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最近の記事

横向きフィラメントホルダーから3Dプリンタへフィラメントをガイドするアタッチメントを作る

前回は横向きのフィラメントホルダーを作成しました。 こちらを単品で使用すると、以下のような残念な点があります。 3Dプリンタのフィラメント導入口への経路に対して位置の調整が必要。 3Dプリンタの横に置く必要があるため、設置スペースをとる。 フィラメントの搬送経路についてうちの3Dプリンタの上面には平らな面があるので、この面に横置きフィラメントホルダーを置けば、設置スペースが広がらずに済みます。 ただし、そこから3Dプリンタのフィラメント導入口までの経路を、なるべく抵

    • 3Dプリント部品とBB弾だけで横向きフィラメントホルダーを作る

      紙製のフィラメントスプールを使うようになってから、以前作成したフィラメントホルダーがうまく機能しなくなることが多くなりました。 紙製フィラメントスプールのフランジ部分は変形しやすいため、上記のようなフランジ部分をコロコロするタイプでは、ローラーから脱落しやすいのが原因だったようです。 今回はこれを解決するフィラメントホルダーを作ってみます。 よくあるフィラメントホルダーの構造ラジアル軸受のみを使用した、よくあるフィラメントフォルダーでは、軸に直角方向に加わる荷重をボール

      • 3Dプリンタとダイソー製品だけでイカ干し機を作る

        3Dプリンタで何か電動で動く物を作りたいと思ったので、今回はこれを作ってみます。 イカ干し機の作り方基本構成 動力源はミニ四駆などによく使われている130モーター。ギアで何かいい感じに減速してイカを吊るす支柱をぶん回します。 ギアの回転軸は3mm径の竹ひごで、支柱が傾いたときの摩擦低減のためのボールベアリングにBB弾を使います。 3Dプリント部品の連結にはM3×10のタッピングネジを使います。 3Dプリント用データ 3Dプリント用部品はこちらで販売中です(100円

        • Raspberry Pi 4Bの初期設定した時のメモ

          これまで使っていたRaspberry Pi 3Bの調子が良くないので、新しいの買おうと思ったけど、最新のRaspberry Pi 5はまだ技適が通っていないので、とりあえずRaspberry Pi 4Bを買ってみたら、設定で苦労したので備忘録的にまとめた記事です。 OSイメージ書き込み今回、ラズパイの高速動作を期待して、OSイメージはSSDに書き込みました。 Raspberry Pi Imagerで書き込む Raspberry Piデバイス→「RASPBERRY Pi

        横向きフィラメントホルダーから3Dプリンタへフィラメントをガイドするアタッチメントを作る

          3Dプリンタで携帯できる段ボールカッター作ってみた

          今回は、玄関前に置き配された段ボールをすぐに開梱できるよう、家の鍵と一緒に携帯できる、小さいサイズの段ボールカッターを3Dプリンタで作ってみます。 形状を考える刃の形を考える 小さいサイズでシンプルな形状の刃物として、切り出し小刀を参考にしました。 最初に作ってみた形状がこれ。 グリップ部のサイズが小さいのと、切っ先の強度不足や指で触ると痛いので、以下のように刃の形状を変更しました。 切っ先の形状のイメージはこれです。 段ボール開梱時に、金尺の角は結構使い勝手が良

          3Dプリンタで携帯できる段ボールカッター作ってみた

          3Dプリンタでダイニングテーブル下収納を作ってみた

          リビングで暴れまわる娘(生後8か月)の動きに即応できるよう、私も妻も最近はPC作業はダイニングテーブルで行っています。 そのため、延長タップやらACアダプタなどが引き回されて、ダイニングテーブル周りがごちゃごちゃしてきました。 これらをダイニングテーブルの天板下スペースに収納するやつを3Dプリンタで作ってみました。 固定方法ダイニングテーブルへの固定方法は、接着、ネジ締め等いろいろありますが、傷を付けたくないのでクランプ式にしました。 (テーブル天板の反り防止のために

          3Dプリンタでダイニングテーブル下収納を作ってみた

          ERA5の気象データを可視化する①~折れ線グラフ~

          先日、屋外の環境を測るために以下のようなものを作成しました。 測定データされたがどのくらい妥当なのかを確認するために、比較対象として「ERA5」という衛星データを取得してみました。 ERA5ERA5は、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)によって開発された気象データセットです。ERA5は、大気、地表、海洋に関する広範な気象情報を提供するものです。 ERA5は、高解像度で空間的にも時間的にも詳細な気象データを提供し、大気圏の状態、風、気温、湿度、降水量など、さまざまな

          ERA5の気象データを可視化する①~折れ線グラフ~

          Raspberry PiでSQLサーバーを作る①~SQLサーバーの設定~

          センサーやスクレイピングなどで取得したデータを一括で管理するために、データベースサーバーを作ろうと思います。 Raspberry Pi上で、PostgreSQLのデータベースサーバーを作成する方法を紹介します。 SQLとはSQLとは、データベースの操作を行うためのコンピューター言語です。データベースに格納されたデータを取得、更新、削除、追加するために使用されます。 PostgreSQLとはPostgreSQLは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです

          Raspberry PiでSQLサーバーを作る①~SQLサーバーの設定~

          環境データを収集する③~屋外用の環境センサを作る(ラジエーションシールド)~

          前回はセンサやマイコンモジュール、バッテリーなどの電子部品を接続しました。 今回は、これら電子部品を収納して雨風や日射を防ぐためにラジエーションシールドを作成します。 完成イメージ完成イメージは以下の通りです。 設計方針ラジエーションシールドの設計方針は以下の通りです。 電子部品が雨で濡れることを防ぐ。 侵入してしまった雨水は、排水してシールド内に水が溜まらないようにする。 電子部品の発熱が温湿度センサの測定値に影響するのを防ぐため、外気と換気できるようにする。

          環境データを収集する③~屋外用の環境センサを作る(ラジエーションシールド)~

          環境データを収集する②~屋外用の環境センサを作る(回路構成)~

          こういうシステムを作って、自宅の環境情報を簡単に収集・保存・閲覧できるようにしていきたいと思います。 前回はM5Stackシリーズのマイコンモジュール同士をESP-NOWで接続してデータを収集しました。 屋内では簡単に電源を確保できるのですが、屋外の場合ひと工夫が必要です。 今回は、小型の太陽電池モジュールを用いて屋外のマイコンモジュールを動かしてみます。 システム構成今回は以下のような形で各部品を接続しました。 購入部品各種今回使用した、代表的な部品について紹介し

          環境データを収集する②~屋外用の環境センサを作る(回路構成)~

          環境データを収集する①~ESP-NOWでセンサ情報を収集する~

          こういうシステムを作って、自宅の環境情報を簡単に収集・保存・閲覧できるようにしたいと思います。 まずは、複数のマイコンモジュールで別々に取得したセンサ情報を、ワイヤレスで1台のマイコンモジュールが収集する、システムの基本構成を作成します。 ESP-NOWESP32マイコンを搭載しているM5Stackシリーズでは、ESP-NOWという通信プロトコルが使用可能です。ESP-NOWを用いることで、アクセスポイントなしに高速にデータを送受信できます。 今回は、M5Stackシリ

          環境データを収集する①~ESP-NOWでセンサ情報を収集する~

          BB弾と竹ひごを使って安価なフィラメントホルダーを作る

          わが家の3DプリンターはAdventurer3を使っています。 Adventurer3ではフィラメントを本体に収納できるようになっています。純製フィラメントはもちろん問題ないのですが、よく出回っている市販品の1kgのフィラメントを使う場合、リールのサイズが大きくて本体内に収納することができないことが多いです。 そこで本体外にフィラメントを設置する必要があるのですが、フィラメントの搬送力に対して引っかかりのない程度にフィラメントを送れるよう、スムーズにフィラメントリールを回

          BB弾と竹ひごを使って安価なフィラメントホルダーを作る

          ダイソー 組み立て式フラフープでベビージムを作る

          赤ちゃんのおもちゃを吊るすこういうのって、結構なお値段しますよね。 妻がダイソーでフラフープを買ってきました。 フラフープの1/2どうしを交差させて固定するとベビージムができるという記事を見て、自分も作ってみようと思い立ったようです。 で、いざ作ってみると紐で結わえただけだったのでグラグラして安定感がすこぶる悪く、危ないだろ何とかしろとのことで、対策を丸投げされました。 フラフープの連結部構成組み立て式ということで、連結部の形状を利用してうまく繋げる方法がないか考えて

          ダイソー 組み立て式フラフープでベビージムを作る

          有孔ボードの収納システムを作る④~治具を作って有孔ボードを量産する~

          有孔ボードって既製品を買うと高いですよね。 今回は有孔ボード自体を作ろうと思います。 治具設計方針 板に穴を開けただけのものですが、穴の数が多くて穴ピッチにそれなりの精度が必要なので、作成には手間がかかります。 加工の手間を緩和するため、治具を作成することにします。 今回作成する治具に持たせる機能は以下の通りとします。 板に等ピッチの下穴を開ける ドリルで板に貫通穴を開ける際、板の裏バリを防ぐために当て板をする 作成する有孔ボードの寸法 100円ショップ各社

          有孔ボードの収納システムを作る④~治具を作って有孔ボードを量産する~

          有孔ボードの収納システムを作る③~3Dプリンターで壁掛けトレイを作る~

          前々回はフック、前回はハンガーバーを作りました。 今回は壁掛けトレイを作ります。 設計方針積層方向による強度低下対策で、有孔ボードへの固定部分とトレイ部分を分離して作成します。 トレイが薄いと下面が反りやすいので、有孔ボードへの固定部品でサポートする構成です。 それぞれの部品の強度確保のために、以下の方向に積層します。 使用例以下のように、小さめの壁掛けトレイとして使用することができます。 トレイ1つにつき、有孔ボードへの固定部品は通常2か所ですが、重量のあるもの

          有孔ボードの収納システムを作る③~3Dプリンターで壁掛けトレイを作る~

          有孔ボードの収納システムを作る②~3Dプリンターと竹ひごでハンガーバーを作る~

          前回は有孔ボードに取り付けるフックを作りました。 今回は、横棒を渡していろんなものを引っかけるためのハンガーバーを作ります。 設計方針有孔ボードへの固定方法は前回のフックと同じとします。これに横棒を支える土台部分を一体化させたものを3Dプリンターで出力して、横棒は竹ひご(セリアの4mm径のやつ)を使用することにします。 積層方向は結合力が弱いため、今回も以下の方向で積層することで強度低下を防ぎます。 横棒部分は竹ひごなので、荷重のかかる方向(曲げ方向)に対してはそれな

          有孔ボードの収納システムを作る②~3Dプリンターと竹ひごでハンガーバーを作る~