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4/24 vsフィオレンティーナ コッパイタリア(ホーム)

アタランタ総評

 合計スコアで1点ビハインドの状態からスタート。リヴァプール戦と同様、序盤からポゼッションをしすぎず速攻を仕掛ける作戦に。ラッキーな形からではあるが、早い時間帯での先制に成功する。立て続けに逆転かと思われたがVARで取り消しになる。その後は一進一退となりチャンスも訪れるも逆転には至らず。後半には相手の退場により数的優位に立つも、ボールを持たされる展開となり慎重に攻めすぎたため、カウンターからファールしFKから失点。選手を交代してある程度大胆に仕掛けるとスカマッカのゴラッソにより同点。そのまま延長戦に突入するかと思われたが、終了間際にセットプレーのカウンターから逆転。その後1点を追加し試合終了。3年ぶりのコッパイタリア決勝に駒を進めた。過密日程での連戦が続く中、延長戦を回避できたこともプラス要素だろう。

スタメン

カルネセッキ GK 6.0
 被シュートは少なかったが安定したセーブと飛び出しを見せた。クアルタのヘディングはノーチャンスだった。やはり左足のフィードの質には不安が残る。

ジムシティ RCB 6.0
 精巧なスライディングでボールを刈り取っていた。ペロッティのヘディングにも果敢に飛び込み防いだ。クロスが必要とされる場面で上げきれず、ビルドアップを停滞させていた。ロングボールの質は要改善か。

ヒエン CB 6.0
 体格で勝るベロッティをしっかりと封じ込めた。ベロッティに半分抜かれたシーンでも抜かれた後の対応は冷静だった。クアメへのファールが失点につながるものとなってしまった。

コラシナツ LCB 6.5 🟨
 ニコゴンザレスに突破を許さず、1得点目の起点となった。後半には得点できない焦りからスライディングによりイエローカードをもらってしまった。

ザッパコスタ RWB 6.0
 左サイドからの崩しが多かったせいか、活躍の場はルッジェーリへのクロスくらいだった。ミレンコビッチの退場後も仕掛けることはできず。

デローン DMF→LCB 6.5
 ベルトランをマンマークし決定的な仕事をさせなかった。集中力も高くピンチの芽を摘んだ。LCBへのポジションチェンジへもしっかり適応した。デケテラーレの落としからのミドルは枠内に打ち込みたかった。

エデルソン DMF 6.5
 ボナベントゥーラに巧さを見せられる場面もあったが自由に前を向かせることなく喰らいついた。ザッパコスタへのロングパスも素晴らしかった。

ルッジェーリ LWB 7.0
 クロスから幾度となくチャンスを作り、デケテラーレへのピンポイントクロスで2得点目へとつなげた。スカマッカへの正確な楔のパスも見られた。ドドへのプレッシングもサボらずこなした。

コープマイネルス OMF→DMF 7.5 ⚽
 得意な形からゴール右下にグラウンダーシュートを決め、早い時間帯での得点に成功した。DMFへのポジションチェンジ後は砲台となり精度の高いロングボールを供給した。

デケテラーレ RCF→LCF 7.5 👟
 取り消されたスカマッカのゴールシーンでは外への展開をフェイントとし中央へとパスした。スカマッカへのスルーパスによりミレンコビッチの退場も誘い、2得点目もスカマッカへの落としでアシストするなどスカマッカと完璧な連携を見せた。また、カウンターの場面で自陣からのドリブルからシュートまで持ち込んだ。

スカマッカ LCF→ST 8.5 ⚽ 🟨
 弾丸ミドルにより早い時間帯での逆転弾を決めたかと思われたが、直前のファールにより取り消された。決定機となる抜け出しによりミレンコビッチを退場させ、同点となる豪快なジャンピングボレーを決めた。終了間際にはルックマンへのラインギリギリのスルーパスも出し勝利に深く貢献。彼の自信に満ちたプレーがチームを救った。イエローカードをもらい決勝戦に出場停止なのはいたすぎる。

途中出場

パシャリッチ DMF 6.5 ⚽ 70min⤴
 エデルソンとの交代でそのままボランチとして入り、後ろからの攻撃を支えた。終了間際には、ラインを見ながらポジショニングを調整しスルーパスを受け、冷静にループシュートで4得点目を決めた。

ルックマン LCF→RCF 7.5 ⚽👟 70min⤴
 交代直後は左サイドから攻撃を作り、良質なクロスを上げていた。途中デケテラーレとポジションをチェンジすると、試合終了間際に抜け出しから左足でゴール右隅に値千金となる逆転弾を沈めた。このゴールがなければ延長戦だっただけに彼の活躍はチームを救った。

ミランチュク RW 6.0 74min⤴
 ザッパコスタとの交代で入りWBよりも高い位置でより創造性のある崩しを求められ工夫を重ねたが、WBなしでジムシティとの連携だったためになかなか奏功しなかった。

フィオレンティーナ総評

 1st legから両サイドバックのみ変更し挑んだ。連戦の疲れからか、明らかに前半から活気がなく、プレスにハマり早々に合計スコアで同点にされる。ポゼッションはするもゴールまで迫れず前半を終える。後半も押し込まれる展開の中ミスからミレンコビッチが退場。ベロッティを下げクアルタでCBを埋め、クアメとニコゴンザレスの2トップに。合計スコアではまだ同点のため、守りを固めカウンターで攻める作戦に切り替えた。見事に作戦が当たりセットプレーから勝ち越しし、さらにDFの人数を増やすも直後に同点に追いつかれる。最後もセットプレーのカウンターから逆転を許し勝負あり。アタランタ同様連戦だったが、カンファレンスリーグでの延長PKとアタランタホームが疲労の差となり勝敗を決めたか。

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