「マダム・ウェブ」を見てきたんですが…

2/25に「マダム・ウェブ」を見てきました。
俺が知ってる情報は予告編で出ていたものが全て。
なので、ジャンルは本格ミステリー・サスペンスでアクションシーンもほぼ無いと思って見に行きました。

どうやら主人公は予知能力があって、それを使って事件を解明するんだろうなと言うのが俺の予想。
サイコメトラーエイジみたいな感じで過去を見られるなら事件の解決につながるのもわかるけど、未来を見ることでどうやって事件が解決できるのかが分からなかったし、そこが面白さなんだろうなと思っていました。
第二、第三の殺人を危機一髪で止めることで逃げ出した犯人の遺留品を見つけられたり、周囲から信頼されて情報集めたりするのかな、とか。

ところがですね。
全然ミステリー・サスペンスじゃないんですよ。
事件が起きる前に既に犯人が分かってて、そこから被害者をどうやって逃がすかって話になっている。
最初に犯人がわかるタイプの推理小説とかもありますが、これはそうじゃなくて推理とか全然しない。
これのどこが「本格ミステリー」なんだろう?と。
割と中盤ぐらいまで「もしかして被害者側に見える人が実は加害者で、それが推理と予知能力によって明らかになっていったり?」とか思ってたんですが、そういうドンデン返しもなかったです(笑)
誰だよ、予告に「本格ミステリー・サスペンス」って入れたヤツ!

んで、こっからはネタバレありの話。

じゃあ、つまらなかったかと言うと、そんな事なくて面白かったんですよ。
序盤でクモの毒で特殊能力を得るって話があって「なんでスパイダーマンと設定かぶせちゃってんだろう?」と謎だったんですが、若者3人組の詳細がちゃんと出てきた所でようやく「あ、マルチバースなスパイダーマンだったのか」と気づきました。(夢のシーンでは分かってなかった)

橋の上で事故あったり、お金持ちだったり、科学が得意だったり、スケボー乗ってたり、伯父さんだったりとアチコチでスパイダーマンの痕跡が見られる。
スパイダーマン見てると「あ、これってもしかして」ってなる部分が多いんだけど、別に知らないなら知らないで(アクション映画として)楽しめる。
今思えば予告編にソニーって入ってるんだから気づけよって話なんですけどね(笑)
俺にとってはそのスパイダーマン探しが一番楽しかったです。

話に矛盾点(と言うか雑な部分)は多かったんですが、まあアメリカ映画ですしね。
あと、ハリウッド映画でよく出てくる登場人物たちがお互いに細かい所まではコミュニケーション取らない問題(表面上はやりとししてるんだけど異常に説明が不十分)はなんなんでしょうね。
そういうストーリー作りが普通なのか、実際にそういう傾向があるのか。
謎です。

あと、本編関係ないんですが「救命士が未来を予知できる」って、日本でやってたドラマ「4分間のマリーゴールド」もそうだったよなぁと思い出しました。
そのドラマも元は漫画(ドラマ見てないけど漫画は読んでた)ですし、正確には「触った相手の死ぬときがわかる」みたいな内容だったんですが随分似た設定だな、と。(どっちが先とか言う話でもなさそうですけどね)

なんか、こう、見終わったあとで書こうと思っていた項目を2つぐらい忘れているので、あとで追記するような気がしますが、以上とりあえず今の所の感想でした。

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