えたのか?
ツカサ「もう分かってます…」
ーーいやだいやだやめろおもいだしたくない

                              ~ツカサ宅前~

ツカサ「へへへ…やりましたわ」
だだっぴろいハゲ地帯の上に俺はいた。ざっくりとでっかいショベルカーで以って土々を一撃でひったくられたかのようなそこは隕石撃退地帯だ。
俺はやったんだ。前頭部越しに抜ける風の感じでその直線上にはもう何も無い事が分かる。
もう、そこには。
俺の家はーーない。
見ようにも見られないけれど。
そこには恐らくもう。柱のひとつも残ってない。
奇跡な位だよ。
俺の上半身が残ってる事自体が。
俺の腹辺りがすーすーする。痛みとかはまったくない。その変わり、全く以てそこには何もないって事が分かる。
腹ら辺から下。
そこにはもうなーんもねえ。
これがほんとのがらん胴ってなもんだ。
首ひとつ動かすことままならねえけど目の端に入ってくるちらちらとチラつく黒いボロきれみたいのが風によそいでいるのが分かる。
きっとそれが俺の何かだ。腸物か膵臓かーーはたまたそれを包みこむ皮膚だったか。ともかく俺の何かだったものがてらてらと風に遊ばれ、びりっとちぎれた。俺の頬っぺをカスっとなぞってどこかへ行った。

       ってか、結局突撃技だったな。


結局腕からビームは出なかった。
だから仕方なしに、だかだか走ってって自分からぶつかりに行ったよ。途中でもサンダル抜けたし、今や何処にあるのか。ってか、焼けただろ絶対ꉂ🤣𐤔




うーん。ね~むい。なんだろう。こんな充実感のある眠りはとんとご無沙汰だった。最近なかったよこんなの。
ーーこれはあれだな。
永遠の眠りってやーつだ。
まあ実りはそんなでもなかったが、最期の最期にデカい仕事は果たしたか。
「しなせないよ」
ざらついたノイズが俺の耳元で何かざわめいた??まああれだ。地球のみんな。あとはよろしく。頑張りすぎんなよ。
「なんで君みたいに本当に本当に優しい人ばかり辛い目に会うんだろうね」
てきとーにやってくれよ?君らの生命掛けてまで守り巡らせる程大した社会じゃねーんだ。自分だけ儲けようとせず、向こうの利益も考えるんだ。誰かが頼ってきた時にはなるたけ助けてやってくれ。とまあ、そんなことをほどのほどほどにやって後は遊んで暮らしてね。
(約束したよね。一緒に宇宙を周ろうって)
ノイズなんかじゃない。
そこに居るのはーー
ツカサ(キャンディさんですか?)
キャンディ(私の全部をあげる)
ツカサ(なんですって?なにを?)
キャンディ(思ってた形と違うけどーー約束だよーー一緒に宇宙を周ろうね)
かゆい。なんだろう。俺の身体がーー何か柔らかいものにーー


                  《CAN・DAY・A・SORT》
[きゃんあそ]
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                                        ∞日々選∞         ◎キャソアン◎                   {CANASO}
〔キャンディアソート〕                    ☺︎あめとりどり☺︎︎
🌞選択日和🐙

                            ~どこかの病室~

ツカサ「そうだ!」
「それで俺は!!」
俺は頭を抱えている。だってそうだろう。頭を抱えるしかないんだ。
キャンディさん(そうだよ。あたしの身体を使って君の体を治したんだよ)
ツカサ「ーーうう、う」
あーあ。俺もう。いい歳して泣いてんじゃん。いや、あれか。いい歳してるから泣くのか。
キャンディさん(ーーどうして泣くの?)
ツカサ「だってキャンディさんが!!」
キャンディさん(だからここに居るって)
俺の顔は手のひらで覆われてるけどぐじゃぐぢゃだ。
ツカサ「行きましょう! 行きましょうね!…今すぐ行きましょう!!キャンディさん!! 一緒に宇宙へ」
ガラガラガ-
ドアの音。
キャンディ「え? お前もーいけるん?」
自然と向いたドアの方にキャンディさんが居た。
ツカサ「はいいいいい!?」
ちっこいキャンディさん「あれだな、ここキングダム全巻置いてたゾ?休憩室。あれおもしれーな。あーしとしてはあれ全巻読破してーーもとい、もー少し地球巡ってから旅に出たかったんだけどしかたねーか。お前何派?シンプルに信ぽそーだな、え?そこんとこどーなん?あーし?あーしら桓騎。絶賛カンキ派。いいよなあーいうダンディナミズム(?)あるキタネー手使っても勝ちゃいいんだよみてえな大人。おめーももう少しはキタネーあ、そうそう、曹操じゃなしによ? 話し言葉のそうそう。頷きのそうそう。あ、え?なにその顔?あーし言ったよね。談話室行ってくらぁって。そしたらお前ふむって言ったじゃんあ、あれ寝言か!! お前もう怪我平気なん?大変だったろ。だってよあーしのほとんど吸い取っちゃうんだもん。みて。この身体。ベイビーサ~イズ」
とか、なんとか言いながら手を広げてただいま着ている服を見下げている。
スタジャンです。
キャンディさん「あ?これ?良いだろ。アカチャンホンポで買ったんだ~でもあれだな。意外と子供服って高いよな。生地少ね~くせによ~ま、つくんのムズいんだろーからしっかたねーけんどヨ♡……あ!ごめん!ナース服の方がよかった!?そーだよな~あーしとした事がここは空気読んでナース揃えだよな~…いや、待てぃ!ちゃゐまんがな!このちびっこサイズのナース服がありますかいなぁ!」
“ずびしィ!”ーー虚空に向けてミニマムキャンディさんがつっこんでおります。
ツカサ「はふあ、はふあはふあ」
俺はかたかたと震える顎関節のおかげで上手くげんが練れない。
というか段々揺れに押し出されて“ずぽり”ーー“ぬぽんっ”入れ歯みてーに抜け落ちたんだが。
ツカサ「はひあは?」
キャンディ「あーあ。お前もうその感じめっきりぽっきり宇宙人の仲間入りだな」
ツカサ「はらひて?」
キャンディさん「うん。…うんて返事したもののよく分かってないけど、うん。」
しゃかしゃかうるさい俺の腕がようやっとベッドの下、傍に転がる我が愛しの歯牙らをつまむ。
キャンディさん「うん。だーいぶリアクションが宇宙人染みて来たね」
かぽり。あ、これ俺が歯を口に含んだ音ね。むずむず。あ?これ上下逆じゃん。ぬっぽり一旦抜いてと。かっちり。うん。今度はしっかりトゥースイン!パイルダーオン!乾電池みたいにたまーに分かんなくなるあれかな?
んで。
ツカサ「俺、宇宙人になっちゃったんすか!?」
キャンディさん「なーにを仰るウサギさん~」
眉をひそめて
(あ、今の分かった??コズミカンジョ~ク♡これ宇宙だけによ??月だけにウサギなのよ??)
同じく眉潜め俺。
ツカサ(なしてわざわざ念波で云うんですか)
キャンディさん(ノリぢゃよノリ。全てはノリが優先するのぢゃ!)
と言って手を掲げて太陽を待つ神様ポーズ。
ったく。生きてたんかい。
…良かったけど。
キャンディさん「つきましてはよ~!」
びしっと親指を立てて振り向き、そこと目元に✨✨を帯ばして言う。
キャンディさん「あーしの原付直すパーツが必要なんだよ…いざ乗り込むぜ? NASA!」
ツカサ「なさ?」
キャンディさん「そ~う、いざなさ!!こんななさっぱらからASAに乗り込むぜぃ」(*ˊ˘ˋ*)
俺は窓の方を見る。
そこから朝の日差しが差し込み、それと同時に鳥の鳴き声が入り込んでいる事にも気付く。
キャンディさん「オメーが寝てる間に調べといてやったんだけどよ、地球くんだりだったら、忍びくすね込むにゃ、ま~そこが妥当だろ。窓の外みたろぅ?絶好のくすね日和だぜ~鳥さん鳴いてるぜえええ」
ツカサ「…」
頭ぽりぽり。
キャンディさん「どしたい」
ツカサ「…これ、夢じゃないんですか?」
キャンディさん「…おうともよ?」
ツカサ「え~っっ!!」
俺は勢いよく布団に寝そべる。
まーったく良かったな!
そこにちっこいスタジャンキャンディさんが飛び込んでくる。わ~い!!
夢じゃなくて!!

CAN・DAY・A・SORT 地球編第一話おわり☆


まあこんな感じのことを火事にあった後、ホテルの一室で考えました。
(全部書き終えたのは、実家に戻ってから)
ほとんど前に書いたものの書き直しなんですけど、あの時よりか冷静なので。火事になったあとに冷静なんかいって思いますが、この話の元となった話を書き殴った時は相当やばかったですから。
強くなったな~と思います。これもひとえふたえにみなさんのおかげです。

そしてそんなみなさまから基金の方を頂戴したいと思います。

\      ナニーッ!!    /
@(@ * 〇 ꒳〇*)←キャンディさん

ふてえやつだとお思いなら思え!!
こっちは家焼いてんだ!
面白かったら寄付の方なにとぞ(´;ω;`)
値段は、いいなで117です。

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                                ⬇お礼のメッセージ⬇
                                     ⬇と⬇
                         ⬇次話のウソネタバレ!!⬇

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