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クリエイティブとビジネスの通訳者という役割

仕事をしている中で、自分の社会的役割を、再定義したい欲求にかられる時がある。複数の全然バラバラな仕事が並行して走っていて、ふとやっていることの共通項が見える。今感じてる自分の役割は、以下のtweetにも書いたように、クリエイティブと商売の両利きとしての自分の役割についてだ。

このリンクしている記事では、新規事業の模索と既存事業の深化の両方ができる経営者が求められているという話が書いてある。その二つの掛け合わせよりも、日々自分が仕事をしている中で必要だと感じるのは、ビジネスとクリエイティブの掛け合わせの必要性だ。

企業ビジネスの中で自社メディアに求められている役割を考えて、各クリエイターに誌面を作ってもらう。企業側にはできあがったクリエイティブの価値を伝えて、次のビジネスに誘導していく。クリエイター側から見た企業の価値ややれることを翻訳して、企業の新しいビジネスを作っていく。企業のマーケティング戦略をクリエイターと設計して、世の中を動かしていく。ビジネスとして、よりうまく回るような仕組みや空気感をクリエイターと一緒に作っていく。。。すべては両方の通訳者であり、ブリッジの役割だ。

もともと編集者から始まった自分のキャリアで、自分のことを「広義の編集者」だと捉えてきた。新人の時に叩き込まれたことは、編集者だけだは写真も文章もデザインもできない。外のクリエイターの力を借りて、目的を達成するものを作るのが編集者の仕事だということ。それが今のクリエイティブとビジネスの通訳者ということに繋がっている。

自分の場合、クリエイティブだけでも、ビジネスだけでも、片方だけで勝負するのには弱かった。だけれども両方の判断や組み合わせ、ディレクションができるということが結果的に強みになっている。当時は中途半端だとずっと思ってきたけど、今になっては、片方に特化していなくて良かったと思えるほどだ。

こうやって自分の仕事や役割を、別の言葉で再定義してみると、新しい発見がある。言い換えることで、今までは別だと思っていた職業も、自分の領域なのかもしれないと気がつく。

さて、ということで、今週は以上!

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