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【私の好きな曲】Netflix『スコット・ピルグリム テイクスオフ』・アンド・ネクライトーキー『bloom』

いよいよ今年の終わりも見えてきたところだが、今週は最近ドハマりしたネトフリアニメと、そのOP曲の話でもしよう。

気がついたらネトフリでアニメ『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』の配信がとうに始まっていたので手を付けた。
『スコット・ピルグリム』についての知識は実写映画版公開に合わせてリリースされたゲーム版のプレイ動画を見たのと、そのゲームのサントラがめちゃくちゃ完成度たけーなオイって事くらいしか無かったのだが、結構日本のサブカル的要素が強い作品と聞いていたので、アニメ版制作決定の話を聞いて以来マークしていたのだ。あと、大学生…よりちょっと上くらいの年齢(それでも今の自分より歳下だけど……)のダウナーで堕落したダメ人間達が繰り広げる、ちょっとヘンテコな青春群像劇的な内容にも惹かれていた節もある。

第一話からいきなりソニック・ザ・ヘッジホッグの話題が出てくるなど、なるほど確かにこれはギーク向けな作風だな…と思っていたのだが、4話目でようやくある事に気づく。これ原作(ないし映画版)と違うストーリーじゃね?と。それについて全く調べてもいないので憶測でものを言ってしまうが、恐らくスコットが最初の元カレ軍団マシューに敗北した(敗北したとは言ってない)ルートの話と見た。多分この事は配信開始まで一切明かされていなかったサプライズなのだろうけど、果たして原作ファンはどう捉えているのか……は、別にどーでもいっかぁ。(スコット並感)
ともかくそうなると文字通り話が変わってくる。こういったifルートの物語は、まずは原典になるストーリーを把握した上で楽しんだ方が間違いなく満足度が変わってくるからだ。というわけでアニメの方は一旦中断し、実写映画版を観てから視聴再開の方針をとる事にした。
…けどなかなかどうして観る気が起きない。時間が無いとかキャパシティオーバーとかもあるけど。ネトフリにも標準でウォチパ機能があればなぁ…

前置きが長くなったが、ここからが本題。この『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』というアニメ。実は制作体制は日米合作、多くの日本人アニメーターが参加しているのだ。上記のOP映像のクレジットを見ていただければ一目瞭然である。こいつはたまげた。
更にたまげた事にそのOP曲もまさかの邦楽曲。しかもネクライトーキーときた。自分の中でネクライトーキーといえば、3年くらい前に放送されていた秘密結社鷹の爪のTVシリーズでもOPを担当してたな〜くらいの認識しか無いのだが、それでも急に世界規模の作品と大々的にタイアップとは、凄まじい成長速度だ。

そして曲自体の方も実際すごく良く、耳に延々と残り続けている。青春してるなぁ〜みたいな、そんな爽やかさと小気味よさ。
作詞作曲を手がけたギター担当の朝日氏のコメントを引用させていただくが、ふたつの原作をしっかり読み込んだ上でそれぞれのモチーフと、それらに共通する芯となる部分を盛り込んでいる。原作への高いリスペクトの姿勢もさる事ながら、それをキッチリとクオリティの高いものに昇華できているのは素晴らしい。

「原作の漫画と実写版の映画、意外と雰囲気が違うんですよね。映画のテンポの良さに比べて漫画は退廃的というか、どちらも違うベクトルで自分の中に深く刺さるものでした。そのどれからも受け取ったものをできるだけ今回のアニメ主題歌に落とし込みたかったので、内省的な歌詞は原作を、歪んだベースの音は劇中バンドを、キュートなシンセサイザーの音は映画であったゲーム的演出をイメージしてます。初めてこのアニメのオープニングを目撃した人が「良いじゃん!」って思ってもらえるように全力を尽くしました。『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』、よろしくお願いします」

下記記事より引用

『スコット・ピルグリム』シリーズとそれを彩る音楽。どちらも是非とも楽しんでいただければ、筆者としても幸いだ。すっげー雑な締め。


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