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仕事中毒の人に特徴的な性格はあるのか

最初に「ワーカホリズム」について学術論文が発表されたのは1960年代のことのようです。それ以来,ワーカホリックな状態や仕事中毒(仕事をすることに依存してしまうような状態)については,多くの研究で注目されてきました。

仕事に邁進する姿は,バブル前やバブル期の日本でも「24時間戦えますか」がCMのフレーズとして流行していました。今なら「ブラック職場」ですね。

仕事中毒

ワーカホリズムという言葉と,仕事中毒という言葉は微妙に違うことを指しているそうです。

◎ワーカホリズム:仕事への高い関与に関連する,より一般的な用語
◎仕事中毒:過剰労働の不適応的パターン

ワーカホリズムの中には,利益や報酬,尊敬を集めることといった,ポジティブな意味合いも含むようです。それに対して仕事中毒は,ネガティブな側面に焦点を当てた用語のようですね。それでも,これまでの文献の中では両者は区別が曖昧で,混同されてきた面も大きいようです。

仕事中毒の別の定義としては,「自分で課した要求や仕事の習慣を規制できないこと,他のほとんどの生活上の活動を排除してまで,仕事に没頭することを伴う強迫性障害」というものもあるようです。自分自身で仕事をすることを制御できなくなってしまう,いわば仕事に依存してしまっているような状態と言えるでしょうか。

仕事中毒になる人の特徴

では,仕事中毒になりやすい人の特徴というのはあるのでしょうか。多くのパーソナリティ特性や気質,自己概念との関連をメタ分析で検討した研究があります。こちらの論文を見て,仕事中毒に陥りやすい人の特徴を確認してみましょう(Work addiction and personality: A meta-analytic study)。

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