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プーリア州レッチェの街歩き 

フィレンツェからレッチェに引っ越してきました。
一ヶ月限定ですが、真冬の南イタリアを楽しみたいと思います。

1.街の様子

時期は12月後半。
真冬ですが、雨ばかり降っていたフィレンツェとは大違いで快晴が続く日々。
気温もフィレンツェより5℃ほど高いので快適です。
ただ南イタリアだからといってポカポカというわけではありません。
東京とローマが同じような気温変化らしいので、東京よりちょい温度が高いぐらいでしょうか。
普通に寒いです。コートなしでは外を歩けません。

中心街の入り口
古代ローマ時代の遺跡
円形闘技場
郊外
郊外

フィレンツェとは違い、建物の色はほぼ白。
海の近くの石が使われているのでしょうか?
古代ローマ時代の遺跡が中心地にひょっこり残っていたりもします。
聖堂などの歴史的な建造物は全てバロック様式です。


レッチェは夜の街と言われているほど19時以降が賑やかです。
お店も24時近くまで開いています。
建物もライトアップされて日中とは別の雰囲気。

クリスマスが近くなると中心地の広場にキオスコと呼ばれる小さな木造の小屋が幾つか並び、地方の職人や生産者が自慢の商品を売りに来ます。ちょうど僕がレッチェに来たのがクリスマス付近だったので、普段はどのぐらい人がいるかは分かりませんが、今のところ土日の夜はけっこう多いです。


2.食べ物

プーリアの食べ物は何といっても、美味しいチーズと野菜料理に尽きます。
モッツアレラ、ブッラータ、リコッタ、カチョカバロ等を作るチーズ専門店が数多くあり、新鮮なまま消費者の元へ届きます。
そして野菜に関してもナス、ズッキーニ、トマト、パプリカはもちろんのこと、チーマ・ディ・ラーパやチコリアといった苦みの効いた葉物は特に美味しいです。
もちろん海も近いので海産物も新鮮ですし、馬肉の煮込みや羊の内臓の焼き物といった珍しい郷土料理も沢山あります。
パスタもオレキエッテやカヴァテッリといった硬質小麦ベースの手打ちパスタが有名です。

プッチャと呼ばれるプーリア州のパニーニ。
おすすめのお店は「Antica Pucceria Giannone dal 1941」
サルシッチャとチーマ・ディ・ラーパと黄色トマトのピンサ。
ピンサはピザよりもヘルシーな生地で作ったピザ。
ナスのポルペッティーニとカチョリコッタ
チコリとそら豆のピューレ
馬肉の煮込み
プーリアは各お店ごとに季節の野菜の前菜盛り合わせがある。
このお皿を分けて出すスタイルが好き。
めちゃくちゃ美味しかった。
オレキエッテは古代小麦を使っており、ズッキーニの青臭さとムール貝の海の香りに対して、さらに香りの強い地元のフレッシュペコリーノを合わせてくるセンス。さらにレモンの皮とミントで全体の味を締めているところは素晴らしかったです。
1つ上の写真と合わせてお店の名前は「63 Osteria Comtemporanea」


3.まとめ


他に新鮮なオリーブオイルや、ネグロ・アマーロ、プリミティーボなどのワインも有名ですね。
僕個人的にはフィレンツェよりも料理が軽く感じ、バリエーション豊かなのでとても好きです。
家賃も食べ物もフィレンツェに比べたら安いのでおすすめです。
あとまだ20日間ぐらいありますが、もう少し南イタリアの魅力を発見できれたらいいなと思います。

頂いたサポートは、将来のお店の開業のための自己資金に充てたいと考えております。