見出し画像

“無理なく続けられること” と出会う。意識して、動くから、出会える。

「180度イメージが変わるメイク術」がテレビで特集されていた。専門学校の文化祭で女装をした経験がある。メイクをしている自分を誰かに見てほしい、という気持ち。イベントが終わっても、しばらくメイクを落とさなかった。私はともかく、もともとすっぴんでキレイな女性が、なぜ化粧をしなければならないのか、という純粋な疑問を感じていた大学生。

テニスサークル、容姿端麗(性格も◎)な一つ上の先輩。アキコさん。出てくるメニューが差し替わる、夜のプロントにて、そんな疑問を投げてみた。「お化粧がうまくいくと、ヨシ! 今日もいい一日がすごせそう! そういう気持ちになるの。」気分をもり上げる、そういう役目もあるのかな。なるほど。

外側を整えながら、実は内面の気持ちもメイクしていたのか。なるほど。なるほど。街で見かけるキレイな女性は、人生を思いっきりエンジョイしてそうに見える。そう見えるのも。見えないところで、絶え間ない努力をしているのだろう。と信じている。

---

「永井君。必ず勝てる、必勝法、教えようか?」前会社、玄関にあるダイドー自販機の前。社長との会話。同期で入ったデザイナーとの差。うまく仕事を回せない苛立ち。金銭的余裕のなさ。そんな状況を察していたかどうかはわからないが、社長は、必勝法、とやらを切り出した。ぜ、ぜひ、教えてください!

「それはね……勝つまで、戦い続けることだよ。」妙に納得したことを鮮明に覚えている。まさに、SEAMO の Continue。戦う相手は誰だ? あの時、バカにしてきたアイツと、あの時、見向きもしてこなかった可愛いアイツと、アイツとアイツとアイツとアイツとアイツと……自分か。

---

いいデザインをするには、生まれつきのセンスが必要だ、なんて言われたりしますが、ありゃちがう。センスは筋力だ。日々、毎日毎日、トレーニングしていれば、誰でもセンスはつく。ただし。「今、“○○” の力をつけるために、これをやっている。」と、明確に意識して筋トレしなければ、意味がない。

スクワットをする時。ぼけぇ〜と上下運動するんじゃなく、「今、“太もも” を鍛えているんだ。だから、太ももがキツいんだ。」と、現在進行形で行っていることを頭ん中で向き合う。効率的に力がつく。それと同じだ。

---

……とまぁ、誰でも筋肉はつくんですが、「精神的に無理なく続けられる、という、向き不向き」はあると思います。「キツいけど、嫌じゃない。むしろ、このキツさも含めて、好き。」って感覚ですね。私の場合はデザインだったわけですが、コイツと出会うまで、ぐるぐる〜と回り道をしてきました。

中学の時は芸人を目指し、相方が見つからず、断念。高校の時は、漫画家を狙うも、納得する二次元女子が描けなくて、市販グッズ買った方がいいや! と挫折。大学の時は、SKAバンドに憧れ、トランペットを買うも、唇が痛くてヤフオクで売却。

その後、イラストレーターを目指し、専門学校に入る。周りの高レベル画力に圧倒され、逃げるように選択授業にあった、グラフィックデザインにもぐりこみました。

逃げてきたはずなのに。いや、試して、ぶつかって、逃げてきたゆえの出会い。運命。あんだけ色々と続けてこれなかったのに、どうしたもんか。相性か。相思相愛、好きなのか。

---

好きレベル。例えていうなら、「めちゃくちゃ気になっていた女の子を含めて複数人と遊びに行けそうになったんだけど、デザイン公募の締め切りと重なっちゃって、どうしようかと真剣に悩んだ末、デザインを選んだ。」……ぐらい、打ち込めるもの。(実話。そして、両方落選。笑)

ひょっとするとデザインと出会ってなけりゃ、あの恋ももしかしてうまくいってたかも!? もぉ〜、コイツぅ! 責任とってよね!

---

なにが言いたいかっていうと、心豊かなまんま、無理なく続けられることと出会う大切さ、とでも言いましょうか。三日坊主でもいいんで、直感的にあっ、やってみたいな、と思ったことは、すべてやった方がいい。やれば、向き不向きがわかる。はっきりした上で、次に進める。

でもって、遠回りで経験したことが無駄になるかってーと、まったく逆です。すべてに意味が生じる。血肉となる。僕ちんにつながる。ミクスチャー僕ちん。

---

まぁ、そうそう都合のいい、偶然の出会いなんてのは起きない。「こういうことと出会いたい。」意識しつつ、動くから、出会うんです。私の中で共通していたのは、デザイン以前に、人に向けて表現すること、だったのでしょう。

より良く表現する、手法と場は日々更新される。つまり、出会いの旅はまだまだ続くってわけです。だからこそ、こうやってコツコツと書きながら、一歩一歩、進むのです。確実に。着実に。うんうん。

---
---

“デザインのコツ”がわかる、「ツイッター・インスタ・YouTube」


もし、このnoteが気に入ったら、“デザインのコツ”がわかる、私の「ツイッターフォロー・インスタフォロー・YouTube登録」をしてくれると嬉しいです!

デザインの”考えかた・つくる手順”を習得できる、「デザイン勉強」ブログも、ぜひチェックしてみてください◎

また、興味がある方は、より詳しい“デザイナーの考え”がわかる、著書の小説思考本をご購読いただけると幸いです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!

---
---


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。いただいたサポートは私のモットーである、「“デザイナーではない人”にデザインを伝える」活動費に使わせていただきます。日々、コツコツと伝えます!!