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お客さまの気持ちに寄り添い、最善の道を一緒に考える。

 2022年度の新人賞を受賞したヒューマンアカデミー株式会社の上野 輝さんは大阪出身。全日制教育事業部の総合学園ヒューマンアカデミー新宿校に配属されたことで初めて大阪を離れ、東京での一人暮らしを始めたそうです。慣れない土地での社会人1年目にもかかわらず、結果を残せた要因は何だったのでしょう?

ヒューマンアカデミー株式会社 全日制教育事業部 総合学園ヒューマンアカデミー入学事務局 上野 輝さん

——入社のきっかけを教えてください。

 もともとは教師志望でした。大学で学んでいるうちに、幅広い世代の方々に学びの機会を提供できる民間企業の方が自分に合っているのではと考えるようになったんです。そこで「学びの面白さを創造する」当社への入社を志望するに至りました。
 私は大阪出身で、大学も関西でした。ヒューマンアカデミーには大阪心斎橋校があり、そこに配属されると自宅から通いやすいと思っていたんですね。大学のゼミ室で配属先を知らせる電話を受けたとき、「配属先は、しん…」まで聞いて「やった、心斎橋や!」と喜んだのもつかの間、「…じゅくです」と聞いてびっくり(笑)。社会人1年目で、初めての東京生活となりました。

新入社員代表で答辞をする上野さん(2022年度入社式)

——ずっと大阪暮らしのわりに、まったく大阪弁が出ませんね。

 敬語を使っているときは出ませんが、家族や地元の友だちと話すときは大阪弁です(笑)。仕事では、誰に対しても丁寧に接することを心がけています。私と同じ若い世代のお客さまも多いですが、あくまで「会社」と「お客さま」。その関係を崩さないよう、友だちに対するような接し方は自制しています。

——現在は、どのようなお仕事を担当されていますか?

 入社以来、新宿校の夜間・週末講座を担当しています。新宿校が開講しているのは、声優・役者・モデルなどパフォーミングアーツの領域です。おもに高校を卒業された方が通う全日制とは異なり、夜間週末コースでは大学生や社会人を対象としています。大学で学びながら、あるいは仕事に就きながら、声優や役者を目指す人たちですね。ウェブサイトなどで当社に興味を持っていただいた方にアプローチし、入学していただけるようご案内するのが私の仕事です。

——2022年度の新人賞を受賞されましたが、どのような点を評価されたとお考えですか?

 まずは目標達成率110%という数字だと思います。それに加えて、講座の運営管理面においても積極的に手を挙げ、業務改善などに尽くしたことも評価されていたらうれしいです。
 営業面での数字は、先輩方にサポートしていただいた結果だと考えています。本当に恵まれた環境でした。中でも成約に至ったのは、OJTで先輩に教わった「お客さまを中心に」という姿勢です。無理矢理にお勧めするのではなく、つねにお客さまにとって最善の道を一緒に考えること。そうした姿勢が結果的に成約につながるのだと実感しました。

——お客さまにとってメリットがなければ、入学をお勧めしないということですか?

 そうですね。けれど、どんな方にもその人に合った提案ができると思っています。パフォーミングアーツの領域に興味を持っている人であれば、ヒューマンアカデミーの学びが合わない人はいない。それくらいサービスの品質には自信を持っています。金銭面、利便性、将来性など、お客さまの不安や悩みは千差万別ですが、一緒に考えていきましょうと声をかけて寄り添い、その人が安心できる解決策を示すようにしています。

——新卒1年目ならではの苦労はありましたか?

 ほとんどのお客さまは私よりも社会人経験が長く、中には40〜50代の方もいらっしゃいます。私のような新卒がお役に立てるだろうかと悩んだりもしましたが、パフォーミングアーツの業界に詳しいのは私たちだと考えることで、自信を持つようにしました。「私」ではなく、「私たち」。つまりヒューマンアカデミーです。いまも私ひとりでお客さまに向き合うのではなく、株式会社立というカンパニースクールで向き合うスタンスでご案内をしています。

——最初から成約を取れていたのですか?

 いいえ、初めての成約を取るまでには、かなり時間がかかりました。お客さまとのやりとりもうまくいかず、それを先輩に報告するにも報告の仕方がわからず……。お客さまの情報をできるだけ先輩と共有し、話の進め方をアドバイスをしていただくなどして、段々と結果が出るようになってきました。
 初めて成約したお客さまは、声優志望の大学生でした。いまも大学に通いながら、自費で新宿校に通っていらっしゃいます。校舎では受講生の皆さんと接する機会が多く、「入学してよかった」という声を聞けたり、がんばっている姿を目の当たりにできたりします。それが仕事のやりがいとなっています。

——スランプもありましたか?

 そうですね。やはり、好調な時もあれば不調の時もあるものです。結果が出ないときは上長と対策を練りますが、自分の中で気持ちの切り替えをするために、地元の友人と大阪弁でおしゃべりするなどしてストレスを発散していました。

——今後の目標を教えてください。

 より多くの人に総合学習ヒューマンアカデミーのサービスを知ってもらうこと。そのための仕組みを作り、新しいマーケットを開拓したいと考えています。パフォーミングアーツに興味はあるけれど、実際には行動に移せていない人も多いはずです。そうした人たちの背中を押してあげる工夫を重ねていきたいですね。

——2年目を迎えた先輩として、新卒社員へのアドバイスをお願いします。

 最初は先輩のやり方を真似することから始めましょう。けれど、先輩のように結果を出すのはなかなか難しいと思います。そんなときは一挙一動をまるごと真似するのではなく、自分のやり方にかみくだいて実行するとよいのではないでしょうか。入社時に思い描いた初心を忘れず、がんばってください。


 1985 年の創設以来、ヒューマンアカデミーは未就学児童から中高生・大学生・社会人・シニア層とあらゆるライフステージにあわせて学びと成長を支援するリカレント教育を推進しています。IT分野、語学・留学、保育、資格・就転職、趣味・教養、ココロとカラダコンディショニング、なりたい人を応援する専門教育など大きく8つのカテゴリで、時代や社会の変化にあわせながら800以上の講座を編成し、あらゆる人々の多様なニーズに対し、学びの提供を行っております。



※2023年5月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・部署名等は取材時のものとなります。


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