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そもそも【結婚指輪って要らなくない?】って、話

東京・南青山で、オーダーメイド結婚・婚約指輪をお作りしているジュエリーブランドatelier ST, CATです。若い女性4名で運営する、等身大のブランドです。

結婚したら結婚指輪をつけるのが一般的。Wedding Parkの調べによると98%のカップルが購入しているそうで、婚約指輪も7割のカップルが購入しているとのこと。

さて、そのような「常識」となっている結婚指輪、そもそも要るのか?問題について考えてみたいと思います。
(結婚指輪・婚約指輪をお作りしているブランドですが、そこは正直に考えてみたいと思います)

そもそも結婚指輪の起源は定かではありません。古代ローマで女性のみ着用する婚約指輪が、13世紀中世ヨーロッパで夫婦が身につける結婚指輪が普及したと言われていますが、確実な情報ではありません。
ただ、日本では開国後に洋装が一般化してから、ジュエリーが広まったので(着物の時代には指輪やネックレスという装飾品は、日本にはありませんでした!)、西洋化の波とともに明治〜大正時代に一般化したとのこと。それは確実な情報。

つまり、結婚指輪は日本では文化としては比較的新しいもので、明確な定義はありませんし、結婚指輪をしなかったから何か大切な教義に背く、というようなこともありません。
なので、結婚指輪は個々の価値観で、特に縛られることなく、自由に選んで問題なし。

結論、【結婚指輪はなくてもOK!】

とはいうものの、実際に入籍をして、結婚指輪をして結婚生活を送っている身としては「結婚指輪って良いものですね」と思う瞬間っていくつもあります。

日々の生活に忙殺されてしまい、元々は恋人同士で愛を誓い合った夫婦であることを思い出せることって、本当に稀(悲しいかな・・・)。
だからこそ、ふと一人になり手元が眼に入る時、何気なく相手の手元を見た時、薬指の指輪は、当時大切にしていた気持ちや熱を想い出す、鍵のような存在になるなぁと。

また、結婚指輪はぴりりと背筋を伸ばしてくれる存在でもあります。
自分は結婚しているんだ、大人になって育った家族の元を離れて、家庭を築いているんだと、初心に立ち返させてくれる(誰だって、結婚生活を送っていると、心が揺らぐこともあります)。

もしかしたら、指輪を外す決心をした時に、その重みと指の軽やかさを感じ、心を強くさせてくれるものなのかもしれません(新しい指輪を嵌める決心もあるのかもしれません)。

結婚指輪は、ただの物ではなく、結婚という儀式に「心」を与える決意そのものなのではないか、と思います。

上記を踏まえた上で、私たちの結論は、
【建前としての結婚指輪はいらない】でも、【決意としての結婚指輪は必要】。

決意って、自分の心の中だけで完結させるのは難しい。だから、結婚指輪という「モノ」の力を借りることが、私たちには必要なんだろうなぁ、と思います。

atelier ST, CATが、「決意」をお二人らしい形にするお手伝いが出来たら幸いです。

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