太陽魚座入り - Connect - 自分の全てを受け入れる
魚座シーズンとは?
2月19日 午前7時35分に太陽は魚座に入りました。
そして太陽が魚座に移るとき、日本の暦も次の季節へと変わります。二十四節気では「雨水」と呼ばれ、寒さが少しずつやわらぎ、降る雪が雨へと変わる頃。2月4日の「立春」を越えて、高まる春の兆しが私たちにより一層の自由と解放感をもたらします。
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冬至=太陽山羊座入りでは、太陽はACに重なり、まず「新しい私」を出すことにフォーカスしました。
そして水瓶座シーズンで、太陽は6ハウスに位置して、理想へ向かって思い切って挑戦すべく、少しずつ種蒔きや外堀を埋めて、個人と環境を調整してきました。
この流れを受け継いだ今回の魚座シーズン。太陽は魚座のホームである12ハウスに位置するため、自分の過去や深層心理と向き合い、来たる春分へ向けて内側にある全てを受け入れて凝縮するフェーズへ入ります。
ちなみに今回のAC(テーマ)が位置するのは、魚座25度(サビアン26度)。このポイントは、3月16日~17日にかけて、ヘリオセントリックで地球と水星/海王星が向かい合う(衝)度数。
つまりは、2022年に起きた海王星逆行と12/29~1/18に起きた水星逆行のテーマも今回の魚座シーズンに影響を与えます(ACなので力がより強まりますね)。
昨年の夏から夢見たこと。イマジネーションを膨らませたこと。昨年末~1月中旬に学び気付いたこと。等身大の自分らしさ・リズムにもう一度立ち返って、それを採用することを自分自身に赦す――。
まさに12星座ラストにふさわしい、今年の太陽魚座シーズンになりそうです。
【水星逆行と海王星逆行についてはコチラを】
魚座シーズンの解説
さて、ではここからは太陽が魚座に入った瞬間のチャートを見てみましょう。
まずは、AC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(到達点)から、魚座シーズンの全体像を探ってみます。
AC(テーマ) :
魚座25度(サビアン26度)
「影響を分割する新月」
→ それぞれの目的
→ 魂の意志
→ 周囲から受け取った影響を味わう
太陽(行動) :
魚座0度(サビアン1度)
「公共の市場」
→ あるがままに
→ 柔軟性/多様性
【12ハウスに位置→潜在意識/水面下にあるもの/精神性/全てのモノを受け入れることにスポットを当てて行動する】
月(気持ち):
水瓶座10度(サビアン11度)
「自分のひらめきと向き合う男」
→ 自分の中にある知識を活かす
→ 独自の発想
→ オリジナリティ
【11-12ハウスに位置→ルールや責任に縛られず自由に解放されることを望む】
MC(到達点):
射手座27度(サビアン28度)
「美しい流れにかけられた橋」
→自分の中の知恵やイメージを活かす
→ビジョンをわかりやすく示して働きかける
AC(テーマ)とMC(到達点)の組み合わせ
今回の魚座シーズンはAC魚座×MC射手座です。エレメントの観点から見えると、ACの魚座は水、MCの射手座は火で、主観的なエネルギーの組み合わせ。感性・直感・創造性が特徴的なチャートになっています。行動の特性の観点では柔軟宮同士の組み合わせのため、自分の状況を察知しながら、人との関わりを上手く利用していく臨機応変さが大切であることが分かります。
天体の配置
基本10天体たちは左(東)側に集中して自分の目指すものや感覚に意識が向かいます。特に11ハウス~1ハウスに天体が最も多く集中しており、個性・自由・直感にフォーカスしそうです。
そして、その中で火星が3ハウスにいて、先頭を走っているのもポイント。火星は月・水星とトライン、木星・キロン・ジュノーとセクスタイルを形成しているため、自分の感じていることや考えていることを、コンプレックスも含めて積極的にシェアしたい、それによって自分の存在感を示したい気持ちも混ざるシーズンと言えそうです。
注目すべきはACとバーテックス
今回特に注目すべきはACとバーテックスです。今回のチャートの象徴とも言える特徴的なアスペクトを2つ形成しています。
まず、金星と海王星がAC上で重なり、夢やビジョン、愛情、創造性が広がる配置。ACと重なる天体はシーズン中の行動にも表れやすいです。
さらにバーテックスとオポジション、冥王星/小惑星セドナとセクスタイル、小惑星プシケとトラインで複合アスペクト ホームベースを形成しており、心(魂)が求める絶対的な愛、社会から孤立しても持ち続ける想いなど、自分の深層心理やスピリットに対する洞察が促される配置です。このアスペクトは冥王星11ハウスが頂点にいるため、様々な人との関わりから、自分の内面に気付き、さらにそれを自己表現に落とし込むチャンスも得られるでしょう。
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また、バーテックスも非常に気になるポイントです。今回は人との関わりを示すDCとピッタリ重なっています。
バーテックスが示すのは、"自分の意に反して人から学ぶこと"。「こんなのやりたくないわ」「えー私がやらないとダメ?」「何か気付いたら相手のためにやってた・・・」そんなちょっと不本意なことです笑。
ですが、今回はこのポイントが非常に大切で、AC・金星・海王星と向き合っているのはもちろん、月・水星・天王星ともハードアスペクトを形成しています。さらに太陽ともインコンジャクトを形成するため、人との関わりは楽しいことだけじゃないかもしれませんが、自分自身の方向性や変わるべきポイントが明らかになるでしょう。
まとめ
今回の魚座シーズンは、精神的な自分と向き合うことが重要なテーマであると同時に、そこから気付いた自分の想い・喜びを徹底的に表現することも大切です。
それによって、自己変容のポイントにも気付くことができるはず。さらに社会や人との繋がりから、自分の中にあるものをどう使えば、夢やビジョンを実現できるのか?その方法が見えて来そうです。
来月3月21日の春分=新たな1年も太陽は12ハウスに位置するので、今回伝えた、精神、魂意識、ビジョン、創造性は2023年全体に関わるキーワード。
3月には土星が魚座へ入るため、今まで目に見えず曖昧だったものがより明らかになります。とは言え、受け身でいたら周りに流されてしまう危うさもあるのが12ハウス。魚座シーズン中に自分の意志をしっかり確認して、来たる春分へ備えていきましょう。
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