時間のマネージメントについて

如何なるフィールドスポーツにおいても、残り時間のマネージメントは現代スポーツにおいて、重要な要素である。
私自身、ラグビーで後半残り20分~15分あたりから、この辺の考えを深く持っている選手を非常に尊敬している。マネージメントには2種類存在すると思う。
残り時間に対して自チームがどのように得点ができる流れを作るか。もう一つは、残り時間に対してどのように得点されない流れを作るか。私が試合を見ていて興奮するのは、後者のマネージメントに長けている選手だ。
マネージメントの機会として、セットプレー、ペナルティー獲得時、また、ポジションとしては、ハーフ、スタンドオフは毎フェーズ存在する。
これらをコントロールするのは、ハーフ、スタンドオフ、キャプテンである。
すなわち、この三人にしかマネージメントの権限がない。
キャプテンは随時、客観的判断を下すべきという意見には同意してもらえるだろう。
しかし、ハーフ、スタンドオフというのはポジション的にも攻撃的な選手が多く、意外とこの組み合わせが難しい…
試合全体の流れの中でハーフの選手交代は、ジェネラリスト→攻撃にテンポを与えられる選手 という、交代が大体ベターだと思う。ただ、ハーフ2枚目の交代時に、先発のスタンドが攻撃のリズムが気持ちよすぎて、前がかりになり、1トライ差以内のリードを後半終了まじかで、失うなんていうケースは死ぬほど見てきた。監督は、スタンド2枚、ハーフ2枚から4通りの組み合わせをチーム状況に応じて使い分けなくてはならない。一番ベストは、それぞれの選手がオンフィールドで、判断できることが望ましいが、ハーフもスタンドもほかのポジションに比べタスクが多いため、なかなかジェネラリストのような選手は出てきにくいのが悩みの種であり、それも一興である。

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