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【絵本レビュー】 『ちびねこのチュチュと、スプーンのあかちゃん』

作者:二宮由紀子
絵:牧野千穂
出版社:岩崎書店
発行日:2019年7月

『ちびねこのチュチュと、スプーンのあかちゃん』のあらすじ:


ちびねこのチュチュがピアノの練習をしていると、お友だちのとかげのウィルフレッドがやってきて、スプーンさんの家に生まれた赤ちゃんを見に行くことになりました。子猫のチュチュのおとぼけがかわいい絵本。

『ちびねこのチュチュと、スプーンのあかちゃん』を読んだ感想:

可愛らしい絵と、「スプーンのあかちゃん」という言葉に誘われて入手。ねこ派であることが第一の選択要因であったことは秘密です。
スプーンのおうちに赤ちゃんが生まれてみんなが集まってくるのですが、もう一丁前に文句も言えるようになった息子を脇に感じつつ読み続けましたが、実は彼が生まれた時のことを思い出していました。病院にいろんな人が会いに来てくれたことと、スプーンの家にお客さんがたくさん訪ねて来たシーンが重なったのです。私の口は文章を追っていたけど、時間はあの時に止まってしまっていたように思います。他のママさんたちも同じように感じたのかな。

『ちびねこのチュチュと、スプーンのあかちゃん』の作者紹介:

二宮由紀子
1955年、大阪府に生まれる。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞、『だれか、そいつをつかまえろ!』(BL出版)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)で産経児童出版文化賞、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞、『へちまのへーたろー』(教育画劇)で日本絵本賞を受賞。おもな作品に、『さんぽひものはつこい』『どうしてクリスマスには…』『だいすき、でも、でもね』『だいすき、でも、ひみつ』(文研出版)、「あいうえおパラダイス」シリーズ(理論社)、『コロッケくんのぼうけん』(偕成社)『せかいでいちばん大きなおいも』(佼成出版社)、翻訳絵本に「トゥートとパドル」シリーズ(BL出版)、『こどものじかん はる なつ あき ふゆ』(岩崎書店)など多数ある。


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