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いざカナダ永住権 その1

この記事では私のカナダ永住権取得までの道のりを備忘も兼ねて綴っていきたいと思います。
こう書くともう永住権を取得したかのような口ぶりですが、本記事を執筆している現在(2023年7月21日)、永住権は取得できておりません。

後から思い出して書くのではなく、リアルタイムで発信した方が考えたことや感じたことが生々しくお伝えできるのではないかと思った次第です。
万が一取得できなかったとしても、それはそれでリアルな過程をお届けできるのではないかと。


現在のステータス

この記事を書いている時点のステータスはBC PNP(BC州の永住権推薦プログラム)の審査中です。
審査が通り次第、BC州のNominationを持ってExpress Entryに臨みます。

申請までの道のり

私がバンクーバーに来るまでの大体の流れはこちらをどうぞ。

カナダに来る前に、永住権の取得にあたり大まかにプランAとプランBの2つのプランを用意していました。
当初はBC PNPにapplyするのにWebエンジニアの職歴が2年必要だったため転職から丸2年経った後、カナダでビザをサポートしてくれる会社を探し、永住権申請を考えていました。これがプランA(私がメイン申請者)。
プランBは私の奥さんがカレッジ卒業後ポスグラで仕事を探し、永住権を申請するパターンです(奥さんがメイン申請者)。

カナダに来てからずっと日本の会社の正社員として働いていましたが、プランAを実行すべく2022年の11月くらいに来年2023年1月いっぱいで退職し、カナダで仕事を探すことを会社に伝えました。
実際に仕事を見つけていない段階で退職を宣言するのはかなりリスクではあったのですが、永住権を申請するにはどのみちカナダの会社で雇用されている必要があるので遅かれ早かれ通る道だと思い、本腰入れてこちらで仕事を探すことにしました。

で、会社に辞意を伝えところ、すんなり送り出してもらえず「永住権を目指しながら働き続けられる方法はないのか」と言われてしまいました。
そんなこと言われてもなぁと思いながらいろんな人に相談してみたところ「こんなやり方あるよ」と教えてもらったのが以下。

私がカナダで会社を探し、その会社に現在の日本の会社から業務委託してもらうという方法。
これなら私はカナダでWebエンジニアとしての職歴を作ることができるし、日本の会社も私に働き続けてもらうことができます。

在バンクーバーの日系会社で業務委託を受けてくれる会社も見つかり、かくしてカナダ企業に勤めながら日本語で働く環境になったのでした。

そして予定通り2023年2月から業務委託をはじめ、5月のゴールデンウィークくらいにはBC PNPにapplyの予定で準備を進めていました。当初は

「BC PNPだけで済むならBC PNPだけでいいじゃん、英語のスコアが低くてもポイント足りてるんだし(´ε` )」

と舐めきった考えでいました。
初めて受けたIELTSはCLB6で私のBC PNPのポイントは94だったのですが、当時のBC PNPのTech Drawは90ポイントでITA(Invitation To Apply)が貰えたのです。
ただ具体的に申請の手続きに入ろうとするとBC PNPのみだと審査時間が1年半から2年かかるというではないですか!
そんなに時間がかかるとは思ってなかったですよ。

1年半以上Work Permitをキープしながら業務委託を続けられる保証もないし、この時差生活をこれから最大2年も続けなくちゃいけないのか・・・!と絶望した私はExpress Entryも利用すべくIELTSの勉強をスタートしたのでした(Express EntryはCLB7以上じゃないと申請できない)。

IELTSについては以下の記事で詳しく書きました。

そして何よりも奥さんが現在妊娠中で2023年8月中旬に出産予定なのです。
9月より私が育休の取得を予定しているのですが、BC PNPの審査期間中に育休に入ってしまうとBC州から「きみ働いてないじゃん」と判断されてしまうため、育休に入る前にNominationをもらう必要があります

BC PNPの審査期間が3ヶ月程度ということなので9月までにBC PNPの審査を終わらせるためには5月中にITAをもらわなければいけません。
そんなわけでIELTSの受検から提出ドキュメントの収集・作成とバタバタ進めることになりました。

4月末で目標スコアに達し、WESも大急ぎで取得し5月下旬に取得、6月最初のTech Drawで99ポイントでITAをもらえました(結局1週間ちょっと間に合わなかった)。

いやね、もっと色々事前に調べろよ、というのはごもっともなんですが永住権申請は、実際やろうとしたらこうでした、と後から後から想定外の情報が出てくるのが多いんですよ。
BC PNPは2022年11月の変更で学歴査定にWESの提出は不要になったと聞いて、「あ、もうWESは不要なんだ」と思っていたらExpress Entryでは必要だったりとか、IELTSのスコアも足りてこれでapplyできる!と思ったら「カナダ人を雇用しようとしたけどどうしても集まらないので日本人を雇います」と証明するために2週間の求人掲載が必要だ、とか。

2023年4月30日 IELTSスコア取得
ここのドキュメント集める時間や求人掲載期間がもったいなかった・・・!
2023年6月2日 BC PNP申請
2023年6月6日 BC PNP ITA取得
2023年6月12日 BC PNP審査開始

早くBC PNPの審査通らないかなぁ。

サポートいただけましたら椅子から転げ落ちて喜びます。