情報過多な時代のスキルの身につけ方
今の時代は、スマホを開けば沢山の情報に触れ情報に溢れた時代です。
昔に比べて圧倒的に情報量が多いのですがなんと、現代人が1日に触れる情報量というのが
平安時代の一生分、江戸時代の一年分
なのだそうです。
総務省のデータによると、年々情報量は増え続ける一方で消費出来る情報量は変わらないとのこと。
そうですよね。
情報はたくさん溢れているけどそれを処理できる人間の能力には限界がある。
毎日いろんな情報は見ているけど果たして覚えているのか???と振り返ると結構多くのことを忘れていることに気づきます。
例えば本を読んだり研修を受けたとしてもその数時間後、数日後、数ヶ月後・・・・・・となると多くのことは忘れています。
昔、私が上司に言われて今でも非常に記憶に残っている言葉があります。
その上司はまさに「プラダを着た悪魔」のミランダのような厳しくもかっこいい女性の上司でした。
実際に、人を育てる立場になってこの言葉の深みをますます理解できるようになりました。多くの人をみていても3年目、8年目はその人が次のステージに行ける人間力が備わっているのかを試される時期だと思うのです。
研修をしていても面白いのが、ある程度仕事がわかってきた入社3年目くらいの若い社員さんよりもトップセールスなどベテラン層の方の方が、学ぶ姿勢が謙虚なのです。どちらがいい悪いでもないですし、育った時代背景というのももちろんあると思います。3年目というのは何に対しても「そんなことは知っている」と思いやすい時期なのかもしれません。
少し話がそれましたが
①「知っている」だけのひと
②行動を起こして自分のものにしようとする人
似ているようで全く違います。
情報・知識止まりなのか、自分のスキルにできているのかという点です。
「ただ情報として知っている」
「知識として知っている」
「自分なりの考えを持ち実践している」
「習慣化できるようになる」
これって一見似ているんです。
同じ情報は知っているわけですから。
でも、大きく違うのは
情報を手に入れてからの行動量
自分のものにしているかどうか。世の中を見渡したときに圧倒的に多いのは「情報」は知っているという人です。本人は知っているからついつい分かっているつもりに陥りやすいというもの。
成功できる人というのは、自分の頭で一旦考えて自分のものにしていけるひとです。
ちなみにプロというのは、
その道について圧倒的な深い専門知識を持っているので沢山の情報量の中から、その人に合った「情報」を取捨選択できるのです。
そして多くの失敗も多くの成功も知っているからこそ何をしたら失敗するのか・・その線引きを知っている。
万が一失敗したとしても大丈夫よ!ここからこうすれば巻き返しできるからね!!
と手を差し伸べられるのです。
情報をどう操るかが今後に大きく影響を与えます。
情報を選別する力も必要だし、ビジネスをする上ではその溢れた情報の中で自分は何に対して「強い」のか。その視点も大事です。
自分が知っている情報は、ただの情報なのか、自分の知識なのか、知識止まりなのか、スキルにできているのか、習慣化できているのか・・・一度考えてみるのもいいですね。
株式会社ハイエンドコミュニケーション
代表取締役 高野睦子
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