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グランマ・モーゼスと過ごす12月

今日から12月です。

師走 has come!

2023年もあと1ヶ月で終わるかと思うと、師ではない私もバタバタと走りだしてしまいそうです。

とはいえ、私も年末を迎えるのは通算◯◯回め。もうベテランの域です。ここはベテランらしく、ゆったりと構えましょうか。
何度経験しても待ち遠しいクリスマスももうすぐです。

さっそく玄関の額縁のポストカードを冬バージョンに変えてみました。

敬愛するこの方の絵とともに、今年もサンタクロースさんを待ちたいと思います。

Waiting for Santa Claus


アメリカの国民的画家、
Anna Mary Robertson "Grandma" Mosesさん。
愛称はグランマ・モーゼス。

南北戦争の頃に生まれ、第一次世界大戦、第二次世界大戦を生き抜いた女性です。

平凡な農婦であり母であった彼女が本格的に絵を描き始めたのは、なんと70歳を過ぎてから。80歳で初めて個展をひらき、101歳で亡くなるまで絵を描き続けたそうです。

Santa Claus I


So Long till Next Year


上掲の3作品は、どれも100歳の時のものだそうです。
いや驚きです。100 years old!

美しい色づかいに大胆な構図。繊細なタッチ。丁寧に描かれた愛すべき日常と夢の世界。
彼女が周りのもの全てに注いだ優しい眼差しが感じられます。

ここで我が身を振り返ってみると、やれ「もう◯◯歳だから」、やれ「体があちこちガタがきてるから」などと、言い訳がなんと多いことか。

いやいや、グランマが絵を描き始めた年までまだ◯◯年もあるぞ? 100歳までは生きられないかもしれないけど、まだまだ先は長いぞ? なんでもできるぞ?

グランマの絵は、そう私を鼓舞してくれるのです。

来年はどんな年になるでしょうか。
いえ、どんな年にしましょうか。

そんなことを考えながら過ごす12月も、楽しいかもしれません。

Life is what we make it, always has been, always will be.

人生は自分で作りあげるもの。これまでもずっと、これからもずっと。

グランマ・モーゼスの言葉より


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