陽は沈みまた昇る当たり前の毎日何か忘れてる(フェミニズムについて①)20190510
『何度目の青空か』乃木坂46の歌、素敵な歌詞ですね。
当たり前の毎日の中で、何か不正義なことを見つけてより良い世の中を考えていこう!と思えます。
ところで、他のどこかで書いたかもしれませんが、フェミニズムです。
ネットのフェミニズムには興味がなくてそもそも「フェミニズム」という言葉自体が嫌いだったのですが、改めて興味を持ちました。
フェミニズムは家庭内の問題で、女性の立場の不平等を正義にするべきだという考え方です。
ある本で「フェミニズムという言葉は議論のために残しておくべきだ」というのを読んで感心しました。
オニールとかグージュとかヌスバウムとか名前ぐらいしか知らない程度で詳しくないけど、こないだの体験です。
これはフェミニズムの問題なのか、モラルの問題なのかよく分からないけれど…
こないだアルバイト中に、お客さんから容姿のことですごくからかわれました。
具体的に言うと、「お姉さん、かわいいね」とか「口がエロいね」とか言われました。
嬉しいと思うけど、こんなこと言われ過ぎると気分が悪いです。
これは、店員が男でも体験することだと思うけれど…。
セクハラだと思う。
私が女だというだけで、男性の性的な視線を浴びる。
この体験よりもひどい現実はあると思う。
女だってだけで不利な扱いを受けるのは差別だと思う。
性差(生殖機能や力の弱い身体)をどう克服するかについて色々考えてみたけれど、そもそも、現代は男女で分業する必要がある業種は少ないと思っています。
それは、機械化が進んでいて、男女平等参画なんちゃらもあるし、政治は女の手に負えないと思われていた時代とは違うからです。
女だって、メイクや着飾ることにしか能がないわけじゃないし。
憲法14条の一項とか抜きに、そもそも何のために格差を是正する必要があるのか、考えてみました。
何故平等が重要なのか。
十分主義という考え方はしっくり来ました。
それは、分配において重要なのは、格差の解消ではなく、各人が十分に持つことであるという考え方で、これは財の分配についての考え方ですが、当てはめてみるとスッキリしました。
例えば、女性と男性の区別(差別)があっても、それにおいて被る害や不利益がそんなになくて、幸福度が十分であればよいということになると思います。
女性専用車両とか問題になっているのを見るし、男友達がフェミニスト嫌いだったりして色々思うところはあるけれど、そもそも完全な平等である状態を理想とせずに、十分に利益があればその格差は問題にならないということです。
これについて批判はあると思いますが、平等の目的について違和感があったのでスッキリしました。
(相対的な)平等とは、格差の是正ではない。
他人との比較ではなくて、基準をクリアできるような社会になるように皆が意識すればいいと思います。
そのためには社会制度を整える必要があります。
また、基準(十分であること)についても議論する必要があります。
この問題が、他人事ではなく、全員が参加して議論されるものでなければ、家庭内の不正義(育児家事等)はなくならないと思います。
ごちゃごちゃになったけれどこれで終わりです。
また新たな発見があったら共有したいと思います。
以上。
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