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『繋ぐ』ということ。

こんにちは! あたたけ です。

今回も引き続き『食の安全』『HACCP』から離れた話です。
なんでしょうね、一回逸れると戻ってこない。。。。。
まぁ、今回は個人的にまとめておきたいことがありましたので
良しとします。

今年もあと1か月と少しですが、
ほとんどの方にとって『新型コロナウイルスに振り回された1年』
だったと思います。

ここに来て感染者の増加(第3波?)という話も出ていますが、
春先に比べ、明らかに世間が落ち着いていると感じます。

『慣れ』というのもありますが、
家庭や学校、職場等、それぞれの場所で
感染もしくはクラスター発生の防止に何をするかが明確になった
というのが、実は大きな理由ではないかなと思います。

ちょっと極端ですが、『やっていることが正しいか』はどうでも良くて、
『とりあえず何かする』ということが安心感?に繋がっているのかなぁと。


さて、コロナ禍に対し、あたたけは『小売の品管担当』として
人並みに色々なことを調べ、考え、取り組んだのですが、
1つ、大きな気づきがありました。

言葉で表すと『専門性による興味の差』となるのかな?
理系と文系の分断』と言っても良いかもしれません。

きっかけは『品管担当者ならウイルスに詳しいはず』というような
全く根拠のない期待からなのですが、
医療ネタはけっこう好きな分野なので(※いちおう、薬学部卒です)、
いろいろと情報収集&適宜、情報発信していたわけです。

あたたけ的に大事だとなぁ感じたのは以下の情報で、
いろいろな手段で、いろいろな方に伝えました。
『感染経路は飛沫感染&接触感染
 ⇒飛沫感染は感染者の飛沫(せき・くしゃみ・会話中のつば 等)を
  吸い込んで感染
  ⇒飛沫感染を防ぐには、いわゆる3密防止&マスク着用&換気
   (マスク着用は飛沫吸い込み防止よりも飛沫拡散防止がメイン)
 ⇒接触感染は感染者の飛沫もしくはウイルスがついた手から、
  いろいろなところ(手の触れるとこ)を介して
  自分の手にウイルスが付着し、目・鼻・口を触れることで感染
  ⇒接触感染を防ぐには、手洗い&手の触れる箇所の消毒』
『新型コロナウイルスはエンベロープウイルス
 ⇒脂質の膜がある
 ⇒脂質の膜を壊す、アルコールや洗剤で充分な消毒効果がある』

で、けっこう言われたのが、
『ホントに?』『誰か調べたの?』という不安を示す返答。。。
今の時点では一般的な知識ですが、
いわゆる第1波当時はなかなか受け入れられず、
過剰な?ピント外れな?不安感にやられたものです。

感染者が出た施設への対応の一つに『施設内の消毒』がありますが、
『誰が、どのようにするのか』がなかなか難しかった気がします。

あたたけは上記の情報を基に
『目の前に感染者がいないのであれば、飛沫感染の可能性は低い。
 仮に空気感染するとしても、施設の換気能力的に問題なし。
 であれば、手の触れる箇所のアルコール消毒をすればOK。
 消毒担当への感染は手洗い&アルコールで防ぐことができる。』
と考えたのですが、まぁ、なかなか受け入れられない。。。。
で、大掛かりな消毒作業が行われることも。。。。
『公的機関が示したのか、同業他社はどうなのか』とか
自分で判断することを避けるような意見もあったとかなんとか。。。

あたたけへの信用度(というか認知度)が低いというのもありますが、
『そもそも新型コロナウイルスへの科学的知識がない』と感じました。

当時は、
『これだけ話題で会社の業績にも影響することなのに
 なんで誰もそういう知識をつけようとしないのか』
と若干の怒りを感じたこともありますが、今思うと、
そもそもの関心の持ち方、知識を受け入れる順序が違っただけなのかなぁ
と思います。

それこそが、あたたけが感じた
『専門性による興味の差』『理系と文系の分断』です。

ちょっと長くなったので今回はこの辺りで。
1つだけ言っておきますが、
『理系が文系よりエライ』というわけではありません。
組織(=人の集団)で何かを成すには、文系的な考え方は必須。
 そこに理系的な論理が加わることが大切
』というような話です。

それでは、今回はこの辺りで!

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