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文化財保護が大変らしいですよ! ~価値⇔負担~

こんにちは! あたたけ です。

東京国立博物館の運営費が大変とか。
文春さんがこんな記事を上げています。

東京国立博物館の館長が緊急寄稿「このままでは国宝を守れない」 | 文春オンライン (bunshun.jp)

年末にもどこかの寺院がクラウドファンディングで修繕費を集めたとか聞いたのですが、ちょっと調べてみると色んな文化財保護でクラウドファンディングがされているようです。

あたたけ個人のことは棚に上げますが、国もこの辺りにも費用をかけて欲しいものだと思います。
国の予算からすればそこまで大きな金額でもないでしょうし。。。。。

さて、個人的には『文化財はもっと保護してほしい』と思うのですが、少し冷めた目で見ると、『保護することの価値と負担』も考えないとダメなんだろうなぁという気持ちもあります。

先ほどの記事中の東京国立博物館館長の言葉そのままですが『文化財の持つ普遍的価値』に対し、どこまでの『(費用等の)負担』を負うのか
保護するためには、やっぱりお金が必要ですからね。
あと、保管する場所も。

この辺りの『価値』と『負担』の判断って、当然、人によって違います。
さらに、対象となるモノによっても変わってきます。

『文化財』を例に出したので、あたたけ的には『価値>負担』一択ですが、仕事をしてると、『それを残すのはムダじゃないの?』という場面はよくあります。

小売でありがちなのが『(二度と使わない)不良在庫』ですかね。
『いや、もう使わんのやから、捨てたら良いのに。ジャマなんやし。。。』と思うことがちょいちょいあります。
まぁ、廃棄処理がメンドー?捨てたら怒られる気がする?というのもわからなくはないのですが、結局、期限切れで捨てることになるんですからね!

あと、小売に限らずありそうなのが、『古い書類』ですかね。
パソコン上のデータもそうでしょうか。
『いや、ゼッタイに見ないやろ!!』とか、『そんな山に埋もれてたら、二度と探し出せないやろ!!』ということがありません?
皆さんのパソコンのデスクトップは片付いてます??

捨てられない人にとっては、『残すことの価値』が『残すことの負担』よりも大きいってことなのでしょう。
置いておくだけなら金額的負担はないように見えますからね。
あたたけからすれば『場所の負担』が気になりますが。
スペースは有限なんですよ!!
(と言いつつ、デスク周りが散らかっているあたたけです)

さて、そう考えていくと、『文化財保護』も興味がない人(価値を感じない人)にとっては理解できないのかもしれません。

国の予算が下りないのも、予算を決める人たちが単純にケチってるのではなく、そもそも文化財に興味がない・価値を理解していないのかもしれません。
そんな人たちに『日本文化を世界に!』とか言ってほしくないものですが。

うーん、なんとなくの思いつきですが、国だけでなく、会社にしろ家庭にしろ『何にお金をかけるか』よりも『何にお金をかけないか』を見ると、その組織を運営する人たちの本質がわかるのかもしれませんね。

逆の見方をすると、東京国立博物館の記事やいろんなクラウドファンディングって、『価値を感じていない人の価値観を変える』よりも『価値を感じている人に窮状を伝える』という意味が大きいのかもしれません。
興味のない人は、スルーして終わりですからね。
とりあえず、博物館好きのあたたけは、時間を作って久しぶりに国立博物館に行こうと決めた今日この頃です。

ではでは。今回はこの辺りで!

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