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仕事を辞めたい理由を深掘りすると、仕事の楽しさに行き着いた

労働時間が長くてプライベートの時間が確保できない、残業続きで疲労困憊、給料が労働の内容と見合っていない、職場の人間関係が悪い…

退職を考える時には様々な不満を抱えていると思います。

令和3年の厚生労働省が発表した「雇用動向調査結果の概況」において、40代女性の退職理由は「職場の人間関係が好ましくなかった」「給料等収入が少なかった」「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が上位になっています。

冒頭に書いた、労働時間が長くてプライベートの時間が確保できない、残業続きで疲労困憊というのは私が常々感じていていることで、退職を考えない日はありません。


もう少し辞めたい理由を深掘りしてみると

いつも仕事を辞めたいと思っていても、仕事を楽しいと感じる瞬間があります。
※私の仕事は訪問看護です。

その瞬間は以下の5つです。
①訪問看護の利用者さんに話しやすい場を提供できた時
②話していただいた内容の要約がうまくできた時
③感情に共感できた時
④必要なアドバイスができた時
⑤利用者さんの表情がスッキリして、更に思っていることを話してくれた時

①〜⑤ができた、という判断は利用者さんの反応で気づきますが、このような反応があると、私の心が満たされ、反対にこれができない時は辞めたい!という思いが強くなります。

できない時は大抵、自分の考えや思いを話しすぎた時、つまりエゴが強い時だなと思います。

仕事を楽しめるのはどんな時か

自分のエゴを出さずに、相手が心地よい場を作ったり、ちょうどよい言葉を発せられる時は、自分の心身が整っている時だな、と思います。

心身が整っているとは、頭がクリアで、思考の言語化がスムーズで、お腹がスッキリしている状態だと感じます。

このような状態だと、直感が働き、直感に気づき、直感に従えます。

つまり頭で考えるのではなく、身体で感じたことに従って相手に必要な言葉や行動を届けられた時に、何とも言えない充実感を味わい、「仕事が楽しい」という結果になるのかな、と思います。

疲れていると仕事を辞めたくなる理由

疲れていると頭がぼんやりして思考がまとまらず、気持のこもっていない言葉を発し、お腹は重くなります。

こうなると直感に気づかず、頭で物事を判断し、相手に必要な言葉を届けられないだけではなく、不要なことまで話してしまいます。

すると、こんな自分は嫌だと自分を責め、自分を責めていると疲れを感じます。更にこんなに疲れるような仕事をさせられている、と上司や会社を責め始めます。
結果として仕事を辞めたいと思うようになります

しかし「疲れているから辞めたい」と「直感に従って判断できない自分が嫌だから辞めたい」は似ているようで違います。

私は直感に従って判断し、相手に安心や喜び届けたいと思っています。

つまり今の仕事を辞めなくても、届けることはできるんじゃないだろうか?という疑問が生じます。

仕事は大変であるべきだ?

仕事の量が多く、残業が続いて疲れているのは事実です。
平日は家族と過ごす時間が短く、家事もできない。
だから仕事を辞めたい、と思います。

しかし仕事を楽しいと思う瞬間はあります。
その瞬間が多ければ、「仕事を辞めたい」とあまり思わない自分がいることに最近気がつきました。

また「仕事が楽しい」と感じると、すぐに否定する自分がいることにも気がつきました。

これは「仕事は大変でなければならない」という思い込みが強いのだと思います。

自分の心身が整っていて、最適な選択をし、その選択の結果利用者さんが喜ぶ。
その喜んだ姿をみて、私は満たされる。結果「仕事は楽しい」と感じる。

仕事を楽しいと思っても良いんじゃないかな、と仕事に対する思い込みから出てみると、仕事の量は多くても今までより疲れないことに気づきました。

疲れなければ、仕事を辞めたくなるエゴの強い状態になりにくく、直感で物事を選択できる自分でいられる。
結果「仕事が忙しくても、仕事が楽しい」というループもあるのかもしれない、と感じています。

身体の感覚に従って生きていく

直感とは物事を頭で判断するのではなく、感覚によって捉えることです。
直感とは脳の中にある膨大な知識や経験から、その時に最適な判断を無意識的に行います。
私は直感を「ふとよぎる身体の感覚」だと認識しています。

直感が働き、直感に気づき、直感に従うためには、身体と仲良くなる必要があります。

身体に意識を向けることや、たまたま起こったような出来事に喜ぶことが、身体と仲良くなる方法ではないかと思います。

例えば呼吸に意識を向け、寝る前に瞑想をし、偶然にも良いことが起こったら「グッド!」と言っています。

このようなことをしていると、自分の中の無意識が喜び、身体の関係が良くなり、直感に従えるようになります。

直感に従って選択する人生は、頭では考えが及ばない、多くの人にとって最善の方法を選択することができます。

自分が今の仕事を選択したことを後悔し、今の職場で働いていることを辛いと思うことが多かったのですが、これまで自分が選択してきたことに⭕️(まる)をして、これからも直感に従って選択をしていく。

そこに自分と周りの大切な人たちが幸せがあると思います。

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