アス

わりと前向き。好きなことを探し中。見つけた好きなことは、一人の時間、宮沢賢治、河原、睡…

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わりと前向き。好きなことを探し中。見つけた好きなことは、一人の時間、宮沢賢治、河原、睡眠、静寂、花の香り、雨の音、綺麗な景色。

マガジン

  • うまく書けたから読んでほしい!

    自分なりに上手に表現できたと思うこと

  • 5点ラジオに捧げる愛

    ポッドキャスト番組「ゲイと女の5点ラジオ」に関するあれこれ 小生おじさん関連

  • 思考

    考えたこと。考えることが好きですが、話すことが苦手なので書きます。

  • 愛のわからない親

    ここに集めた記事は全て無料公開しています。愛のわからない親に育てられたひとの心情をまとめて読みたいかたへ。

  • 虐待サバイバー体験記

    父親は統合失調症でした。母親は軽度知的障害であったようです。道理の通じない行動の連続に、混乱していた幼少期の心情を綴っています。愛情を知らない親だったのです。

最近の記事

わくわくするほうへ

表現が苦手 感情が無い、表情が無い、棒読み、とよく言われていました。自分では心から嬉しい!ありがとう!と思って言っても、思ってないでしょ!とよく言われていました。どんなにそう思っていても伝わらないなら、なにも言わない方がいいやと思うようになりました。 感情が無いととらえられる原因に、感情を否定され続けていたことがあると思います。笑っていると、親を差し置いて楽しんでいいと思っているのか、当てつけて満足かと責められました。泣いていると、それくらいで痛いわけが無いと否定されま

    • くだらないことに本気を出すことの楽しさ

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      • しんでしまうことは時を止めること

        自分が29歳の時、30歳になったばかりの一つ年上の先輩が亡くなった。自死だった。一緒に仲良くしていた先輩から、泣きながら電話がかかってきて知った。留守番電話が入っていたことに気がつかなかったと。その留守番電話を吹き込んだ直後に彼は亡くなっていた。まだ雪が残る冷たい川のそばで。 留守番電話には、死を知らせてくれた先輩と私がいつまでも、仲良く居ますようにと吹き込まれていた。おちゃらけた様子で。でもそのすぐあと、私と先輩は仲良しではなくなってしまった。 その翌年大きな地震があって

        • かなしみを共有するということ

          最後の小生おじさん  小生は物心ついた頃から、悲しいことや辛いことがあった時に、誰かと共有することで気が安らぐという言葉の意味を理解できなかった。話すことで問題が解決するわけではないのに、それは悲しいね辛かったねと言われたところで、だからなに?わざわざ話したのにそれだけ?と怒りが先に立ってしまうのだ。聞いたからには何か解決策はないのかと。この思考が相手にとって理不尽に感じられるであろうことは、ドラマや小説や映画で学んでいた。どの物語でも、話を聞いてもらえた人物は「気が楽にな

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          猫への懺悔

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          猫への懺悔

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          毒親だというひとを気の毒に思う

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          毒親だというひとを気の毒に思う

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          おひとり様ツアー参加★ベルギー旅行の思い出〜その③

          古都ブルージュ早朝(といっても7時半頃)集まって、9世紀から在ったという運河で栄えた古都を散歩しました。霧に包まれた景観が美しいということで有名な場所です。早朝のため観光客がおらず、店も開いていなく、鳴り響く鐘の音を聞きながら石畳の道をてくてく歩きました。・・というより写真を撮りまくっていました。見るものすべてが美しく見えたからです。ただのカラスもそこらの雑草も、黒ずんだ建物の壁も開店前のショーウインドウも、そのときの私にはおしゃれできれいな絵本の中のようにみえて仕方があり

          おひとり様ツアー参加★ベルギー旅行の思い出〜その③

          おひとり様ツアー参加★ベルギー旅行の思い出〜その②

          その①はこちら↓ 顔がわからない まずは前泊で成田へ移動しました。 地元から成田までは3時間ほどかかり、すでに成田空港に1人で降り立つこと自体が大冒険でした。バスを間違えていないか?ターミナルを間違えていないか?ドキドキしながら集合場所へ着き、旅行会社の目印を持った女性添乗員さんと対面ができました。 これで全て一安心!と思いましたら、添乗員さんが「それではご自身で発券をし、荷物を預けて搭乗手続きをしてください。●分までに▲搭乗口で集合です。」と言うので目が飛び出てしまいそう

          おひとり様ツアー参加★ベルギー旅行の思い出〜その②

          なんのいみがあるんだろう

          落ち込んでいる人を見ていて苦しい自分に向いている仕事に転職をしたつもりが、結局向いていないようで、しんどいんです。と彼女は目を落とした。電話の応対や人と話すことが苦手で、そういうことの少ない仕事を選んだつもりだったのに、結局電話には出なければいけなくて。 私は彼女の話し方、たたずまいが、ほかの女性と違って落ち着いていて好きだ。そんな彼女が「皆のようにちゃんと働くことができない。変わりたい」と言っているように見えて悲しかった。彼女の雰囲気が好きで、仕事のできやなんかを関係なく

          なんのいみがあるんだろう

          おひとり様ツアー参加★ベルギー旅行の思い出〜その①

          本当はイギリスに行きたかった 2019年の春、機会があってベルギーへ行った。本当は、イギリスに行きたかった。ロンドンでもコッツウォルズでもなく、ノーフォークコーストという東部の海岸に行きたかった。そこは思い出のマーニーという小説の舞台になった湿地帯で、描かれる穏やかな風やギラつくことのない雲の多い空の描写が、自分の心を誘った。ひとけのない田舎の海で、ただぼーっとしていたい。旅行会社へでかけて、自分の取れる連休中に行けるツアーを探して回った。私は英語が全く話せない。そして、

          おひとり様ツアー参加★ベルギー旅行の思い出〜その①

          最後に見た空

          もうきえてしまいたい。 生きることも嫌になった。でも死ぬこともできない。このままこの場から消えてしまえたら。面倒なことを全部捨てて、自由になれたら。 そんなことを投げやりに考えて、渋谷のビルのカフェで窓の外を眺めていた。そうしたら、その時本当に、何もかもを捨てることになってしまった。私は消えてしまったから、その後のことは知らない。だけど確実に私はそれを見たし、衝動的に行動したのだ。最後の私は結構果敢だった。だから、悔いはない。 最初それは地震かと思った。賑やかなカフェの店

          最後に見た空

          花火大会と理不尽な社会-花火は誰もが好きという前提

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          私は怒っている

          私はとても怒っている。 何に怒っているかというと職場の上司がとった行動について怒っている。 だけども上司のしたことを友人に話すには愚痴になってしまう。SNSに書くには漏洩になってしまう。同僚に相談すれば、同僚の働く意欲は削がれてしまうだろう。 誰でも職場には期待と愛着を持っていて、そこで自分の存在を認めてもらえることに喜びを得ているものだと思う。もしその場所では個々の存在など将棋の駒のようなもので、使えなくなれば捨て、入れ替え、王を守るための道具だとしか捉えられていなかったと

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          剣道部のアイツ

          可愛くいられるためのものならなんでも手に入れなきゃと思っていた。ピンクのバッグ。ピンクのシューズ。ピンクのチーク。ピンクのグロス。冬休みだから、髪の毛はママにかわいく巻いてもらってリボンもつけてもらった。去年買ってもらったばかりのトイプードルのモカが具合が悪そうだったので、早朝パパに車を出してもらった。年始だったから、開いてる救急病院は少し遠くてだるかった。家から出てすぐに、重そうな荷物を抱えた人が道の横を歩いていくのが見えた。一昨日降った雪が踏み固められてカチカチになってい

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          人と違いすぎる私の結婚観〜結婚相談所の鋭い指摘

          もし結婚するなら車で15分以上離れた場所で別居したい。会うのは3ヶ月に1回くらいでいい。できれば連絡は必要最低限にしてほしい。 友達でいてくれた方が連絡は取りやすい。友達となら2ヶ月に1回くらい会いたい。連絡は数日おきにしてもいい。 じゃあ、結婚しなくていいや。そういう結論になった。 20代半ばの頃、それでもいいから結婚しようと言ってくれた人がいた。先方のご両親に挨拶に行ってから、雲行きが変わった。私の家庭は一般の家庭と少し違う。先方のご両親は正直に話した自分の家族の話を聞

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          へなそうる、おおきなき、そして夜汽車に乗る魚とニートのぞう

          私が小学校に上がる前〜小学校中学年のころに好んで読んでいた絵本を紹介したいです。 1.もりのへなそうる 小学校1年生の時、「夢の中で、へなそうるといっしょに森をたんけんしました。また会いたいです。」と読書感想文を書いたけど、本当はそうじゃない。絵本に出てくるお母さんが、作ってくれるサンドイッチが食べたかっただけだった。へなそうるはいつも森で待っていて、兄弟が持たせてもらえるサンドイッチを楽しみにしている。森にない美味しそうな食べ物を、食べたくてしょうがないへなそうるの気持

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