若干の毒親風味3

続いてしまった。

インナーチャイルドとかアダルトチルドレン、ざっくりとした知識はある。

ただ、幼少期の私は根っからの一人好きというか、自然好き、本好きで人といなくてもさみしいとは思わず、観察や一人遊びに忙しかった。

後付けするならその気質が発現する前に成育環境に問題があったのでは?となるが、本人としてはどうにもならず、好きなもんは好きなんだからしょうがない。

自然や観察好きは今の職につながっている。

もし、親の影響があるとすれば、母のロング説教だろう。3時間をゆうに超える、堂々巡りの、きっかけとは関係ないことまで混じってくる、結局なんだっけのあれ。先日のやつ。
あーいうのを時々くらっていた。口答えなんかしようものなら火に油を注ぐことになるためひたすら黙って聞く。たまに問いかけられるが詰問というか、言ったことがわかっているか確認用。

私が育つと説教は愚痴に代わり、結局長い話は続く。

長かった。

長電話とか愚痴は聞きながら状況整理したり反証しているので聞いてるようで聞いていない。
でも相手にとっては聞いてくれる理解者と思われるようでターゲットにされる。

友人ならともかく、逃げ場のない子供に長ったらしい説教かますのはある種のパワハラで、親の自己効力感を満たすために子供をつかうんじゃねえって感じ。愚痴も然り。知るかそんなもん。自分でなんとかせい。
今の私は大人なので聞かない選択ができるからいいんだけど。


人の話を整理する他に培った性質としては、
ギャンギャン言われるとめんどくさいからさっさとやる、そつなく、ぬかりなく、見つからないようにやることだろう。

褒めてもらいたいから、注目してほしいからではなく、ごちゃごちゃ言われたくないから。構われたくないから。

真面目に取り組んでいると、きっと凝り性なんだろう、結果がついてきて親はご満悦。

こういうの親孝行っていうんだと学ぶ。

まあ、いいや。
親も余裕なかったんでしょう。
私はロング説教しないし、さっさと離婚して何十年も同じこと言いうことも避けたし、仕事に邁進して愚痴る暇ないし、書いて吐き出すし、仏教のおかげでなんか落ち着いたし、たくさん遊んだし幸せだわさ。

あ、で、インナーチャイルド。
聞かなくていいこと聞かせられてたね。もう聞かなくていいよ。
背負わなくていい。電話切って逃げようぜ。

以上。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?