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【ワーママたちの本音】復帰後、働き方や仕事に対する意識はどう変化した?

 ヒューマングループ各社には、小さなお子さんを育てながら働くワーキングママがたくさんいらっしゃいます。仕事と育児の両立テクニック、同僚や家族のサポート、今後のキャリア形成など、さまざまなテーマについて本音で語っていただきました。

ヒューマンリソシア(株) 特定法人事業部 通信営業本部 東京通信第1営業部 部長 |神田 真紀さん

――神田さんは新卒でヒューマンリソシア株式会社に入社されたそうですね。入社の決め手になったことは?
 
 当初はブライダル業界を希望して就職活動を進めていましたが、うまくいかず、自分がどんな仕事をしたいのか考え直しました。その中で出てきたキーワードが「人の役に立てる仕事」。「人」をテーマに企業リサーチをやり直した結果、働いてみたいと思ったのがヒューマングループでした。そこでヒューマンリソシアから内定をいただき、入社しました。

――入社後はどんなお仕事を?

 ずっと営業です。横浜支社で法人営業を4年間経験したあと、東京本社に異動しました。通信系企業を営業対象とする東京通信第1営業部で、企業への人材提案や求職者の方への仕事紹介、ご就業決定後の双方へのフォロー等を行っています。学生時代は「自分は裏方が向いている」と思っていて、営業の仕事をする自分は想像できませんでしたが、実際やってみると面白く、夢中で仕事に取り組んでいるうちに20年が過ぎていた感じです。2019年からは東京通信第1営業部の部長として、マネジメントなどの管理職業務も担当しています。

――営業の仕事のどんな点に魅力や面白さを感じますか?

 お客さまの課題を解決できたときのやりがいの大きさや、自分が人の役に立っているという存在価値を実感できることですね。役職が上がると新しいミッションが与えられるので、常に新しいチャレンジをしながら自分自身が成長していけることも、ヒューマンリソシアで働く魅力だと思います。


――2014年に結婚され、21年にご長男を出産されたそうですね。

 はい。実は私のライフプランの中に、子どもを産み育てることはあまり想像してはいませんでした。とにかく仕事が大好きなので、キャリア最優先の人生を歩むつもりでいたからです。子どもを授かったときは、驚くと同時に産休・育休でキャリアが途絶えてしまうことへの不安もありました。

――産休・育休中はどんな風に過ごされましたか?

 2021年8月から1年半、産休・育休を取得し、2023年4月に職場復帰しました。産休に入った当初は現場を離れる寂しさもありましたが、ずっと働いてきたので、長期の休みをとること自体が新鮮でした。「平日の昼間に仕事をしないで過ごすってこんな感じなのか」「日中はこんなテレビ番組が放映されているんだ」ということがわかったり。(笑)
 出産後は夫も約1カ月、育休を取得してくれました。初めての出産でわからないことだらけ、授乳や子どもの世話で忙しく、自分の睡眠時間を少しでも確保したい時期だったので、夫が家にいてくれてとても助かりました。ささいなことでイライラしてしまい、夫婦で口喧嘩することもありましたが、一緒に子どもと向き合うことで夫婦で協力して子育てをする土台づくりができ、有意義な時間だったと思います。
 2022年12月頃からは、子どもが通う保育所を探したり、現在の上司と面談をしたりと職場復帰に向けての準備を進めました。産後は職場に戻ると決めていましたが、復帰後の自分に対する不安はありましたね。


――職場復帰後の働き方や、1日のスケジュールはどんな感じですか?

 朝9時から午後5時までの時短勤務で働いています。週2日ぐらいは直行直帰で、1日に5~6件、外回りの商談をまとめて行います。それ以外の日は出社して、社内ミーティングやWebでの商談、営業状況の確認、数値のとりまとめなどの業務をしています。
 1日のスケジュールは、朝は4時半から5時頃に起床し、軽く家事をしてから朝食。8時45分に出社。終業後は午後6時15分に保育園のお迎えをして、帰宅は7時頃です。夕食は8時頃で、夜10時には寝るようにしています。

――出産前と比べて、仕事のやり方に変化はありましたか?

 以前は「今日1日やりきった!」と思えるまで仕事をしたくて、夜8時頃まで働いていましたが、今は5時までに終わらせなければいけません。「これは明日やればいい」と自分の中で区切りをつけるのが最初の頃は大変でしたね。もともと自分で全部やるタイプでしたが、復帰後は課長とコミュニケーションをとりながら、うまく役割分担することを心がけています。
 また、産前と産後で業務内容は変わりませんが、時短勤務になってからは以前よりも現場に出る機会が減り、デスクマネジメント中心になりました。部下の育成に重きを置きたいと考えているので、できる限り同行営業するなど、限られた勤務時間の中で育成の時間を大切にするよう、方法を模索しながら取り組んでいます。

――ワーキングママは育児と仕事の両立が大変だと思います。両立のコツはありますか? 

 家事は「なるべくためこまない」「できるときにする」ことが大切。私の場合、土日と平日の朝の時間を有効に使うようにしています。平日の朝に行う家事は、タイマーでセットしておいた洗濯物を干したり、ロボット掃除機を動かしたりする程度。土曜日にスーパーに買い出しに行って1週間分の食材をまとめ買いし、料理をいろいろ作りおきして冷凍しておくことで、平日の炊事の負担を減らしています。土曜日は買い出しの日、日曜日はドライブやアウトドアなど家族で遊びに行く日と決めています。

 また、我が家の場合は夫の協力が大きいことも両立の助けになっています。子どもの毎日の入浴や着替えは夫の担当で、土曜日の午後に私が料理をしている間、子どもの面倒も見てくれます。私も夫も、実際産んでみるまで子どもがこんなにかわいいとは思っていませんでした。夫が育児に積極的に関わってくれるのが、とても心強いです。


――産休・育休に対するヒューマンリソシア社内の雰囲気はどうでしょう?
 
 本社の営業部ではワーキングママはそこまで多くはいませんが、社内には産休・育休を取得して働いている女性社員が複数います。会社全体として「出産後また職場に戻って頑張ってほしい」というスタンスで、産休・育休に寛容な雰囲気があると思います。

――最後に、これから産休・育休を取得する人へのアドバイスをお願いします。
 
 職種や性別を問わず、産休・育休を経て職場復帰後も活躍する人がもっと増えてくれるといいな、と思っています。営業職で「産後パパ育休」を取得する男性社員が増えてきています。営業職の場合、担当顧客がいるので男性育休期間をどのようにつなげばよいか懸念もありましたが、チーム内でうまく連携をとることで問題なく回すことができました。男性も、育休を取得することで身をもって母親の大変さを理解できますし、その後の家庭運営にもプラスに働くと思います。男女ともに育休取得率が上がり、復帰後も変わらず活躍する社員が増えていけば、男女ともに子どもを持ちながら働きやすい時代が来るだろうと期待しています。

<神田 真紀さんプロフィール>
2003年にヒューマンリソシア株式会社に新卒入社。横浜支社で4年間法人営業を経験後、東京本社へ。現在は東京通信第1営業部の部長として、通信会社を対象とした営業と部下のマネジメントに携わる。
2014年に結婚し、21年に長男を出産。取材時のお子さまの年齢は、2歳。


※2024年1月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・部署名等は取材時のものとなります。

<ヒューマンリソシア株式会社・会社概要>
総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。


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