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noteの街に住んでいたあの4ヶ月を思い返して

昨日noteを始めて3年が経過したことを知ったのでここに住んでいた最初の4ヶ月のことを思い返していた。

いまは非公開にしてしまった記事が多いのだけど、noteを始めて最初の4ヶ月くらいは定期的に投稿していた。

他のクリエイターさんからのスキやコメントが大きなモチベーションになっていたので、たくさん読まれている記事を私なりに分析して書き方を参考にしてみたり、投稿時間を意識してみたりした。

こんな風にモチベーションであるスキやコメントを貰えるように記事の中身以外もかなり工夫していた。

それだけではなく、他のクリエイターさんの記事を読んでスキを押したり、コメントをしたり、サポートをしたり、noteの街で近所の人と交流するような感覚があった。

最初の方は知らない土地に来てしまったような感覚もあったが、温かい方々に囲まれたおかげで次第にnoteの街に住んでいるような気分になれた。

ドアを開いてnoteの街へと繰り出す。近所に住んでいる人のお話に耳を傾ける。私も話の輪に加えてもらい、私の話も聞いてもらう。

「そのお話スキだよ」と言ってもらう。
「私もあなたのお話スキだよ」と伝える。

普段は近所の人と交流することが多いが、たまには遠出することもあった。いつもとは違う空気感があり緊張することも多かったが、

「あなたのお話スキです」

と伝えることもあった。そうすることで交流の輪がどんどん広がっていった。

そしてnoteの街から表彰されることもあった。

とても驚いた。街からも「スキだよ」と言ってもらえたことで私はここにいてもいい存在なんだと改めて思えた。

しかし、noteの街以外での生活が忙しくなるにつれてこの街に訪れる機会が減っていった。

忙しさは言い訳にしていただけなのかもしれない。文章を考える時間も文章を書く時間もあった。時間はあった。その時間を別のことに充てていたので、「文章を書く優先順位が下がっていった」の方が適切な表現だと思う。

noteの街を去ってからも交流を続けてくれるクリエイターの方々もいた。私は顔出しも声出しもしていないので文章とそこに込められた思考や感情だけで、画面の向こうで出会った誰かの心の中で3年もの間「私」というアイデンティティが残り続けているって凄いことだなと感じた。とてもとても感謝しています。

その方々のおかげもあって再びnoteの街に戻ってきたいという願望もあったのだが、家を空けた期間の分だけそこに戻りづらい気持ちも大きくなっていた。

そんな気持ちもあったので住所を変更して再びnoteの街に住むことにした。そこに住み始めてまだ数ヶ月なので違和感はあるが、なんとか暮らしている。

そして昨日「ここに住み始めてから3年が経った」とnoteの街からお知らせがあったので再び戻ってきた。ここに戻る機会を貰えたような気がした。

近所の方々のお話を聞きにこの近くに来ることはあったが、久しぶりにこの家に戻ってきた。住み慣れた家に戻ってくることは不思議な感覚がある。実家のような温もりがある。

もうここは別荘のような場所になってしまったけど、定期的に訪れようと思う。

あの頃みたいになれたらいいなと希望を込めてこの家にも愛着を戻していきたい。お気に入りのマグカップを買いたい。家の周りにチューリップを植えたい。愛着を戻したい。愛を育てたい。

あの頃に近所に住んでいた多くの方々は引っ越してしまったようだ。私もその一部だったのだけどその事実を知って少し悲しかった。

しかし、noteの街には今でもたくさんの人が住んでいる。新しく近所になった方々どうぞよろしくお願いします。






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