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ブルベ初挑戦の年の記録

ブルベは楽しい。自転車の楽しみが飛躍的に広がる。手信号・夜間走行など安全な乗り方や、補給・修理など自己管理が身につく。旅が楽しい。自由。自然が好きになる。健康になる。スポーツエリートでなくて楽しめ、4年に一度の世界大会「パリ・ブレスト・パリ」出場や、「R10000」という世界表彰が狙える。「パリで4年に一度開かれる世界大会を走るのが目標なんだ」と言えるのはちょっと気持ちいい。

ここではブルベをこれから始める方の参考になるよう、私のブルベ初年度の記録をまとめておこうと思う。

ブルベを始めたときの自分の走力

ロードバイクを始めたのは2016年5月。当時はマラソンが趣味で、タイムはマラソンランナーの平均か少し速いくらいだった。

すぐにはまり、月600km-700kmくらい乗るようになった。通勤で往復30kmを10日くらい、週末に100kmのペース。ブルベの前のロングライドは、2016年9月の富士山ロングライド130km(獲得標高1176m)と2017年1月の美ら島センチュリーラン167km(獲得標高1818m)を完走した。2017年6月には富士ヒルに挑戦、95分でブロンズに届かず、という程度。

ブルベ初年度の記録

そうしているうちに、究極のロングライドとしてブルベというものがある事を知る。オダックス・ジャパンさんのサイトを読んでも、ネットで調べても、頭では理解できてもイメージがつかない。しかし、なんとなく自由な感じと、数百キロを走るという未知のチャレンジに惹かれ走ってみたら、あれよあれよとハマった。結果的に初年度は以下5本を走った。

AJ西東京 BRM408西東京200km(獲得標高2943m)
12:20(制限時間13:30)

AJ宇都宮 BRM429宇都宮400km(獲得標高2172m)
23:53(制限時間27時間)

AJ西東京 BRM520西東京300km(獲得標高2946m)
16:35(制限時間20時間)

ランドヌール宮城 BRM701宮城600km(獲得標高5303m)
37:42(制限時間40時間)

AJ広島  BRM1006須波1000km(獲得標高4476m)630kmでDNF(Do Not Finish, リタイヤ)。

目標にしていた、年間で200/300/400/600kmの四本を完走したランドヌールに与えられる「Super Randonner」を取得できた。

初年度学んだこと

ロード2年目、ブルベ初年度にしてはよく走ったかなと思う。600kmを自転車で走るなんて鉄人だけだと思っていたが、慣れれば驚くほど走れる。

超長距離は脚力以上に気持ちの問題が大きい。200kmのゴールの時は「もう1kmたりとも走れない」と思ったが、意外にさらに長い距離でも走れている。

そしてブルベは走力だけでは完走できない事も学んだ。リタイヤした1000kmは、走力不足以上に計画と補給の失敗だった。序盤の上りで時間を食い予定していた仮眠がほとんどとれず、さらに補給ミスで胃をやられて食事が取れなくなり、力尽きた。ブルベの奥深さを教えてもらった。

初年度でブルベの面白さにすっかりハマった。この時2019年のPBPを目指す事、2018年に1000kmのリベンジをやる事を決めた。

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