詩集単位で応募する公募賞(ブログ’21年9/12からの転載)

詩集出版の話題の、続きです。

今回、僕が詩集を出そうと決心したのには、昨日のブログ記事に書いたように経費的に出せる目処が立ったことが最大の理由です。
ただ、もともと、「いつか」出すつもりでいました。
でも、それはもっと『ユリイカ』や『現代詩手帖』にばんばんと投稿詩が掲載されたり、何か大きな賞を取ったときだと思ってました。
まだ2年ぐらい先のことだと予測していました。

けれど、急遽、出そうと決心したもう一つの理由は、詩集単位でしか〈応募〉できない賞が幾つもあったからです。

もちろん、詩1篇で、応募できる賞も数多くありましたが、
それらはどちらかというと決まった傾向の詩に限定されてしまっていました。
そして、そうした1篇から応募できる賞は、
ライトバースや、自治体主体のものは近代詩風のリアル抒情詩が多かったし、
急に特定の思想性を求められる詩や、テーマ・モチーフ限定の詩ばかりでした。

自分の詩風に合う合わないもあったし、自分の書けたと思った作品の評価を、もっとまとまった詩を書いて、知りたくなったんですね。

で、
ここからがややこしいのですが、
そうした詩集単位の公募賞には、奥付があって、書籍の形があれば、自費出版も可能で、こちらが勝手に送ればいいAパターンと、
推薦者が出版された詩集の中から自立的に選んで、初めてノミネートされる(小説で言えば、芥川賞形式のもの)Bパターンの二つがあるんです。

そもそも、詩集は、プロの方には詩人同士で献本し合う文化があるみたいです。

僕の場合、素人詩人しか知り合いはいませんので、教室などで教えていただいた詩人の先生方数人へ、お礼の意味も込めて、献本するぐらいしか当てはありません。

一応、兵庫県現代詩協会には属していますが、まさか面識のない方々へいきなり送る勇気はありません。

たぶん、この現代詩協会でも、書く詩は近代詩風のリズム的なポエジーを大切にする抒情詩派と、
オリジナリティを至上とする象徴詩風の最先端現代詩派と、
二手に分かれている、と思います。

僕は、どちらの詩も好きで、
僕の詩風は、その中間からやや現代詩的暗号化詩になっていると思っています。

すみません。
何だか、グタグタな説明になってしまいました。

ともかく、あとは、中原中也賞などAパターンの公募賞へ送付し続けるだけです。

ちなみに、現時点でAパターンの公募賞を、ここに列挙しておきます。カッコ内は送る冊数です。
どれも、奥付けのあることや、出版期間の条件かあます。
ご注意ください。

中也賞 (3冊)
小熊秀雄賞 (5冊)

富田砕花賞 (2冊)
小野十三郎賞 (2冊)
丸山薫賞 (1冊)

前にあった三好達治賞は残念ながら、なくなりました。
これが、何かの参考になれは、嬉しいです。
(もし、これら以外にありましたら、お教えいただくと助かります。)



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