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ホピ族がくれた鷹の羽

2005年の夏

一粒の種~love the erth~という曲の
音と映像の素材を取りに、アリゾナへ向かった時のこと

ホピ族の家族にもらった鷹の羽を
久しぶりに手にとって感じることがある。

当時、自分の実感というのはさほどなかったけれど、
本当に見えないくらいに根っこの大切な部分がそこにはあって

その家族の人は小さな私を抱きしめて泣いたのも
私も、悲しくて悲しくて仕方がなくなったのも

その場所に連れて行った人も
その場所に待っててくれた人にも、
知っていたことがあったのかなと思う

きっと、
今、母になり、子供達へメッセージを伝えていることも
何か私にしかできない贈り物だと

大地から芽を出す、子供達の芽吹き
自然と一体している心身のピュアさ

地球をとって世界とつながる動き the nature of the earth the Mother of Nature

love the earth……

その地に存在する意味。

全て天から地に、そして深く深く地球をとおして人たちはつながっているのだ。

子供たちは、
美しいものを美しいと、まっすぐに思える

会話することで大人が学ぶことがたくさんある。

今こそ、再生の時

大人だけがえらいことはない、
子供を通して形には見えないものたくさん学ばせてもらおう

ホピ族がくれた鷹の羽1



                       illustration:YUMIKO TANAKA