5月21日 太陽双子座入り -自分らしく生きる術を知る-
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太陽双子座入りとは?
だいぶ遅くなりましたが、5月21日 17時14分頃。太陽は双子座へ入りました。太陽が双子座に入る時、日本の暦も次の季節へと変わります。二十四節気では「小満」と呼ばれ、草木が成長して生い茂る頃。日に日に緑の色は濃く、枝葉が四方八方へと伸びていく様は、まさに双子座がフットワーク軽く行動し、情報のストックを増やすかのようです。
今回は太陽双子座入りの少し前に、火星が獅子座へと入ったため、物事に対する積極性に最高潮に増した状態でのスタートです。もともと双子座=柔軟宮は変化を受け入れて成長する星座ですが、今年は例年以上に物事を追求する雰囲気が強いでしょう。
また、この前日には牡牛座新月を迎え、牡牛座が持つ「自分の感覚を活かす」エネルギーも色濃く引き継がれています。春分に入って以降見つめてきた「ありのままの私」の感覚を中心に据えながら、周囲から得られる情報や考えをうまく取り入れて、次の夏の季節を乗り越えるためのしなやかさを手にいれたい時期です。
太陽双子座入りのチャートから見えること
さて、ではここからは太陽が双子座に入った瞬間のチャートを見てみましょう。
まずは、ASC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(ゴール)から、1年間の全体像を探ってみます。
天体の配置
今回の双子座シーズンも牡牛座シーズンに引き続き、多くの天体は右側に位置しています。特に7~9ハウスに集中しているので、周囲の人と深く関わって価値観を共有し、殻を破って精神的な成長を遂げることがテーマです。
双子座と蠍座の邂逅
この双子座シーズンの最大の特徴は「見た目さわやか、中身ディープ」であること。太陽&月は双子座、ASCは天秤座と、メインは風エレメントの強さが目立ちますが、一方で、太陽&月は8ハウスに位置し、ASCの天秤座30度は次の蠍座の影響を受けています。8ハウスと蠍座は冥王星のエネルギーを含んでいるため、物事をどこまでも深く掘り進めるパワーの強さが根底に感じられるチャートです。
冥王星が掘り下げて、火星が社会へアプローチし、木星が人間関係を広げる
そして当の冥王星も木星・火星・ノードとグランドクロスを形成して、双子座シーズンを強烈なパワーで彩っています。しかも、太陽双子座入りのチャートでは、4つが各アングルに重なるので″自分が認識する世界のあり方″に影響を与えています。
アングルとは、ASC・DSC・MC・ICを指し、ASC/DSC=自分軸/相手軸。MC/IC=社会性/個人性。自分自身との接点であり、自分以外の世界との接点を表すため、占星術においては非常に重要なポイントです。
上に書いたように、今回は太陽&月が8ハウスにいることや、ASC天秤座の状況を考えても、冥王星パワーがいつも以上に強く作用するでしょう。IC(潜在意識)に重なる冥王星の影響を出発点として、DSC(人間関係)に重なる木星、MC(社会性)に重なる火星など、外側に変化が起きることになりそうですね(社会の影響を見ると、既にかなりショッキングな、心の蓋が外れてしまったような出来事が起きていますね)。
まとめ
そういうわけで、行動そのものは双子座らしくフットワークの軽さと知的好奇心を発揮しながらも、新しい情報や体験から、物事の本質を見極めて、この世界を渡り歩く術を求めていく。
双子座と蠍座は、アスペクトで言うと、インコンジャクトの関係性なので、ややアンバランスというか、混乱しやすい雰囲気もありますが、双子座的な軽さと蠍座的な深さを両立させて過ごすことが重要になるでしょう。
6月の夏至、7月のドラゴンヘッド牡羊座入りと、これからますます自己表現と社会・人々との繋がりのバランスが大切な時期へ入るため、新しい季節に備えて、自分自身のキャパシティを広げることを意識してみてくださいね。
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