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2019ブルベの旅#3:春の西伊豆の山と海と名物うどん。330西東京200kmしおかつお達磨山

ブルベは旅をスポーツにしたようなものだと思っている。自転車という自由な乗り物で、自分の力だけで、距離とアップダウンを乗り越えながら、風景とグルメを楽しむのが、ブルベの醍醐味。今回はそんな楽しみが満載のコースの一つ、AJ西東京さんの200kmを走った。

獲得標高3606m(ガーミン)。序盤で達磨山から西伊豆スカイラインを越え、中盤から後半は西伊豆のアップダウン。ブルベ200kmで獲得標高2000mが山の多さの一つの目安なので、山大盛りコースではある。伊豆スカイラインと後半の土肥から先が補給注意のようだ。

前日三島で前泊。名物三島うなぎを桜屋さんで頂く。本当はうなぎは消化が悪くて走る前日には良くないのだが、名物だからしょうがない。

ブリーフィングと車検を終え、7:30に三島駅をスタート。前半100kmは伊豆の山を走り回る。まず南下して修善寺から温泉街を抜け、達磨山ヘ17km,5%を登る。

日本は山の国なので、山を走れるようになると美しい風景により多く出会える。ブルベの登りは疲労を貯めないよう、最大心拍数の80%で一定になるよう意識して、スルスル登る。踏み込まずに、サドルの前方に体重を移動して、体が左右にぶれないよう意識し、ペダルの12時から3時の間に真上から体を乗せて、チェーンの引きを意識して進む。時々ダンシングで体をほぐす。また私は山岳ブルベを走ることが多いので、リアのスプロケは11-30T(軽い)を使っている。

34kmの達磨山高原通過チェックで制限時間に1時間の貯金。登りメインのペースとしては悪くない。駿河湾を見下ろす絶景が待っていた。

ほとんど車のいない西伊豆スカイラインで今回最高地点の達磨山(928m)を越え、土肥峠(599m)にむけて一度下り、県道411で仁科峠(896m)を越えると、序盤の山場は終わり。県道59を西伊豆町に向けて下る。

そして西伊豆町の喜久屋食堂さんに狙い通り開店時間丁度に到着、今回のお目当て、しおかつおうどんを頂く。カツオを塩に漬け込んだ西伊豆の伝統的な保存食しおかつおをふりかけ状にしてうどんにかけた、汁なしまぜうどん。さっぱりして美味。

その後は「よくこんな道を見つけたな」としか思えない狭い山あいの道で田代峠(247m)を超え、もう一つ国道でピークを越えて南伊豆の106km地点PCに到着。ここで貯金は1.5時間。折り返して県道121で蛇石峠(352m)を超え、松崎へ戻る。全体に交通量の多い国道を避けてルートを引いてくれており、アップダウンは厳しいながらとても走りやすい。

そして後半は海。松崎から土肥まで海岸沿いに国道136を走る。左側はずうっと西伊豆の美しい海と火山活動で作られた美しい景観が広がる。

堂ヶ島

恋人岬

旅人岬

土肥を抜けると県道に入り、道幅が狭くなる。アップダウンの連続で厳しいが、車は少なくなり気持ちいい。刻々と色を変えていく海を楽しみながら走る。

残念ながら最後楽しみにしていた西伊豆の夕日は雨に降られてお預け。市街地に入ってから土砂降りの雨と渋滞で時間を食われ、認定時間11:11でゴール。

最後は三島駅前の京昌園で焼肉を食べて、新幹線で帰路へ。

山も海もグルメも満喫できる素晴らしいコースでした。来年もまた走ろう。AJ西東京さん、ありがとうございました。

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