「最近読んで面白かった本ありますか？」って聞かれるの機会が増えてきたんだけど、聞かれる側としては相手がどんな本を読みたいかによってオススメが変わるので、何系？って聞き返す。

でも自分から知り合いに「面白い本ある？」って聞くときは、どんなジャンルでもよくて、その人が面白いと思ったものを知りたいパターンが多いってことに気づいた。

ということで、最近友達から聞かれたときにおすすめしてる本を紹介します。

■宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

これからのリーダーとは？
カリスマ的にチームを引っ張っていく賢者風のリーダーシップよりも、愚者風のリーダーシップが求められる。具体例が宇宙兄弟を通じて書かれていて、漫画も入ってて読みやすい！

敵を作らない、WHYを共有する、周囲に頼る、そして人の心を揺さぶる「シェイカー」であれ、というのが愚者風リーダーシップ。そして人の夢を否定する「ドリームキラー」という存在に対峙するには、うまく聞き流せるようにすることも大事って書いてある。

全部一人でできる必要はなく、チームワークで助け合いながら進んでいくリーダーシップもあるんだよというのがわかる本。

■なぜ今、世界のビジネスリーダーは東洋思想を学ぶのか 史上最高のビジネス教養「老子」「論語」「禅」で激変する時代を生き残れ

みの編メンバーの書店員さんにおすすめされて読んだ本。
西洋と東洋の知の融合が求められているらしい。
今、世の中で起きている「七つのパラダイムシフト」がわかりやすく書いてある。

　1.「機械的数字論」から「人間的生命論」へ
　2.「結果主義」から「プロセス主義」へ
　3.「技術・能力偏重」から「人間性重視」へ
　4.「見える世界、データ主義」から「見えない世界、直感主義」へ
　5.「外側志向」から「内側志向」へ
　6.「細分化・専門化型アプローチ」から「包括的アプローチ」へ
　7.「自他分離・主観分離」から「自他非分離・主客非分離」へ

これ一つ一つのテーマごとに1冊本がありそうなんだけど、ふわっと概要をつかむにはちょうど良い1冊だと思う。ちょっとずつ聞きかじってたりすることがあるから、それを俯瞰できる感じ。

■ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命

アパレル業界でタブーとされていることを、実現していくメーカーの話。

メーカー社員にとっては共感できたり、痛いとこ突かれるなって思うポイント満載。熱量高く前に進み続ける、とってもアツい本。前にFBにも書いたけど改めて。

”猛スピードで失敗しよう。”
”下請けとして単純作業を繰り返していた「作業者」から、プライドを懸けてものづくりに挑む「クリエイター」へ。”

かっこよすぎる。2ページに1回ドッグイヤーつけて読みました。

日本製の製品を誇りをもって売る姿勢は、メーカーと売り手と顧客との関係性とか、自分の立ち位置とかを見直すきっかけになるなーと。ファンベースの考え方も入ってると思います。

・作り手の顔が見える
・モノやヒトにストーリーがある
・熱狂している
・全員が自分事化

このあたりがキーワード。

3冊とも読みやすい言葉で書かれていて、さらっと読むこともできるし、反芻することもできる良い本です。