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【レポ】介護ICT化活動の原点を振り返る

2022年度、3つのICT機器が導入されました。

  • インカム(クリアトークカム)

  • 見守り機器(aams)

  • 移乗ロボット(イージーアップ)

2021年度から取り組んできた介護ICT化の流れを、関係部署以外にも知ってもらおうと社内向けに発信された「報告座談会」の様子を、ちょっぴりご紹介!



介護ICT化・報告座談会2021より

◆業務ICT化、2021年始動。

委員長 阿部さん

業務効率化委員会でICT化の取り組みがはじまり、

  • そもそもICT化とは何かを学習する段階

  • 現場の困りごとや課題を聞き取る段階

  • 困りごとや課題を解決できる機器の導入を検討する段階

と、委員メンバーみんながゼロから一段階ずつ進めてきた一年でした。

善部理事長

一年間それぞれの業務もこなしながら、職場の困りごとや意見をふまえた上でのICT機器導入の流れをすすめていただき、ご苦労もあったと思います。

この一年の流れを受けて、令和4年度はモデル事業として3つの事業所で実際に機器を導入していくことになるので、ますます大変かもしれませんが、導入後の「効果」も具体的に見極めながらすすめていただければと思います。

今はまだ直接関わりのない職員のみなさんにもイメージしやすい発信をしていただければ、効果が目に見えて分かり、職員みなさんの意識の向上につながっていくと思います。

委員会が主となって課題に取り組むというモデルとしても、良い取り組みをしていただいており、報告書もとても良い内容です。


◆ICT化、これからの課題

  • 導入予定のICT機器の「効果」をどのように測定(見える化)するか

  • さらに今後どういう機器を導入すればよりよい介護につながるか

  • ほのぼの介護ソフトをどのようにうまく活用するか

これらがいまの具体的な課題です。

業務効率化探求チームの活動は、ICT機器を導入して終わり!ではなく、導入したICT機器の評価を数値ではかり、評価が高かったものについては導入範囲を広げていくことで、

  • 職員の負担軽減

  • スムーズな情報共有による連携促進

  • 介護ケアの質向上

につなげていくことが活動の目的です。

阿部さん

ICT機器導入の時期は職員のみなさんが思うより遅いイメージかもしれませんが、実際の導までの時間も、計画的に「効果」検証するための準備期間、現場のみなさんの理解を得ながらすすめるための時間としてうまく使っていきたいと思います。


◆業務ICT化で描く未来の姿​​​​​​​

人材育成・吉永部長

今後こういった取り組みをすすめていくなかで、新しいものを入れることで自分たちの職場どんなふうに変わるんやろう?っていうワクワク感を感じながら動ける人が増えてくれたらいいと思っています。

いま目の前の課題に取り組むことで、もしかして2年後3年後、わたしたちの介護業界ってどんどん良くなるんじゃない?っていう未来を描きながら、こんなことやってみようよ、ここを掘り下げて考えてみようよ、って自分たちから意見を出し合いながら「やってみよう」っていう方向性で話し合えるチームの輪を広げたいですね。

善部理事長

​​​​​​​法人の様々な課題に対して経営計画も立てて取り組みをすすめていますが、その中でなかなかすすまない項目もあるので、こういった方法で課題にに取り組んでいただいて、今までにない新しいことでも、ドシドシ提案してもらえたらいいんやと思います。そして、あいた時間を利用者さんとのふれあいという時間に回してもらえたらいいと思います。


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業務効率化委員会について

2021年、介護業務のICT化を目標に発足。
現場の困りごとに対応できる機器をピックアップし、実機を使ったデモを行い、現場の声を反映させながら、職員自身の手でICT機器導入に向けて取り組みをすすめてきました。今後もさらなるICT化をすすめていくことで介護業務の困りごとを減らして業務の効率化・働き方改革を実現し、それと同時に福祉用具を使いこなせるスペシャリストの育成にもチカラを入れ、ケアの質向上につなげるための活動をしています。
(2022年4月より「業務効率化探求チーム」へ名称変更)


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