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吃りそうだなと思った時の対処法

吃音症の人や人前でのスピーチが苦手な人は自分の喋りに対して過敏に評価をします。
自分はうまく話せない。
申し訳ない気持ちになり居た堪れなくなります。

なんで自分が話さないといけないんだ‥‥。他の人がやれよ!
心の中が騒がしくなります。

もし人前で話さないといけない場面になった場合は、もう覚悟を決めるしかありません。


やるしかない!

心を決めると迷いは消えやすくなります。

今回はここからの話をしますね。

うまく話さないといけないという自縛をどう解くかというところにかかってきます。

うまく話さないといけない。

どうしてあなたはうまく話せないんだと思いますか?

吃るから?

喋ることが好きじゃないから?

上手い話し方を知らないからです。

自分の中に理想とする話し方がないからうまく話せないのです。
プロ野球選手になりたいと思った時、自分の好きな選手のピッチングのフォームやバットの振り方を真似したりしますよね。
上手い人の真似は成長するのにとっておきの近道です。

上手いやり方を知ることで自分が進むべき道がわかります。

しかし、うまく話せないと思っている人の大半は、まずこの理想の喋り方が頭の中にないことが原因です。

ナレーターでもアナウンサーでも声優でもラジオパーソナリティでも落語家でも学校の先生でもお喋りのプロはいます。

この方たちの真似をせずどうやってうまくなりますか?

もう一つ。

この方達は全てのステージ、お仕事で完璧にしゃべっていると思いますか?

違いはここです。

誤魔化し方を知らない。

失敗ありきのお喋りの仕事ではどれだけ誤魔化しの引き出しを持っているかが鍵になります。

それってプロじゃないんじゃ‥‥。
と思うかもしれません。

確かに失敗ばかりする人はプロとは言えないかもしれない。

それでも自分の失敗を失敗のように見えない技術はやはり誰でもできることではありません。

吃りそうだなって思ったら

どう誤魔化そうかなって考えてみてください。


これは逃げでもなんでもありません。

あなたの技です。

深呼吸をする。
途中で違う音を発してみる。
手振り身振りをしてみる。
笑ってみる。

なんでも大丈夫です。

まずはたくさん試してみてください。

あなたは吃音のプロになります。


そしてやがておしゃべりのプロになります。

これを書いている私は自分の名前も言えないほどの吃音を持っていました。

誤魔化して誤魔化して誤魔化し続けた結果

今は何千人の前でMCができるようになりました。

本当に喋りたいのならたくさん経験してください。

大丈夫。
あなたならできる。

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