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葛根湯、という漢方薬

漢方薬と言えば?と該当インタビューしたら十中八九「葛根湯」の名前があがるでしょう。

それほど有名な漢方薬。

で、何に使う薬?と聞けばコレも十中八九「かぜ」の漢方でしょ?と返ってくるでしょう。

問題は「どんな風邪につかうのか」ということです。

葛根湯の使える「風邪」は「寒邪(かんじゃ)」による風邪。

もう少し言うと「風寒邪(ふうかんじゃ)」
風にのせて寒さを体にもってくるイメージですね

で、ゾクゾクってする、そんな風邪。

こんな時に葛根湯は「寒邪」を「汗」とともに追い出す働きがあります。

【葛根湯の中身】

《桂皮、生姜、大棗、芍薬、甘草》の「桂枝湯」に解表薬の《葛根、麻黄》を加えて「邪を追い出す力」をパワーアップさせたお薬です。

つまり、
ある程度「邪」を追い出すだけの
《体力のある方》に向く漢方薬です。


もちろん、体力のない方用の漢方薬もあります

では《どんな邪を追い出す》薬なのか、というと先程書きましたが《風寒邪》です。

「かぜ」のひきはじめは、からだがゾクゾク。
布団を何枚重ねても《さむけ》がとれず気持ちの悪い状態がつづきますね。

同時に頭痛がして、《肩や首すじ》がこってきて頭が重苦しくすっきりしないものです。

「葛根湯」は、そんな《かぜのひきはじめ》や《肩こり、鼻かぜ、頭痛、筋肉痛、手や肩の痛み》に効果があるとされています。

ただ、これも《一時的な風寒邪》による症状を取る漢方薬と覚えていてくださいね

→つまり、ずっと飲む漢方薬ではありません。

飲んでも《3〜5日》ぐらいです。
これ以上長引くときは別の漢方薬を使います

◉添付文書による《葛根湯の効能》は

体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み

…とありますが、《慢性》の肩こりや頭痛には他にも良い漢方薬があります

◉葛根湯は「傷寒論(しょうかんろん)」に収載されていた漢方薬。

→その「傷寒論」には「汗が出ていない状態」で「風があたると寒気がして」「首や肩がこわばる」時に飲むとあります。

「あれっ?かぜかな」と思ったときに、すぐ服用できるよう、寒い時期は「葛根湯を常備」しておくといいです

これが寒気でなく、熱っぽい、のど痛みが強い、というときは「銀翹散」のようなものがいい場合もあるので《風邪といっても相談して購入する》ことも大切です

◉葛根湯といえば、『かぜに葛根湯』で有名ですが《葛根湯の意外な効能》としては

→蕁麻疹や乳腺炎にも有効とされる場合があります。

かぜをこじらせ、長引かせると、からだの調子を大きくくずしてしまうことが多いので、できるだけ初期のうちに治したいものです。

保温を心がけ、栄養に富んだ消化によい食べ物をとり、からだを安静にすることが大切です。


よく、肩の痛み、肩こりに葛根湯、と処方されます。

葛根湯には体を温め、首や背中のこりをほぐしてくれる効果がありますので確かによく効きます。

冷えにより体の血行が悪くなったり、かぜをひくことで生じる肩こりに効果的です。

かぜのひきはじめで肩や頭が重苦しい、首筋がこる、痛いというよりもしびれるような感覚が強いときにはおすすめできますが、

慢性の肩こり、頭痛には向きませんのでご注意を。
他によい漢方薬があります。

さて、ついでに、
生薬としての「葛根(かっこん)」の解説。

葛根さん


血行促進作用のある「葛根」は葛の周皮を除いた根のこと。

◉発汗、解熱、鎮痙剤として使われる生薬です。

「血行促進」や「発汗作用」などがあり、風邪や発熱などの症状を和らげるといわれていますね😊

→葛湯(くずゆ)は病人の滋養強壮として古くから用いられてきました。

◉葛の主成分


主要な成分は、大豆の成分としても有名なダイジン、ダイゼインおよびプエラリンなどのイソフラボンだそうなんです😊

◉葛の活用法
→葛は、葛もち、葛切り、葛まんじゅうなど食用としても大活躍しますね✨
とろりとした葛あんをつくるときにも葛粉は欠かせません。
寒い冬、ふうふうといいながらかけうどんを食べると、体が温まります。 
#Google先生調べ

◉葛湯

私の地元、福岡県久留米市の「秋月」の茶屋でよく食べてました葛湯。
#たまにいらない情報も足す人

葛粉を水で溶き、お好みで砂糖などを加えて作ります。

◉風邪のひき始めや、飲み過ぎた翌朝のだるさや吐き気を和らげたいときには葛湯に生姜をいれていただくのがおすすめだそうです。

甘酒やハチミツを入れた葛湯に生姜のしぼり汁を入れていただきましょう。
風邪っぽいな、と感じたら、手作り葛根茶をいただくのもおすすめです。

そんな葛根の薬効は

◾️解表剤…発汗・発散を促す生薬

◾️辛涼解表薬…「冷やし」ながら解表します

★風熱や風寒の邪を散らす。

●陽の気を上昇させる。

●皮膚発疹を和らげ、津液を生み、体を冷やす。

と、あります。

〜まとめ〜

【薬効】…発汗作用 、止渇作用 、鎮痛作用 、項背部の凝りをとる作用

→胃が冷えた場合や発汗が多いときは使用を避けること

★葛根湯などの解表薬は誰でもいつでも使える処方ではないので、ぜひ症状と合っているかご相談してください😊

葛根湯さん

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