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5/19(日)文学フリマ東京38出店にあたって【Z-04】

気がつけば再来週末に差し迫っている文学フリマ東京38。GWを返上し、かなりギリギリにはなってしまったのですが販売予定の2冊の本の入稿作業も完了しました。本当に本当に間に合ってよかったです。
あとは細かい準備をしつつ、当日を待つのみ……!

【Z-04】にいます。なんと、壁サー……!

最寄り駅は、東京モノレール「流通センター」駅。東京流通センター第一展示場を入ってずーっとまっすぐ&ずーっと左の壁際に座っている予定です。
今回から入場料(1,000円)がかかりますので、ご注意ください。前売/当日両方あります。
あと、会場内はかなり暑いのとご飯食べられる場所が全然ない。
水分補給、ちゃんとしてね~🥤

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前回は初出店となり、とりあえず自分ですべての対応をやることを目標にしていましたが反省点も多く……今年は売り子を友人にお願いし、2人体勢で挑みます。全体的に暗くてでかいほうが私です。

なかなか更新のできないnoteですが、今回は宣伝および本の紹介です。相変わらずの長文ですが、よろしくお願いします。


販売する書籍について

今回、販売する書籍は、新刊2冊、既刊1冊となります。

  • 喪失と回復(新刊/1,200円)
    他者からもたらされた痛みや喪失、精神的な傷など、一体人は何に悲しみ、どのように回復していくのか。主に友人を中心とした12名から寄稿いただき1冊にまとめました。

  • 「結婚はしない」その先の生き方 -結婚を選択しなかった50代以上女性8名の結婚観、展望、決意-(新刊/1,000円)
    「『結婚はしない』と決めました。」の続編です。
    結婚していない50代以上の女性8名にインタビューを行い、結婚観の変化や人生の振り返り、今後の生き方などをお聞きしました。結婚しなくても本当に幸せなの?不安は?など、盛り込んで書いています。

  • 「結婚はしない」と決めました。 -結婚しないで生きていくことを決めた12名の女性たちの決断、幸せ、未来-(既刊/1,000円)
    「結婚はしない」と決めた女性12名にインタビューを行い、家族や仕事、老後、制度等、さまざまな観点から「結婚はしない」理由を聞き、まとめました。

今回から入場料がかかるということで、ご購入いただいた方には先着順にはなりますが特典としてフリーペーパーを配布します。
入稿作業後に摂取した作品の感想や最近の私についてを手書きで書いたものになる予定です。まだ何も着手できていません。多分200枚くらい刷ります。なくなったらごめんなさい。

また、サインに関して聞かれることが多々ありますが、言っていただければ全然します……!書いて欲しいことのリクエストなどあれば、教えてください。書いている文章に反し、私はかなり明るくて気さくです。

喪失と回復(新刊/1,200円)

年始にあった祖母の死や失恋、信頼している人の無理解など、ここ1年半くらいは自分ではどうしようもない喪失感が過ぎさるのをじっと待つような日々を過ごしていました。

そこで、他者は何に対して痛みや傷、喪失感を覚え、どのように回復していくのか?を聞いてみることにしました。
友人を中心に12名の方に寄稿いただき、1冊にまとめています。


1200円です。

いつかアンソロジーで誰かに声かけられたいな~~兼業で文章を書いている友だちが欲しいな~~~と思っているんですけど、現実は甘くないですね。私には文章を書いている知り合いが本当にいない。周囲を見渡せばミュージシャンか音楽オタクしかいないので、自分でやることにしました。

あまり深く考えずに「この人の文章、読みたいな」と思った方に声をかけたんですが、皆さんご快諾いただき本当に本当に大感謝……!反省点としては男女比の偏りが激しいくらいでしょうか。
ここ最近は、毎日誰かしらの原稿を読んでおいおい泣く、という作業を繰り返しておりました。想像以上によい文章が並び、この企画やってよかったな……と思える1冊です。早く読んでくれる方を私と同じくらい落ち込ませて悲しい気持ちにさせてやりたい。

目次です。こちらはデザイナーさんに依頼をし、Super Coolにしていただいています。

目次は、こんな感じ。「喪失と回復」をテーマに渡しただけですが、私含めて13名に内容の被りもなく、バランスが取れていて驚いています。

以下は、寄稿者と私についての関係性など。

傷跡日記/苔 

「まったく関わりのない人にも書いてほしいな~」と思ったときに、パッと思い浮かんだのが苔さんでした。たまに更新されるブログ読んでいたので、こういう雰囲気で何か1本書いていただけないかなと。
相互フォローでありながら今まで一切やりとりはなかったので緊張の面持ちでのオファー……!ご快諾いただき謝謝です!♡!♡

AAAの與真司郎さんに取材している。すごい~

またね、と言えない別れでも/中村 嶺 

the north endのドラマー。知り合ってからバンドマンらしい一面を一度も見たことがないしミュージシャンの友だちが全然いないらしい。多分私のほうがいる。なんで?
デザイナーを探しているときに繋げてくれたので「ついでに書いたら?」でお願いをした。私と同じくらい面倒くさい性格をしている。

ちなみに、このライブには私もいました。もうライブやらなさそうですね。

私の人格形成に影響を与えたある教師への失望について/梶原綾乃

編集者兼お菓子屋さん。NUMBER GIRLの強オタ。いつも美味しいお菓子を支給してくれる。大学時代に知り合い、気づけばフジロックでは一緒にライブライターをやり、私は小規模にはなりますがライターやらエッセイスト、彼女は編集者というなかなかに感慨深い関係になって参りました。不思議なもんですね。
私が異国の変わったご飯を食べたくなるときに誘うメンバーのひとり。

あなたが覗いた自由帳のその先/シノダ

ヒトリエのギターボーカル。ずいぶん前に6人くらいでスポッチャ⇒プリクラ⇒バーミヤンで遊ぶ会をやったのですがその時に来てくれた。シノダさん、セグウェイの操作がかなり上手かった記憶がある。あれ、なんだったんですか?それ以降特に交流はない。Xで毎日日記を上げているし書いてくれんじゃないかなあと思ってお願いした。
デビュー10周年だそうで、THE FIRST TAKEに出たりツアーや日比谷野音でライブもやったりするそうで、お忙しいなかご対応Thanks……!の気持ち。

ヒトリエ聴いてると、まず「これライブでやっとんのか!?」という感想が出てくる(本当にやってる)

記憶と音楽/DJ 648

大学時代の友人。卒業以来会っていないしそんな予定もないし在学中も別に仲良くなかったのですが、この本はこいつに書かせたろ!と思ってできた。アンビエントオタク。
こちらは特に内容の指定はしていないが、原稿読んでみたらLSDをやりまくり、薬物の密輸入で捕まってた。笑っちゃった。意外性がない。まあ税関厳しいからね……そりゃ捕まるわ、と思った。貴重な体験談でもある。

都合の良い記憶/さいとうたかし 

匿名なので言えることがない。知り合って10年くらい経つ、会社員の友だち。

あいさ(れ)ない/あたそ 

本当は寄稿予定はなかったのですが、いただいた原稿を見ていて「これは私もちゃんと原稿を1本書いて、文章でボコボコに殴り合わないといけないのでは?」と思ったので書きました。
同人誌のいいところは購入した方しか読めないところなので、好き勝手やりました。

死ぬならハードオフ/シコシコギャング 

エロ漫画家の友だち。すっごいどエッチなASMR作りまくって荒稼ぎしてる。前まで女性向け風俗のセラピストだった。
高校生の頃、吉祥寺Warpで初めて彼の組んでいたバンドのライブを観て衝撃を受けてから一方的に大ファンだったのですが、気づけば友だちに。他人の射精から搾り取った金でいつも奢ってくれる。

役割と期間/アサノケンジ

TENDOUJIのギターボーカル。この前、the telephonesのワンマンのときに久々に会った。いつも会うのは大体久々なんだけど、ノー距離感で接してくれる。というか、TENDOUJIはみんな本当にいい奴らですよね……5年くらい留年してる、いつも部室でだべってる面倒見のいい先輩って感じ。
5/15(水)に、4th Album 『TENDOUJI』がリリースされるとのこと。セルフタイトルは名盤ですからね。気合いの入った渾身の一作なのでしょう。

最近結婚されたようで、とてもおめでたい~

殺した父と、その蘇生。/本人

フジロックを全通している3児の父。このGWはご家族でバリ島に行っていて、更に今回の文学フリマでブースを出しているみたいで、一体どこにそんな時間が……?
いつもライブの実況がかなり面白く、私の周囲にもファンが多い。この前のイエモン@東京ドームの実況ポストも楽しく拝見しておりました。

本人さんのブースはZ-27なので、横並びですね。割と近いのかも。うれしい。

私のスーパーヒーローが地球脱出をした日/船乗りの孫

匿名なのでほぼ言えることがないんですが、インスタのストーリーで私がデート紛いなことをしているときがあったら大体この人が相手。月1ぺースで遊んでいる。最近はStray Kidsのオタクすぎて渡韓しまくっている。

MOTHER4/高野京介 

SuiseiNoboAz / ゲスバンドなどのギター。一方的にライブを観たこともすれ違ったことも何度もあるし共通の知り合いも異様に多いのですが、私が顔を公開していないゆえに会ったことはない。たまに私の文章に感想をくれるので、こちらから初接触してみよう……と思って依頼しました。
ブログも読んでいます。

ワンマンライブもされるそうです。夏の渋谷、暑そう

もとかのしんだ。/伊瀬勝良

『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』『ラストメンヘラー』『オナニーマスター黒沢』の原作者。かなり昔に蒲田で一緒に焼肉を食べたことがある。それ以降特に交流はないが、多分いい奴。漫画の原作者ってどんな文章書くんだろう……と思って依頼してみることにした。
ニコ動全盛期、私はオナマスに大変感銘を受けましたし、この前読んでもやはり素晴らしい漫画でした。タイトル一体なんなんだ、って感じだけど。いまだになぜ友だちなのか……不思議だしうれしい。

コミック15巻が発売即重版だそうです。すごいわね~

「結婚はしない」その先の生き方 -結婚を選択しなかった50代以上女性8名の結婚観、展望、決意-(新刊/1,000円)

「『結婚はしない』と決めました。」の続編です。今まで一度も結婚しなかった50代以上の女性8名にインタビューを行い、結婚観や人生の振り返り、住まい方、今後の未来について聞いています。B6サイズ、98ページです。

1,000円です。

既刊では、なぜ結婚したくないのか?その理由は?を中心に聞きましたが、今回は個人の経験や過去を中心に掘り下げていった1冊になったかなと。そのため、比較的私の意見も多めに盛り込んでいます。

目次です。

目次はこんな感じです。

「や~結婚できないだろうね~」という気持ちはまったく変わらず、年齢を重ねるごとに増していき、ひとりで生きていく準備と覚悟も着実にできつつあります。
でも今後どういう人生になろうが、やっぱり誰かに頼らず精神的に自立して生きていきたいんですよね。生殺与奪の権は自分で持っていたいというか。毎日のように父親に殴られる母を見ていたからこそ、男の人に金銭的・精神的に頼っていきていくという選択は私の今後の人生で絶対あり得ないんでしょうね。そういう強いパワーを込めています。

友だち同士で中古一軒家を購入した方、シェアハウスに住んでいる方にもお話を伺っています。こっちはこっちでまた別で作りたい気持ちはあるんですけど。おふたりとも、理想の暮らし方というか私の人生にはない経験をされているので、そういう意味でもちょっと考え方が変わったかな……。
人の人生の振り返りや価値観を聞くのはとても面白いなと思いながら執筆していました。

冒頭部分です。

読みづらくてすみませんが冒頭です。

この2冊で自分で結婚を突き詰めて考える企画は終わりかな?と思ってはいましたが、読んでいただいたとおり「でも、実際結婚していない人に話を聞いてみないとわからないんじゃないんですか?」というリプライに対して心底腹を立てているんですよね。
「女の幸せは、結婚と出産」と考えている人がこの社会にはまだまだたくさんいて、そういった方々をぶん殴るために作りました。な~~んで女が自分の幸せを定義しちゃいけねえ~んだよ!と思っています。

結論としては、やはり世間や周囲の決めた幸せの形に収まるのではなく、試行錯誤を繰り返し、自分自身と向き合いながら本当の幸せは何なのか?を考えながら、たくさんの選択肢のなかから自由に選び抜いていけることが幸せなんだと思います。そういうことが、より実感できる文章を並べました。

結婚したい方、したくない方、まだわからない方。色んな考えを持っている方がいると思いますが、自身を見直すきっかけとなる一冊になれば!

「結婚はしない」と決めました。 -結婚しないで生きていくことを決めた12名の女性たちの決断、幸せ、未来-(既刊/1,000円)

「結婚はしない」と決めた12名の女性にインタビューを行いました。なぜ結婚しないと決めたのか?どうして今の価値観に至ったのか?将来はどのように考えているのか?をまとめています。B6サイズ、124ページです。

1,000円です。

昨年の文学フリマ東京36が初出店。こちらの本がそこそこに売れ、文學界で高瀬隼子さんになぜかご紹介いただいたり、プレシデントウーマンで連載を持つきっかけになったりしました。なかなか頑張ったのではないでしょうか。

新刊2冊と比較すると持っていく数は少なめなので、購入したい方はお早めに。

通販について

当日、会場に来れない方、地方にお住まいの方は、イベント後BOOTHにて販売予定ですのでこちらからもどうぞ。

入荷・発送はかなり遅くなってしまうと思います。ちょっと疲れたので……。こちらの都合で本当にすみません。

しばらくは販売し続ける予定で、Xでも都度告知はします。「入荷お知らせメールを受け取る」に登録しておくと、通知が来るので購入しやすいかもしれません。

おわりに

自分が不相応に有名になってしまったというか、知名度だけが先行している印象があり、その還元方法をここ数年は模索し続けていました。

今後も自分が文章を書いていくうえで何をできるか?を加味しつつ、インタビュー/アンケート形式で該当者を募って結果をまとめた本、表現方法を持っている友だちや現在は辞めてしまた知り合いを引っ張り出して無理やり関わらせた本の2冊を作れたのは、自分の無駄なネームバリューをうまく利用しながらやりたいことができた気がします。

ここ1か月くらいは近所のファミレスに引きこもって執筆・修正をしており、集中力がどうしても続かなかったときに作ったプレイリストを置いておきますので、よろしければどうぞ。我ながらいい選曲である。

以上になります。なんか意図せず下ネタの多い文章になってしまい、すみません。はあ、1冊も売れなかったらどうしよう…………不安。

何か質問や疑問などがあれば、こちらのコメント、XのDM(解放しています)、ataso00000@gmail.comまでお願いいたします!

それでは、当日はどうぞよろしくお願いします!

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