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大賞を獲れると思っていた公募展で選外だったので作品の思いをここに綴らせて欲しい

今日、第76回山口県美術展覧会の結果が通知されました。もちろん事前に結果は知っていたのですが、公開審査を見に行かずに結果だけを見ていたら相当パニックになっていたかもしれません。公開審査中に自分の作品に期待はしていましたが、入選している作品としていない作品を見ていると、自分も怪しいなと言う気持ちで見れたので考える時間が作れてよかったです。

選外になったとはいえ作品に込めた想いを昇華出来ないのはもどかしいので、ここに綴らせてください。

新婚旅行で海外に行こうとなったのは妻のおかげ。
ネットで見た彫刻にビビッと来て、それがたまたまイタリアにあった。
今の絵の描き方の答えを見つけたのはイタリアの街や彫刻の無駄を削ぎ落としたような表現を見たから。

タイトルは「Honeymoon Stage」

妻の知識を借りてつけた。

新婚旅行ってので楽しかったし本場のアートを見て勉強になったし刺激になった。
そんな素敵なイタリアを観光地だからとかじゃなく純粋に良いなと思ってそんな場面を写真に収めた。
そこに自然とコサカの哲学が出るんじゃないかと妻から言われ素直にイタリアの絵を描きまくった。

そしてこれを県美展に出品する。

佳作をとったし、そうなると次はもう大賞を狙うしかない。

佳作をとった時は入選もしたことなかったしなんでも良いから入選以上を狙ったけど今回は違う。

出品を目前にして大賞は遠いなーと正直思っている。でも諦めているわけではない。
そりゃーとれるならとりたいしその気持ちはある。

制作中は大賞をとってやるぞーーーの気持ちでッガっとなってるけど冷静になると自信がなくなる。
自分に自信が持てないのは昔からだ。
だから冷静に考えても良いことがないんだコサカは(笑)

冷静に大賞は遠いなーと思ってしまうと大賞がとれないと出す意味もないんじゃないかとさえ考えてしまった。
でも無駄なことなんてないし現に絵も良くなったじゃないか。
変に大賞大賞となってしまい少し自分を見失っていたかもしれない。
大賞をとれば全てが変わるわけじゃないし大賞じゃなくても爪痕を残せば次に繋がる人だっている。
なら大賞をとれる作品を描くんじゃなくコサカを描くことが大事だなと気持ちを持ち直すことができた。

だから今は出すのが楽しみで仕方がない。

佳作以上を取れなかったら一旦潔く諦めてイラストレーターをまた頑張れば良いんだ。
でもこれは制作を終えた後だから思って良いことであって制作中はそんな逃げ道考えちゃいけない。

色んな思いがどんどん出てくるがイタリアの絵の8枚からこの思いが滲み出ていることを願おう。

この文章は県美展に出す前日に綴ったので今読むと恥ずかしい部分もある(笑)
賞レースで賞が獲れなかったのは事実だが、今の時代こうやって好きな場所に発表できる。
なので想いと作品を残しておきます。

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