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松飾りで step by step

我が家では、お正月の松飾り(門松)を門に取り付けている。
松を固定して、そこに輪飾りを下げる。

1月7日に松の内があけて取り外してしまったが
(関西では、15日まで飾って良いそうですね。地域差があって面白い。)
ーーー

ところで、輪飾りである。
この輪飾りを松のどこにつけるだろうか?

我が家では、松の1番太い枝(中心部分)に通していた。
例年そうなので、特に疑問も持たずにいたのだが。
ところが、これ1つ問題点があって。

輪飾りがどんどんと上にあがってくるのだ。

外出するときに、気がつくと、とんでもない上まで輪飾りが持ち上がっている。

ーーー

風で飾りが揺れるたびに、
上向きの松の葉に導かれて上がってくるのだ。

いったん上がるとそのままそこにとどまる。

さらに風にふかれて、また上に上がって
そのまま保持される。
松葉が上を向いているので下がる事は無い。

これが繰り返されると、松の枝の1番先端で
輪飾りが揺れていることとなる。

こんな先まで

手で戻そうとすると
とがった葉が
チクチク刺さって痛い。


無理矢理下ろすと、松の枝がところどころ取れて。

無理やり下に押し込むと、葉っぱが…。

1部分、ハゲた松になってしまう。。

理科系夫「この輪飾りはえらいね」

あつこ「え?ハゲたところが?」

理科系夫「こうやって少しずつ上に上がろうと努力する、目標に向かって進んでいく」

あつこ「はぁ」

理科系夫「これこそstep by step.
素晴らしい。
違いのわかる輪飾り(わかざり)だ。

あつこ (わかりにくい………)

ーーー

お正月のウォーキングの最中に、他のお宅はどうしているのか眺めてみた。

松が上がらないようにテープで固定しているお宅があった。

が、もっと良い解決方法があったのである。
いくつかのお宅がそうだった。

その方法とは。


中心の枝に通さない。
脇に出ている小さな枝に、輪飾りを引っ掛ける。
そうすると、枝の分岐点のところに収まって
風が吹いてもそこから動く事は無い。

ーーー

なぁーんだ。
しかし、そんなことも気がつかずに、
ずっと中心の枝に飾りを通していた。
実に簡単なことだったのに。

来年からは、痛い思いをして
輪飾りを戻す必要がなくなった。

気がついてしまえば、そんなもの。
人生の諸問題も、そんな側面があるのかもしれない。

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