久我温紀 | WingArc

ウイングアーク1st 執行役員 マーケティング本部長 事業戦略/経営戦略、東日本営業統…

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ウイングアーク1st 執行役員 マーケティング本部長 事業戦略/経営戦略、東日本営業統括責任者を経て現職。twitter https://twitter.com/atsukikuga

最近の記事

なぜ、日本企業はSFAツールがあるのに“鉛筆なめなめ”ばかりしているのか? RevOpsで「文明開化」をもたらそう

年度が切り替わり、異動や昇進などで新たなスタートを切る方も多いでしょう。こちらのnoteも4月からは新たに、企業活動をより筋肉質なものにして、顧客に提供する価値を高めるために役立つ「RevOps(Revenue Operations)」について、担当者の視点に立ち、実務上で役に立つ内容をお届けしていきます。 SFAを導入したのに“鉛筆なめなめ”していないか 昨今耳にすることも増えた「RevOps」。営業・マーケティング・カスタマーサクセスなど、企業の収益に関係する部門の状

    • 日本におけるRevOps の可能性、追求します!

      こんにちは、久我です。3月1日からCMO(Chief Marketing Officer)を拝命致しました。ウイングアークグループのブランド価値向上、市場におけるリーダーシップポジション確立(ソートリーダーシップ)の実現に向けて、全力を尽くして参ります。 そして、ますます今年度は盛り上がりをみせるであろうRevOps分野においても自身の経験を踏まえて情報を発信していければと考えています。この度、ささやかながら日本のRevOps普及にむけて「日本におけるRevOps の可能性

      • RevOpsの一丁目一番地を考える「状態把握」

        前回の「RevOpsに思うこと」に続き、今回は RevOps(レブオップス:Revenue Operations)の一丁目一番地となる「状態把握」について考察をまとめてみました。 RevOpsが目指すところは、顧客提供価値の最大化を念頭に置いた収益の最大化を実現するために、収益に関わる各部門の状態を統合的・横断的に把握し、一貫性を持ちながら、拡張性や俊敏性を伴った事業成長が実現できることです。 この目指す過程において、透明性の高い「状態把握」ができるようになることで初め

        • RevOpsに思うこと

          最近、RevOps(レブオップス:Revenue Operations)というキーワードが注目されてきています。今回はこの「Rev Ops」について、そもそも論から始まり、私が今思っているあれやこれやを雑多にまとめてみました。 Rev Opsとは、営業、マーケティング、カスタマーサービスなど収益にかかわる各部門の状況を横断的・統合的に把握することで、顧客への提供価値を最大化し、収益の最適化を目指す戦略的なアプローチです。 RevOpsの考え方が企業に浸透することで、 収益

        なぜ、日本企業はSFAツールがあるのに“鉛筆なめなめ”ばかりしているのか? RevOpsで「文明開化」をもたらそう

          2023年総振り返り!参加したイベントを通して見えてきたものとは?

          こんにちは、久我です。2023年も残すところあとわずか。今年も自社の業務やイベントはもちろん、さまざまなカンファレンスや他社イベントにもたくさん参画させていただきました。動き回ったこの1年を項目ごとに振り返ってみたいと思います。 1月 ナレッジワークさんのセミナーに登壇 株式会社ナレッジワーク主催の「いま求められる営業DX」というテーマのウェブセミナーに登壇しました。尊敬する同社CEO麻野耕司さんにお声がけいただき、有意義なディスカッションをすることができ大変光栄でした。

          2023年総振り返り!参加したイベントを通して見えてきたものとは?

          解くべき「問い」を考える

          日々、業務をしていると解くべき「問い」が山積み状態です。 でもそれって、本当に解くべき「問い」なのか。 Revenue Ops.(レベニューオペレーション)を行う上でも、何が正しいということではなく企業理念や経営資源、収益性などを考慮し 何が最適なのか、と考える必要があります。 先日、取材させていただいた株式会社ミスミグループ本社 常務執行役員 ID企業体社長 吉田 光伸 さんは事業の中で「顧客時間価値」と一貫した視点で事業を運営されています。 組織の意思決定を判断する

          解くべき「問い」を考える

          BtoBマーケティングの観点で動画コンテンツの差別化について考えてみた

          こんにちは、久我です。今年の夏、株式会社ユーザベース NewsPicks Stage. さんが主催する「Marketing BASARA Special 営業&マーケティングの進化を加速するリーダーたち」に出演させていただきました。 「Marketing BASARA」は営業とマーケティングの領域でイノベーティブな取り組みを実践するトップ・マーケターに焦点を当てたオンラインのビジネス情報番組です。今回はその特別企画として、2日間にわたって合計10セッションが開催されました。

          BtoBマーケティングの観点で動画コンテンツの差別化について考えてみた

          生成AIについて思うことを徒然なるままに語ってみた

          こんにちは、久我です。ChatGPTなどをはじめとする生成AIのブームが続いていますね。生成AIは指示を打ち込むだけでディープラーニングに基づきテキストや画像などのコンテンツを生成してくれるため、企業の事業においてもさまざまな分野での活用が期待されています。 Python(プログラミング言語)連携などにより業務の自動化も可能になりましたし、アプリケーション開発やプログラムチェックなどできることの可能性もどんどん広がっていくことには違いはないですし、生産の現場に大きな影響を与え

          生成AIについて思うことを徒然なるままに語ってみた

          なんのために、だれと働いているのか?

          こんにちは、久我です。今回は改めて自分が仕事で大切にしている価値観を自問し、まとめてみました。 「あの目的達成のために、このプロセスを担っている」ことを意識する働き方 現在はウイングアーク1stで執行役員、マーケティング本部本部長を務めていますが、キャリアのスタートは営業部門からでした。営業とマーケティングではもちろん業務内容は異なりますが、大切にしてきたことや本質は常に同じでした。それは、「会社が事業を通じて何を成し遂げたいのか」という全体像を理解した上で、「だからこそ

          なんのために、だれと働いているのか?

          The レベニュー会議 事業で勝つ営業戦略に必要な判断力 振り返りハイライト

          ウイングアーク1st主催イベント「updataDX22」にて500名以上が参加したセッション「Theレベニュー会議~DX時代の営業組織を考える~」の続編として6月に「The レベニュー会議 事業で勝つ営業戦略に必要な判断力」を開催しました。セッション後アンケートの満足度は約90%! 「常に変化し続けることの重要性を再認識できた」、「甲子園常連校の例えがわかりやすかった」、「企業の資産を使って営業しているのだからナレッジの共有は当然など、刺さる内容が多かった」など好評の声を多く

          The レベニュー会議 事業で勝つ営業戦略に必要な判断力 振り返りハイライト

          Theレベニュー会議 「型」と「情報」の営業変革 振り返りハイライト

          ウイングアーク1st主催イベント「updataDX22」にて500名以上が参加したセッション「Theレベニュー会議~DX時代の営業組織を考える~」の続編として、今年4月に「The レベニュー会議 『型』と『情報』の営業変革」を開催しました。今回のnoteは当日のハイライト。ぜひアーカイブ動画とあわせてご覧ください。 「The レベニュー会議 「型」と「情報」の営業変革」の概要 年間400件以上のグロースコンサルティングを実施し、企業の営業力向上におけるトップランナーである

          Theレベニュー会議 「型」と「情報」の営業変革 振り返りハイライト

          判断材料がない?!あらためて、データドリブンとは

          こんにちは、久我です。突然ですが弊社、ウイングアーク1stのCMが、今日から関東エリアで放映開始されています。タレントの有吉弘行さんが社長に扮して、意思決定の判断を迫られる…という内容で「判断材料 社長室」篇と「判断材料 役員会議」篇の2パターンあります。 キーメッセージである「データ活用は、ウイングアーク。」が、多くの方に届きますように…!ということで今回は、「判断材料がない!!」なんてことにならないよう、あらためてデータドリブンについてお話したいと思います。 データド

          判断材料がない?!あらためて、データドリブンとは

          レベニュー思考で実施するカスタマーアプローチのカタチ

          カスタマーサクセスプラットフォーム「commmune(コミューン)」を提供されているコミューン株式会社さんにお声がけいただき、今年の2月に開催された「NIKKEI BtoBマーケティングアワード2022」のセッションに登壇いたしました。テーマは「ウイングアーク1stの事例に学ぶ顧客との関係性を進化させるコミュニティ戦略」。 今日のnoteではこのセッションでお話しした内容も交え、事業の成長のため=顧客の成功を実現するための手段としての「レベニュー思考」で、Community

          レベニュー思考で実施するカスタマーアプローチのカタチ

          3/7にNHKで放送される「S-1グランプリ」の魅力を審査員目線で語ってみた

          毎年1,000名以上が視聴する日本一の営業パーソンを決定するイベント「S-1グランプリ」。私は第4回から審査員として参画しています。直近の第6回は2022年11月19日に開催され、なんと1,100社、2,300名を超える方々が参加し、大盛況のうちに幕を閉じました。そして来たる3月7日に、このS-1グランプリの様子がNHK総合「ニッポン知らなかった選手権 実況中!」(3/7 (火)23時)で放送されるそうです。ぜひチェックしてみてください。 今回のnoteではそんなS-1グラ

          3/7にNHKで放送される「S-1グランプリ」の魅力を審査員目線で語ってみた

          組織成長とリスキリング

          こんにちは、久我です。最近”リスキリング”という言葉をよく耳にするようになり、リスキリングについて取り組まれている組織や個人は増えていると思います。そこで今回はリスキリングにまつわる話をご紹介。 組織成果を維持・成長させる取り組み 弊社の営業・マーケティング活動では、データ管理や組織管理の仕組みを人海戦術的なエクセルや報告書からCRMやMA、BI、運用管理ツールなどを導入し、省力化・リアルタイム化・販促能力の向上に取り組んできました。 現在も常に成長に向けた投資を企画し

          組織成長とリスキリング

          レベニュー思考で営業部門のタイムマネジメントを考える

          皆様、2023年の幕開けはいかがお過ごしでしょうか。 最近、他社の営業組織や事業責任者の方とお話しする機会があり その際に一同盛り上がった話が「タイムマネジメント」。 一見ありふれた話のようにきこえるかもしれませんが、タイムマネジメントは、ビジネスを成功に導くために必要不可欠なスキルです。 事業収益を最大化させるレベニューマネジメントにおいても「時間」をどう考え、マネジメントをするかは非常に重要な鍵となります。 今回は組織の収益性を念頭においたレベニューマネジメントの視

          レベニュー思考で営業部門のタイムマネジメントを考える