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Obon has come!

お盆が来ました。

7月にお盆をする地域もあるそうですが、私が住んでいる所は今日8月13日が盆の入りとなります。

今日からが本番なのですが、我が家は「お盆一大ミッション」の盆経が先日終わりましたので、すでにやり切った感があります。

盆経、一般的には棚経というのでしょうか。
菩提寺のご住職がお盆前に各家を回ってお経をあげてくださる、ありがたい行事です。

ありがたいのですが、チョトタイヘンでもあります。

我が家がお世話になっている宗派は、お霊供膳(おりょうぐぜん、おれいぐぜん)を大切にされます。仏前にお供えするお食事ですね。

数年前に親族が亡くなったとき、方丈ほうじょう(住職)さまからお霊供膳についてレクチャーしていただきました。
四十九日まで毎週ある七日経や盆経の時は必ず、それ以外の彼岸や年末などもできるだけお供えするように、と指導されたのです。

ああ、ご飯をお供えするのね。それなら母がやっているのを子どもの頃から見てきたからわかるわ。
と軽く考えていましたが、とんでもありませんでした。それまで我が家がいかに我流でやっていたのかを思い知らされたのです。

もう何度も作りましたが、未だにカンペを見なければ間違えそうです。

①飯碗 ご飯。盛り盛りに盛ります。
②平碗 煮物など。
③壺碗 和え物など。
④汁碗 お吸い物、味噌汁。(ネギはNGです。この写真は即席で手抜きしたのがバレバレです)
⑤高杯 漬け物など。(菓子、果物も可)

どの器に何を入れ、どこに置くかが細かく決まっています。(地域により置く位置は変わるそうです)
②と④の器はよく似ていて、私にとってトラップ器となっています。一度置く位置を間違え、方丈さまから秒で直されたことがあります。

そして、お箸側をお位牌に向けて供えます。最後に箸の向きや器の置き場所をチェックして完了です。

きゅうりやナスに割り箸を刺す精霊馬の風習もありますが、これは私の住む地域ではやらないようです。
私はお膳だけで疲れ果てるのですから、精霊馬や精霊棚まで用意される地域の方々には本当に頭が下がります。

当日、方丈さまが到着されて盆経が始まります。
来訪者をすべて親の仇と思っているうちの犬は吠えまくります。ありがたいお経の向こうから聞こえる犬のギャン吠え。もうカオスです。

この盆経が終わったと同時にお盆そのものも終わったような錯覚をおこしますが、それからが本番です。

まもなく夕刻。迎え火をなさるお宅も多いのでしょうか。

迎え火も、我が地域はあまりやらないようです。世間の主流からはみ出た地域なのでしょうか。
初盆のときは玄関先でキャンドルを焚きました。一度「おがら」といふものを燃やしてみたいと思っています。


宗派の会報には精霊馬の絵が載っていました。これも一度作ってみたいものです。


みなさま、よいお盆をお過ごしください。


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