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IELTSの話 その3 Listening編 〜8.5を叩き出した私がやったこと〜

IELTSの話 その3です。
若干ドヤってるタイトルをつけましたがあまり期待しないでください。
今回はListeningとSpeakingについて書こうと思ったんですが、長くなってしまったのでListeningのみにします。
以前の記事はこちら。

Listeningでやったこと

Listeningの勉強でやったことは主に以下の3つです。

BBC Learning English

イギリスの公共放送BBCが提供している英語学習者向けのコンテンツです。
Web, YouTube, 携帯アプリと様々な媒体で視聴することができます。
アメリカだとVOA Learning Englishという同じようなサービスがありますがこちらは北米英語なのでイギリス英語のBBCを利用していました。
色々なレベルのコンテンツが視聴できますが Intermediate 〜 Upper IntermediateあたりがIELTS6以上を目指す人には向いていると思います。
視聴するといっても私は画面は見ずにシャドウイングをひたすらして聞き取れない箇所を正確に言えるようになるまで何度も繰り返し聞いていました。
中でも以下のコンテンツが特によかったです。

  • The English We Speak

The English We Speakは英語特有の表現や言い回しが紹介されています。
例えばsteal someone's thunderなどあまり馴染みのない表現がでてきます。 

If you 'steal someone’s thunder', you take the attention away from the other person, usually to your own advantage. It also means you get the praise for something someone else has done.

https://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/the-english-we-speak_2023/ep-230116

シャドウイングでListeningを鍛えるだけでなく英語独特の表現を身につけられてSpeakingでさらっと自然にこういう表現が言えるといいですね。

  • 6 Minute English

BBC Learning Englishで一番役に立ったコンテンツが6 Minute Englishです。様々なトピックについて6分間でディスカッションしています。

これの何がいいかというとトピックが「エコツーリズムはいいことなのか?悪いことなのか?」とか「人々はなぜ物事を先送りしてしまうのか?」とかいかにもIELTSのWritingやSpeakingで出題されそうな内容を扱っています。
Listeningの練習だけでなく6 Minute Englishの内容について自分なりの考えや意見を言えるようにしておくとWritingやSpeakingにも役立ちます

ちなみに上記の「先送りする」は英語でprocrastinateと言います。
私が3回受けたIELTSの中で一度Readingでprocrastinateを題材とした問題が出題されました。
ListeningやWriting, SpeakingだけでなくReadingも含め4技能全てに役立ってましたね、BBC Learning English恐るべし。
さすがBBC、教材としてとてもクオリティが高いと思います。

  • News Review

世界の時事問題について平易に解説してくれています。
これもシャドウイングしていました。

Daily Dictation

これはListeningに特化した教材でIELTSの公式問題集のListening Partを聞くことができ、一文一文を聞いてdictationするという練習ができます。

例えばこんな文章が出てきます。

but your school isn't able to arrange that this year.

https://dailydictation.com/exercises/ielts-listening/ielts-cambridge-16-test-1-part-2.517/listen-and-read

文字にするとなんてことのない文章でも私はどうしても文末の that this year が聞き取れませんでした。
その後答えを見て、おれは that this year すら聞き取れないのか・・・と椅子から転げ落ちました。
私の耳には that this year ではなく the CA としか聞こえず、あれ?これって航空会社の話だっけ?どこでそんなの出てきた?と置いてきぼりになり、何を言っているのか追いつけなくなってしまうListeningではあるあるの状態に私はよく陥ってました。

Youglish

そこで聞き取れなかった単語やリンキングをYouglishで何度も繰り返し聞きました。

聞き取れなかった音源を何度も聴くだけでなく、Youglishでいろんな人の言葉で定着させると耳の分解能が上がると思います。


と、色々勉強した結果、なんとListeningは6.0 → 6.0 → 8.5と大幅にスコアを伸ばすことができました。

ただ3回目はPart3の傾向が変わり、明らかに以前より簡単になってました。
これまでは登場人物2-3人の会話(主に学校の課題やプロジェクトに関するもの)を聞いて選択問題に答えるもので、私はかなり苦手にしていたのですが、登場人物の人数や内容はあまり変わらないものの図の中から回答を選ぶ形式になっていました。

私が受検した際は、足で漕いで水を汲み上げるポンプのような図があり、2人の学生の会話を聞き取り選択肢がそれぞれ装置のどのパーツにあたるか回答するというものだったのですが・・・。
いやPiston, Pedal, Bulbとかこれ問題聞かずとも見ればわかるやん、と。
IELTS特有のひっかけ?とビクビクしながら聞いてましたがただの簡単な問題だったようです。

この変更はかなり助かりましたが8.5というと40問中37or38問正解なのでPart3以外もほぼパーフェクトだったということで勉強の成果が出たのかな、と思ってます。

さて、長くなってしまったのでSpeakingは次の記事に回します〜。
最後までお読みいただきありがとうございました_(._.)_

サポートいただけましたら椅子から転げ落ちて喜びます。