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松本山雅FCコーチが英語にチャレンジ!グローバルコミュニケーションセミナー開催レポート

10月27日(金)、松本山雅アカデミー・スクールコーチを対象に「AtoZグローバルコミュニケーションセミナー」を開催しました。

AtoZは今年度より、松本山雅FCの「Global Education Partner」に就任し、グローバルに活躍できる選手・人材の育成を目指して、未来ある子どもたちの可能性を広げるための活動をおこなっています。
3月、4月に開催された松本山雅U-12(小学生)、U-15(中学生)を対象としたセミナーに続いて、第3弾となる今回は、アカデミー・スクールコーチ約25名が参加しました。AtoZからは外国人講師が5名、バイリンガル講師が2名のハイブリッド型のコミュニケーションセミナーとなりました。

MGプレスオンラインさんにもご取材いただき、オンライン記事が掲載されています。


コーチにとっても外国人選手とのコミュニケーションや、海外に行って英語を使う場面は多く、日本にいてもスポーツ界における英語でのコミュニケーションの必要性は高まっています。
コーチが率先して英語を学ぼうとする意欲を持ち、サッカーを学ぶ子どもたちが「自分たちも英語を学ぼう」と思えるように、その姿を見せることが大切です。

また、スポーツ界は年齢や性別、国籍などに関わらず多様性が進んでいます。育成を担うコーチ陣は幅広い年齢層やそこに関わる組織とも密に関係があり、柔軟な考え方と対応力が必要です。自らのマインドブロックや言語に捉われないコミュニケーションが求められます。

セミナー開始時、参加者に「Do you like English? 」(英語は好きですか?)と聞くと、好きと答えた人は2割ほど。「Who doesn’t like English?」(英語が好きじゃない人はいますか?)と聞くと半数以上が英語が好きではないと答えました。
英語でのコミュニケーションに慣れていないコーチ陣には、まだ苦手意識があるようです。

苦手意識が・・・

早速、少人数のグループに分かれて外国人講師たちと英語で自己紹介をしました。分からない単語はジェスチャーを使ったり、知っている単語で特徴を説明したりしている姿が見られました。それと同時に、多くの方が「これは無理だ!」、「何言ってるか全然分からない!」と英語でのコミュニケーションに難しさを感じている様子もうかがえました。

ここで講師から、英語ができない・苦手と思ってしまうのは「マインドブロック」が原因だという話がありました。
テストや受験のための英語学習が当たり前だった私たちは、あまりにも文法のルールや正確な日本語訳を意識しすぎて、間違った英語を話してはいけないという「マインドブロック」に捉われて、知らず知らずのうちに自分の可能性を狭めてしまっています。
しかしこれは単なる思い込みであり、英語=完璧でないといけない、異文化=難しいものと、自分でかけてしまったリミッターのため、意識的に外すことが可能なのです。

マインドブロックはだれしもあるものです

参加者たちは納得した様子で頷いており、失敗を恐れずに相手に伝えようと挑戦してみる姿勢が大事であることに改めて気づいたようです。
ここで、再度少人数のグループに分かれて英語でスモールトークをおこないました。その際に講師から「あいづち」「アイコンタクト」「自信」のコミュニケーションにおける3つの大事なポイントを教わりました。それらのポイントを意識して英語を話してみると、先ほどよりもコミュニケーションがより活発になり、笑顔がたくさん見られました。

笑顔でコミュニケーション!

その後もいくつかのアクティビティを英語でおこない、セミナーの最後には再び参加者たちに「Can you speak English?」(英語は話せますか?)と聞くと、約6割が手を挙げていました。自信を持って「英語が話せます!」と言えるようになるには、まだ難しいかもしれませんが、マインドブロックは少しずつ外れつつあるようです。

コミュニケーションは相互理解です。
例え言語が異なっても、完璧な英語じゃなくても、相手に興味や関心を持ち、伝えようと挑戦する気持ちの在り方次第でコミュニケーションの幅が広がります。このセミナーで学んだことを今後、子どもたちの指導や自らの目標に活かしてもらえたら嬉しいです。

参加したコーチからは、
「普段から接している皆と英語でコミュニケションをとることで、相手に関する新しい発見があった」
「英語は得意ではないが、セミナーを通して英語が楽しいという気持ちが生まれた。コミュニケーションにおけるマインドは英語に限らず普段の子どもたちの指導に活かせそう」
という嬉しい声が聞かれました。

指導に活かしていってくださいね

AtoZは今後も、松本山雅の「Global Education Partner」として、さまざまな活動をおこなっていきます。


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