6/18 双子座新月 人との絆で世界を拓く
「2023年蟹座シーズン 星読みレター」をリリースしました。今回の8つの月相や新月&満月、夏至、ドラゴンヘッド牡羊座入りの影響について解説しています。お求めはコチラから!
新しく講座を始めた関係で、かなりバタバタして遅くなりました。今回も双子座新月から始まる1ヶ月のムーンサイクルを追って、メッセージを掴みたいと思います!
はじめに -8つの月相について-
この記事では、新月と満月は別々に解説せず、1つにまとめています。「月」について色々と研究をした結果、新月から次の新月への1サイクルを8つに分けた方が、太陽が示す方向性との繋がりも分かりやすく、より明確なメッセージを受け取れることに気付いたためです。
私はこれを「8つの月相」と呼んでいます。8つの月相とは、①新月 ②クレセントムーン(三日月) ③上弦の月 ④ギバウスムーン(十三夜月) ⑤満月 ⑥ディセミネイティングムーン(十八夜月) ⑦下弦の月 ⑧バルサミックムーン(二六夜月) のこと。
これについては、鏡リュウジさんが著書「ルネーション占星術」で語られています。こちらの本や海外の占星術サイトを参考に、各チャートを細かく解析してみた結果、8つの月相がベストだと感じました(ちなみにプログレスの月もこの方法で読むとわかりやすいです)。
月の流れを1つにまとめるので、新月満月だけで記事を書いていたときよりも、濃さは落ちますが(実際は深く読んでますが、それを全部書くとエライことになるので笑)、また違った視点で新月満月を理解できるんじゃないかと思います!
6/18~7/18 ムーンサイクル
今回のムーンサイクルはこんな感じで進んでいきます。ここからはこのスケジュールに合わせて順番に解説していきますね。
6/18 双子座新月
6月18日 13時37分に双子座新月を迎えました。AC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(到達点)から、新月の全体像を探ってみます。
双子座から蟹座へ移る時期で〝人との繋がり〟がいつも以上に強調された1ヶ月になりそうです。
まず今回新月が起きるのは双子座27度。サビアンシンボルで27度は”高みを目指す度数”とよばれます。双子座は好奇心によって思考回路を育てる星座ですが、つまりそれは、「普段から何に触れているか?」が考え方に影響することを意味しています(だから双子座と関連する3ハウスは幼いときの教育環境を表す訳なんですね)。
今回の新月がおきる27度。そして位置する9ハウスも新しいフィールドを意味します。
視野を広げることで、考え方やつきあう人、得られる情報が変わる。
この新月の3日後に迎える「夏至」にふさわしく、新たなステージに押しあげてくれるムーンサイクルとなりそうです。
さらに今回は新月の少し前には土星逆行もおきています。この逆行は、自分のビジョンを周囲へどう表現するか?長期的な展望を見直す期間のため、今回の新月の挑戦に現実味をもたらしてくれるでしょう。
6/22 クレセントムーン (動き出す 行動計画 好奇心)
6/26 天秤座上弦の月 (行動確認 吸収 成長)
6/30 ギバウスムーン (努力 不足点を探す 忍耐)
新月~満月の2週間は「正直な気持ちと想いを伝える努力」にフォーカスします。この2週間は、表現を通して繋がりを作っていく段階ですね。
そして、クレセント→上弦→ギバウスと3つの月相において、太陽と月のいずれかはすべて10ハウスに位置しているのも特徴的。蟹座シーズンレターを読んだ方はお気づきのように、この2週間は何回も「仕事やオフィシャルな場面で自分の気持ちを伝える」フレーズが繰り返し登場しています。
これは夏至の影響はもちろん、次の太陽獅子座期、そして実は7月1日 地球水星衝(4/21-5/15 水星逆行 真のフィナーレ)の影響も強くあります。
さらにもっと言うと、7月18日のドラゴンヘッド牡羊座入りへの繋がりもあるので、この2週間の過ごし方や経験が、後になってジワジワ効いてくることになるでしょう。満月前の焦燥感は、「月が動くまでの一過性のもの」と考えられがちですが、この時の心の揺れ動きはスルーしない方が今後のためにも良さそうです。
(この辺の詳しいところは蟹座シーズンレターで力説しています)
7/3 山羊座満月について
7月3日 20時38分に山羊座満月を迎えます。AC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(到達点)から、満月の全体像を探ってみます。
今回の山羊座満月は少し複雑なチャートです。1つは山羊座という現実的な星座が自由・解放を司る11-12ハウスに位置していること。そしてもう1つは満月のテーマを示すACが水瓶座で、これまた自由や個性を司る星座であること。さらに太陽蟹座も5-6ハウスにまたがり、思いやりや調和の大切さが強調されていること。
現実主義、調和、自分の自由な個性─大きく分けて3つのキーワードが入り組んでるのが、今回の満月ですね。
ただこれは、太陽と月のサビアン度数を見ると非常にわかりやすいです。今回満月が起きるのはサビアン12度。この度数は目に見えないものを探求して明らかにする意味を持ちます。
つまり、月山羊座 11-12ハウスが示してるように、現在の状況に左右されず、自分と相手、もしくは取り組んでいることの潜在的な可能性に目を向けて、それを具体的な形にしたり、一緒に協力しあったりする(山羊座の意味)ことで、今後に繋がる新たな発見がある(満月の意味)、ということですね。
それを踏まえると、AC水瓶座やMC蠍座が示してることも理解できそうです。
つまり、7/3 山羊座満月は〝見えないものを見える化する〟がテーマで、その入り口は人との繋がりやチームワークだということ。
それを通じて、もっともっと深い本質─今やってることの可能性や自分自身の本質など、かなり精神的でスピリチュアルな感覚が輪郭を帯びて来るでしょう。
そしてこれは、山羊座満月の2日前に起きる、海王星逆行開始と地球水星衝のテーマでもありますし、やはりドラゴンヘッド牡羊座期にも通じる流れとなっています。
ここから7月中旬にかけての〝自己の本質への目覚め〟はかなり熱い雰囲気ですね。
満月~次の新月へ
7/7 ディセミネイティングムーン (観察 冷静さ 共有)
7/10 牡羊座下弦の月 (内面確認 見極める)
7/14 バルサミックムーン (純粋化 断捨離 自己理解)
山羊座満月から次の蟹座新月までの2週間は、自他のバランスが大きなキーワードになっています。
人との関わりかたに悩んだり、煩わしく感じたりもするけれど、各月相の太陽蟹座のサビアンを拾っていくと、他者との関わりを避けるのも方向性を見失ってしんどく感じるかもしれません。
特にこの夏至シーズンは、周囲への積極的アプローチによって、自分が安心できる場所を築き、内面に隠されたものを明らかにできるときです。
つまりは、〝誰かと一緒に〟がいわゆる幸運のカギなので、誰と付き合うか?見極めて新しい方法や場所を見つけましょう。
まずは双子座新月が示すステージチェンジを。そこから気心知れた人との絆へ向かうことができる1ヶ月です。
今回の記事で8つの月相に興味を持った方、もっと詳しくその他の星の動きも含めて知りたい方は「2023年蟹座シーズン 星読みレター」をご覧ください。
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