見出し画像

たかが紐 されど紐 その1

皆さん、こんばんは

着付けについての少しマニアックな話ですが、今日は紐についてお話ししたいと思います。


着物に使う道具は色々ありますが、その中でもヒモというのも色々使います。

着付けで使うひもにはいろいろな目的のものがあり、
腰紐、胸紐、仮紐などなど、用途によって色々なものがあります。

ここではまず腰紐についてのお話をしたいと思います


腰紐とは

腰紐とは着物を着た時に腰につける紐のことです。

目的としては着物を腰の骨盤の上でしっかりと密着させ、着物をはだけさせないようにするものです。


腰紐の重要性とその理由3つ

着物を着るための道具の中でも、1番重要なものを選ぶならば、腰ひもです。

では、何でそんなに腰紐が重要なのでしょう?

理由は三つあります。


理由1 着崩れの原因になるから

これが崩れてしまうと全てが着崩れてしまうという原因になるからです。
逆に言えば、腰紐さえ最後にしっかりしておけば、後からある程度修正することはできます。


理由2 必要不可欠な道具だから

上級者になればなるほど、着付けに使う道具はどんどん減っていきます。

しかし、腰紐は必ず使います。

腰紐をどんなものを使うのかというのは、人によってまちまちですけれども、

使わないという人は、ほぼいないのではないのかなと思います。

ちなみに初心者ほどグッズを沢山使いますが、

上級者になれば腰ひも1本だけで気付けますという人も多くおられます。



理由3 着心地や出来栄えに大きく影響するから

せっかく着物を着るなら、楽に早く綺麗に切れることが望ましいですが、

腰紐1本でその出来栄えが大きく変わってきます。

具体的に言えば、

腰紐の一つで、その着心地がいいものになるか悪いものになるかが変わります。
腰紐が骨盤の上でゴロゴロしていれば、ずっと居心地が悪いまま着ることになりますし、スッキリさせればそれだけ快適に過ごせます。

また腰紐の種類や位置、使い方によって着付けの仕上がりが変わります。
場所が上や下にずれてしまえば、それだけ裾線がずれて、全体のバランスが崩れてしまいます。
着物に隠れている腰紐がうまく収まっていないと、着物の表面から段差が感じられてしまえば野暮ったい印象になります。


腰紐の意味合い、重要性について話してるだけで随分長くなってしまいました。

今日はここまでにします


次回は腰紐に使うべき紐の素材、長さ、厚み、それぞれのメリットデメリットについてお話ししたいと思います

それではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?