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[ゲーム]マザー2

みなさん、マザー2というゲームをご存知だろうか。
画像はスィッチで売りだされたものをお借りしたが、実際私がプレイしたのはスーファミである。もう何十年も前だが、キムタクが宣伝していて当時えらいかっこいい兄ちゃんが出てるわーと思ったもんだ。(実際若い時のキムタクは美しかった)

三頭身のドット絵キャラだった気がするが、内容はかなり面白かった。
覚えているのは、カンフーの達人の子が仲間に加わるとき、だーっと走って来て主人公に対して言った言葉、
「俺はキミの仲間になる!俺はキミの命令に従う!」
確か設定では主人公より歳上のはずなのに。
竹を割ったような潔さにすごく感動した。
そして忘れられないのが最終局面。
主人公たちはラスボスを倒すため、地球を離れ、宇宙へロケットで行くことになる。
・・・脳をロボットに移植して。
それだけでもショックで、主人公達の勇気に脱帽したものだ。
このゲームは冒険をセーブするとき、電話を使う。当時はケータイなどない時代だったので、主人公達は街にある公衆電話で父に電話をかけ、それで記録してもらうのだ。
最後の敵と対決する前に、電話すると父が出て
いつものように明るく話し出す。
「おお、◯◯元気でやってるかい?
 ・・・なんだ?ちょっと声がおかしいな。
 風邪でも引いたのか?
 わかった、冒険を記録しておくよ、それじゃ気をつけて行ってくるんだぞ」
だいたいこんな感じのことを言っていた気がするが、何気ない父親の言葉に涙が出た。
ロボットになった主人公達の声は、もう生声ではない。機械を通しての声なのだ。
もう元の姿には戻れない。戦いにゆかねばならない。その前の最後に聞く、父の声。
スーファミの子供向けのロープレのはず、なのに、この設定があまりに心憎かった。

そんなだったから、今になっても心に残っている。
心に残ったゲーム、というお題を見つけたので書いてみた次第です(^_^)。

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