えー、モンブランパークでございます。

噂には聞いておりました。東京中野駅前にある中野サンプラザが閉館。
50年の歴史と共に。
やはり寂しいデスね。

中野サンプラザは「全国勤労青少年会館」として1973年に建てられました。旧労働省が100億円と5年をかけて、旧陸軍中野学校の跡地に建設しました。
建てられた理由は、集団就職で上京してきたものの離職、転職を繰り返す若者たち（今も変わりませんね）の心のよりどころとなる場所としたかったようです。

　高さ92メートル、地上21階、地下2階の高層ビルで、ピラミッド形。
サンプラザは、公募で決まったようです。「サン＝太陽」「プラザ＝広場」


2222席収容のコンサートホールがあります。ボウリング場（28レーン）、研修室、結婚式場、レストラン、ホテルが入り、地下には25メートルの温水プールが7コース分ありました。
「エースをねらえ！」がヒットした80年にはテニスコートも造られたとのことです。
この頃の最先端をいこうとしていたのですね。

赤字が続き、小泉内閣の行政改革の一環で2004年に民営化。これで正式に中野サンプラザ」となったようです。

昭和、平成、令和と3つの時代のシンボルも老朽化には勝てなかったのですね。

私の中野サンプラザの思い出は、中学2年の時、友達に誘われて行った生まれて初めてのコンサート。　
荒井由美さん。そうユーミンです。まだ女王ではなく、ニューミュージックの天才少女でした。

今思い返すと、ご主人になる松任谷正隆さんがピアノも弾いていました。
解散したはっぴいえんどのギタリスト鈴木茂さんも一曲歌われました。その当時、この辺の凄さは、わかりませんでしたけど。今思うと凄いです。


結婚する前、近くに住んでいた家内は、プールにもいってようで、寂しいようです。

そして、それから15年後、家内と結婚式の候補の一つとして、式場を見学しました。懐かしい思い出。

10年ほど前に、森山良子さんのコンサートがサンプラザに入った最後になりました。

音楽の聖地でした。

これを読んでくださった方の中には、思い出を持たれる方もおられると思います。

ありがとう。中野サンプラザ。
さようなら。中野サンプラザ