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環境データを収集する②~屋外用の環境センサを作る(回路構成)~

こういうシステムを作って、自宅の環境情報を簡単に収集・保存・閲覧できるようにしていきたいと思います。

前回はM5Stackシリーズのマイコンモジュール同士をESP-NOWで接続してデータを収集しました。

屋内では簡単に電源を確保できるのですが、屋外の場合ひと工夫が必要です。

今回は、小型の太陽電池モジュールを用いて屋外のマイコンモジュールを動かしてみます。


システム構成

今回は以下のような形で各部品を接続しました。

購入部品各種

今回使用した、代表的な部品について紹介します。

ATOM Lite

センサ値を取得するためのマイコンモジュールには、ATOM Liteを使用しました。

温湿度気圧センサ ENV III

温度、湿度、気圧の環境情報を取得するためのセンサーモジュールです。

双方向電流/電力センサ INA219

太陽電池モジュールの発電量を取得するためのセンサーモジュールです。

太陽電池モジュール SY-M2W

電力確保のため、太陽電池モジュールを接続します。116x116x3mmの小型のソーラーパネルです。

整流用ショットキーダイオード 1S4

太陽電池モジュールで発電した電力を一方向に流すため、ダイオードをかませます。

ニッケル水素電池

夜間駆動に備えて太陽電池モジュール発電されてた電力を、ニッケル水素電池に蓄電できるようにします。

電池ボックス

ATOMLiteを起動するために5V以上の電圧が必要なため、単三電池を4本直列に配置します。

購入部品リスト

秋月電子で部品一式を揃えたい場合はこちらからどうぞ。

https://partscabi.net/list/c3e82e8b-7e73-494e-9de9-d1dffa535778

計算シート

今回の設計に用いた、計算シートを以下に保存しておきました。よろしければご利用ください。

緑枠の安全率が全て1.0以上になるように設定していけば、安定稼働できるかと思います。

回路を治めるケースについて

今回は回路構成の作成について紹介しました。

これを屋外環境に設置するためには、雨風や直射日光などの影響を抑えるための外殻を構成する必要があります。

次回はこちらについて紹介しようと思います。

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